愚劣


思慮が浅い人間の特徴として
〝想像で物を語る〟
という特徴がある。

なったこともない性別、やったこともない経験に対して良し悪しを含め、様々なことをあたかもそれを熟知しているかのようにペラペラと述べる。

一見、自分にとってみれば、そうとしか考えられないことも実際に体験するとまるで違ったように感じられるなんて当たり前のことであるにも関わらず…。

これは体験したことのないことに対しても綺麗事や理想論を言い、善悪の規律を守ろうとすることとは違う。〈〝綺麗事〟という私の記事との関連〉
あたかもそれをわかっているかのようにそのものについて語る。
こう聞くとそんな人もいるなぁくらいに思うかもしれないが存外そのようなことは無意識的に自分も行ってしまう。

日常の取り留めのない会話ならまだ良いが、これが大切な話し合いや何かの決断や選別を迫られた際は話が変わってくる。
これはきっとこうだろうという想像だけで愚見を述べても話しは前に進まないどころか、相手からしたら迷惑極まりないだろう。

話し合いがまとまらない、前に進まない、といった根底にはさまざまな愚劣、愚鈍な言動がある。
今回のこの話もその一つであろう。


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