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その宴は虚無【 Hentai Party 】(Switch)

もう俺はHentaiに騙されんぞ

パーティ。小学生の頃はよく友人とマリオパーティやN64のたまごっちなどパーティゲームをよく遊んでいた、最近でも友人たちと「Gartic Phone」や「Ultimate Chicken Horse」などを遊んでいる。いつだってパーティゲームはその場を盛り上げる素晴らしいジャンルだ。

そしてSwitchのストアに蔓延るHentaiゲームたちにもパーティを名乗るゲームが現れた、その名は「Hentai Party」。
しかし俺はもう騙されんぞ。どうせ中身はいつものスライドパズルってオチだろう。

しかしストアのゲーム画像を見た瞬間、心が動いた。

こっこれはどう見ても音ゲー!ついにパズルゲーム以外もゲームも出るようになったのか!…一体どんな音楽で遊べるんだ。

気になる。気になりすぎる…買うしかないのか。

Hentaiゲームの新境地

そんな本作は「Hentai Girls」「Hentai World」「アニメパラダイス」「アニメガールズ」など優しいスライドパズルとHentaiゲーム開発に実績がある「RedDeer.Games」が販売開発した一本。今までこのメーカーで遊んだゲームはスライドパズルばかりだった所に突然音ゲーが現れたのだから気にならないわけがない。

ちなみに今までのRedDeer.Gamesのゲームについてはこちらに書いてます。

そんな本作はストアの説明文によると「ビジュアルノベル、音楽ゲーム、かくれんぼがミックスされたゲーム」とのこと、つまり三つものゲームジャンルが一度に楽しめるのだ。ある意味このジャンル盛り合わせはパーティゲームと呼んでも良いのかもしれない。もうHentaiゲームはパズルゲームばかりとは言えないな!ちなみに本作は一人プレイ専用ゲームだ。

簡単な猫探しと猫娘である「ネコミ」との会話を終えたら、大本命のネコミを喜ばせるための演奏(音ゲー)が始まる…ってもう2つのジャンルを消化したの?!3分も経ってないぞ!

かくれんぼ要素。ねこを探せ!3回見つけたらクリアだ。
ビジュアルノベル要素。このガタガタな日本語フォントを見ただけでお腹いっぱいになってきたぜ

これは音楽ゲーム…か?

そして始まる本作の目玉である音ゲーパートは、判定ラインにきたらタイミングよくボタンを押すだけのシンプルなもの。一見ダンスダンスレボリューション的な画面構成だが、遊んでみるとボタン配置が違うので凄く遊びにくい。(DDRは←↓↑→だが、本作では←↑→↓である。)

さらに音楽はさわやかなで当たり障りのないインスト音楽なのだが、譜面と音楽は一切シンクロしていないのでリズムもなにもあったもんじゃない。これはただ音楽を聴きながら、それとは一切関係しないボタンをタイミングよく押すだけのゲームだ。音ゲーじゃねえ…。
そしてスコアが上がると少しずつイラストの女の子が脱いでいくのだが、操作が忙しくてそれどころじゃない。

うまく押せたら音ゲーでは考えられない「ピロリーン」というSEが鳴る

難易度もヌルい上に、なんとも言えない音楽を聞きながら1ステージ3分とちょっと長い音ゲーもどきを遊んでくるとだんだん虚無感が襲ってくる。一体…俺は何を遊んでいるんだ。

コンボとスコアの表記があるからといって音ゲーであるとはかぎらない

そして途切れなく三曲遊ぶと突然ゲームは終了する。クリアしたのだ。
その後、特に会話シーンもなく、感謝のメッセージで終わってしまうとは。パーティとはこんなにもあっけないものだったのか…。まさか10分程度で終わってしまうとは。

あ…はい

今回はHentaiゲームに対して少し油断をしていたようだ。まさかスライドパズルを超える浅いゲームを出してくるとは…。
しかし悲しいことにSwitchにHentaiゲームある限り、自分は常に奴らから目が離せないのである。次は一体どんな凄まじいゲームを出してくるのだろうか…。


DATA

Hentai Party
発売 / 開発:RedDeer.Games
対応ハード:Switch
発売日:2023年11月2日
ジャンル:ビジュアルノベル、音楽ゲーム、かくれんぼ



映画鑑賞と積みゲーの資金となります…たぶん