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数学月間(7/22-8/22)の暑い夏

7月22日に数学月間が始まりました.今年の数学月間もコロナの拡大でリモート開催です.この時期は毎年のことながら夏の暑い最中で,炎天下に教室に集まるのも砂漠を歩くようで頭がくらくらしたものです.リモートだと移動はないし,遠方からも気軽に参加できるメリットはありますが,参加者とお話がしにくいし,ましてや,見知らぬ参加者同士は一言も発せずただ集まっているという雰囲気でとても耐えがたいものです.
注)数学月間の期日は,22/7=3.14(π),22/8=2.17(e)に因みます.

今年2022年の数学月間初日の昨日7/22は,関孝和没後314年の3.14=22/7日にあたり,関孝和の記念碑建立を進めてこられた真島秀行氏(お茶の水女子大名誉教授)の講演がありました.関孝和について詳細に研究をされた真島氏の貴重な資料は,数学月間の会のウエブに公開する予定です.
7月22日を皮切りに,数学月間期間中に4つの講演がリモートで続きます.無料で非会員も参加できます.https://sgk2005.saloon.jpに参加登録場所があります.

数学月間の直近の3年間の講演はすべてリモート実施になってしまいました.集会ができたのはコロナ前の2019年の夏の数学月間までです.
2019年7月22日の数学月間の講演の1つは,「数学書として憲法を読む」秋葉忠利(前広島市長)氏の講演で,憲法を公理体系として読み改正不可条項を導くという話などです.都合に合わせた部分の改憲変更は憲法全体系の中で論理的にできないようになっています.数学は計算だけではありません.論理的な思考そのものが数学なのです.数学が嫌いとか生活に必要ないとか必修科目から外そうとか思っている人は大きな間違いです.計算技巧などはどうでもよいといえても,論理的な思考はすべての人間に必要です.私は因果関係が首尾一貫しない行動は嫌いです.論理的でない社会は成り立たないのですが,きちんと憲法遵守がなされない日本はすでに危ないようです.



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