見出し画像

無心になれる音楽パズル 【 ルミネス リマスター 】(Switch)

秋の夜長にルミネスを

秋。あんなに暑かった夏も嘘のように涼しくなると、毎年例の如く心が憂鬱になる。気温のせいか、気圧のせいか、季節の変化とは恐ろしいもので気分は上がらないし、今考えても解決しないことが頭を巡り、普通じゃ考えもしない不安が浮かび、ちょっとしたことで落ち込む。
こんな時は経験上即時に解決はできない。気分が多少晴れるまで時間の経過を待つしかない。そんな時ゲームが助けてくれることもある。
しかし普通のゲームじゃ思考の隙間に入り込んでくる邪魔者に対処はできない。ここは音楽パズル、「ルミネス リマスター」を遊ぼう。

もう20年近く前のゲームになるのね…。

ルミネスは、Rezやチャイルドオブエデン、テトリスエフェクトなどでご存じ水口哲也氏プロデュースの2004年にPSPで発売された音楽パズルゲーム。本作はSwitch等の次世代機に向けたリマスター版だ。ルールは落ちるブロックを操作し、同じ色のブロック4つで正方形を作り消していくシンプルな落ちものパズルゲームだ。
水口哲也氏のゲームだけあって音楽には特段のこだわりがあり、ステージにあたる「スキン」ごとに変化する背景、テクノにハウス、ヒップホップなど様々な音楽、そして操作することで奏でられる音の演奏感がやっぱり楽しく特徴的だ。

元が2004年のゲームなのでビジュアルや音楽に古臭さは感じるけど(当時は最先端で超かっこよかったんじゃ。)やっぱりMond Grosso等の大沢伸一楽曲は今聞いてもイカすね。

落ちものパズルというジャンルは対戦系が多いけれど、本作は一人プレイが主なゲームモードなので、一人黙々とブロックを消すことに集中できる。この適度な忙しさと緊張感、そして集中力が今まで頭を巡っていた無駄な雑念を消してくれる。
ぷよぷよのように難しい連鎖を組む必要もないので、消せそうなところに手当たり次第ブロックを落としまくるだけで良いのも嬉しい。音楽と背景との相乗効果で一度にたくさん消せると結構気持ちがいいぞ。

そして本作は一度のプレイが長時間遊べる設計にされているので、プレイに慣れたらいつのまにか30分とか経っていてることも普通だ。その頃には自分の心の落ち込みが若干薄れている気がしてくるぞ。
しかし集中しすぎると、まばたきを忘れてプレイしてしまって、目が乾いて別の理由で涙が流れてくるのは本作の副作用だ。

極悪デザインのステージ「MEGURO」!これに関しては慣れるしかない!

後半は結構手強く、ブロックの色や形もなかなか視認性が悪いものが出てくるので大変だが、最終ステージ信近エリの「Lights」が流れた時、曲の素晴らしさも相まって他のゲームにはない、開放感が味わえる。大変だった道のりのゴールとしては最高の終着点だね。

Lightsは歌詞もいいんだ。

僕はなんだかんだこのルミネスシリーズをずっと遊んでいる。落ち込んだ時、今考えても仕方がないことで悩んでいる時、ルミネスを遊べば少しは気分が楽になる。個人差はあるかるかもしれないけれど、
オススメのゲームです。よーし、集中して気分転換ができたら明日も頑張れる気がするぞ。


DATA

LUMINES REMASTERED (ルミネス リマスター)
発売:Enhance (PSP版販売:バンダイ)
開発:Resonair (PSP版開発:Q entertainment)
対応ハード:Switch、Xbox series X/S、PS4、Steam他
発売日:2018年6月26日
ジャンル:音楽パズル
公式HP:https://luminesremastered.com/ja/


他にもXbox360時代に登場した「ルミネス LIVE!」は現行のXbox series X/Sでも下位互換がされているので配信中で遊ぶことができる。こちらのほうがボリュームがあり、なおかつDLCを購入したら更に大量のスキンで遊ぶことができるのでおすすめです。

他にもPSPの続編「ルミネス2」やPS3の「ルミネスSupernova」スマホ版の「LUMINES パズル&ミュージック NEO」なども面白いですよ。
Vita版は遊んだことがないのでいつか遊びたいなぁ…。

この記事が参加している募集

全力で推したいゲーム

映画鑑賞と積みゲーの資金となります…たぶん