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私が日本語教師になった理由と、評判の良い講座作りのヒント

前回は介護組合の監事になった理由についてお話しましたが、実は日本語教師になったのにも理由がございます。

長い長いプロフィール

介護組合の監事になった理由

日本語教師になろうと思ったのは、2019年11月・・・
監事を務める介護組合でも技能実習生の受入を始めるようなお話になったのと、法務省の告示校(日本語学校)になるためには、日本語教師が○名という決まりがあること。
であれば、自分が日本語教師になったら○名のうちの1名になればいいや!
くらい簡単に考えておりました笑

結論から申し上げると、

全然簡単じゃあありませんでした(+_+)

まず、法務省告示校・・・
この基準に興味のある人はあまりいないと思いますので割愛しますが、結構大変なのです。
しかも、2019年11月以降といえば、ほら・・・
世界的に蔓延した・・・

なので、外国からの生徒さんがなかなか・・・ね

で、日本語教師になるにはどうすればよいかですが・・・

私は日本語教師です!!!

と宣言すれば誰でも良いわけです。
30年くらい前にバックパッカーをやっていた時に、オーストラリアで日本語教えたことあったし、養成講座を受講すると決めたときも、本当にそれくらいのノリでした。

ではなぜ養成講座などを受講する必要があったのか・・・

これから先、日本語教師が国家資格になるとかどうとか色々なお話があるようで、その中に学歴とか、420時間の講座とか、試験とかが関係しているらしく、だったら普通免許と英検4級しかないけどやってみようかなと・・・

でもね、でもね、この420時間、本当に大変でした。
今はほとんどが動画やオンラインのようですが、私は当時「通学」を選んでしまったわけですよ。
週3日くらい行っていたと思います。

もちろん、科目試験が12教科くらいあった気がしますし、教育実習もありました。

同じように受講している皆様は、本気で日本語教師になりたいと思っている人がほとんどで・・・本気でというのは、日本語を教えたい人という意味なのですが、私のように、とりあえず日本語教師として頭数の1人になればいいや・・・などというモチベーションの人など、ほとんどいないわけです笑

私の通っていたクラスの9割が女性で、中には現役の専門学校教師や元教師の方もおられ、頭のデキもイマイチな私は、すごーく肩身の狭い思いをしておりました笑

でもね、皆が助けてくれて科目試験もクリア出来ました♪
たぶん、この30年ぐらいで一番勉強したんじゃないでしょうか笑

問題は教育実習です。
私が実習したのはインドネシア人とスリランカ人6名のクラス。

教育実習の前、いくつかの科目で「模擬授業」というのをやるのですが、その時はパワーポイントなどを活用して出来たのですが、私が実習した教室にはプロジェクターがなかったため、すべてアナログで、紙芝居みたいな教材を手作りでたくさん作りました。

45分の実習のための教案、教材つくりに何十時間かけたことか笑

しかも、実習の前の週に厳しいで有名な実習担当の先生からダメ出しをくらって、ほぼすべての教案、教材の作り直しもあり、この歳で不登校になりそうでした笑笑

不登校は冗談ですが、それだけやってもD判定とかもらうとガチで泣きそうになりましたし、本物の日本語教師になるつもりはなかったとはいえ、最後の方は自身のプライドというか、意地だけが支えでやりきりました。

もちろん、教育実習の時の仲間も色々教えてくれましたし、元気になる言葉も頂きました。

生徒さんの前での実習は全部で3回あって、2回目までの成績とダメ出しは散々たるものでしたので、最後くらいは評価なんかはどうでもいいと「自分らしさ」を前面に出した授業にしました。

自分らしさ→生徒さんが楽しんでくれる授業

な感じです。
私が30年前にオーストラリアの英語学校に行ったときに、どういう授業が楽しかったのかを思い出しながら・・・
当時、一番楽しかった、うれしかったのは、自分で考えて言った英語が

通じたとき

だったことを思い出して、生徒さんがそういう「喜び」を感じられる授業にしました。

最終的に
「はりーさんの授業、文法のことはあえて言わないようにするが、今までの授業の中で一番良かった」
と実習担当の先生から言ってもらえ、実際に成績も良い評価を頂くことが出来ました。

この時の仲間とは今でも交流があり、当時のことを話すと
「○○さんは、文法の教え方がうまかったよね!」
「○○さんは、教案のまとめ方がうまいよね」
「はりーさんは、一番盛り上がってましたよね!」

と言われます笑

その時の経験というのは、今でも生きていて、現在、補助金申請の養成講座とかをやっているのですが、こちらが「伝えた」で終わるのではなく、「伝わって、出来た」まで考えて講座を行うようにすることで、受講する方の評判もかなり良くなってきました。

やっぱり人生において、無駄なことってないですよね!

本日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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