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自分のSNSでいつしくじるか、ずっと計測中。

凶悪窃盗犯グループやリボ払い、醤油なめ太郎と並び、身近に潜むリスクのひとつがSNSです。

ツイッターにおける炎上は、黎明期こそ生ぬるい目で見てる人たちばかりだったし、ツイ消ししたって、タイムラインには見て見ぬ振りしてくれる武士の魂が漂っておりました。

が、今や書き込みひとつで職を失い人生を台無しにしてしまう、痴漢や万引きなどの犯罪に等しい殺傷力を持っています。

今回の投稿の趣旨は、別に「人生台無しなんてひどいじゃない!んもぉ」と、SNSに厳しい世間に反発したいわけじゃありません。

インターネット老人会のひとりとして「どうしてそういう危険物を晒しちゃうのかなあ」と不思議で仕方ないんです。

他人への誹謗中傷や、自分が言われたら鳥肌の立つような言葉を投げつけるとか、回転寿司の醤油さしを舐めたりするセンスが、まったく理解できないんですよね。

番組アカのハナシ

まあ「お前の投稿は公私ともにいつも危なっかしいだろ」と思われる貴兄も多いかとは思いますが、危険球ギリギリを狙って投げている気など毛頭ありません。

現在ネット荒野で自分がお気持ちを表明してるのはこちらのnoteと、ツイッター(俺アカと番組アカ)です。

番組アカは、昨年の夏までこのバカが無署名で発言していましたが、清水も積極的にツイートしたいということで、彼女にバカを伝染してはならないと、カッコ書きで署名することにしてます。

番組アカでは、僕は主に「ツッコミとユーモアとコミュニケーション()」部門を担当しています。
あくまで番組起点でオンエアに紐づく内容がほとんどなので、こちらでやらかす危険性はあまりないと思います。

俺アカも番宣ツール

一方の俺アカは「半官半民。都合のいい方で書く」がスタンスです。
これはよくある「※所属団体とは無関係です」ということわり書きが苦手というか、「無関係になれるわけがない」という諦観と疑念を表したものです。

「勤労の義務」が与えられている国民である以上、仕事を通じて得た知見は備えていて当然のことで、完全に職務と無関係に発せられる言葉などないだろうと思うんです。
だから「都合のいい方」で書くしかないのです。

ただ仕事というものはたいてい契約の塊であるため、明かせないハナシもふんだんにあります。
だから秘匿事項、他社を巻き込む未決事項、解禁前情報は死んでも踏みません。

逆に解禁済み案件に関しては、興味を持ってもらう意図でポジネガ両刀使いで書き込みます。

まあ幻滅する人もおらんやろと思いますが、ぶっちゃけ俺アカも、立派な番組宣伝ツールなのです。

番組アカとの違いは非常に明快です。
「担当番組を作っている人間の脳みそがどんなものか、お見せしよう」と一文字隼人をキメているにすぎません。

特撮ネタ、DTMネタ、イラスト、その他番組にとって、近日中に血となり汗となり汁となりそうなものは、それとなく散りばめています。

間違っても政治ネタ、支持政党、敵対団体、信仰宗教、殲滅すべき悪魔などについては書きません。
みくばんPのキャラにそんな要素は必要ないし、僕自身そういう生きるのに余計なものを絶っているからです。

俺アカと番組アカと仕事

最近俺アカのツイートから仕事に発展した例を挙げましょう。

  1. プライベートで札幌へ行き、18時間の滞在中に6食+スイーツ随時を俺アカからツイート。

  2. それを『らじみく通信』で話題にする。

  3. その後マジカルミライとSNOW MIKU見物で札幌へ向かった清水と斉藤初音が、現地グルメをオンエアで話した。

  4. 直後に名古屋でサンダーボルト公演があったので、BIGHEADさんの札幌グルメツイートをヒントに、清水が「らじみく飯」のタグを作り、番組アカでおすすめの名古屋メシを羅列した。

  5. その羅列から、ボカコレ投稿曲「みそみそうみゃあ」のAパートが生まれた。

最初から計算していたわけではないですが、俺アカのツイートは、常に「いつか番組に通じる」と思って投下しています。
ただし、プライベートの話は書いても、ガチのプライバシー案件は漏らしてはいません。

ふたつの禁忌

つい最近、とある大学施設の委託職員が、アイドルが入学してくるというニュースを引用し、個人アカから「職権濫用する時が来た」とのツイートを放ち、大学から契約を打ち切られる事案がありました。

この案件での問題は「所属している組織を考慮しない発言」であり「本人が直接聞いたら気持ち悪がるであろう戯言」であるわけです。

前者についてのリテラシーはそれなりに広まってるとは思うんですが、後者についてアタマから脱落してしまう哀れな人は結構多いです。

引用リツイートから捕獲されたり、検索で誰について語ってるのか特定されたり、他人が魚拓やキャプチャでピックアップしたりと、本人があっさりと見つけてしまうルートは無数にあります。

僕も制作時代に担当パーソナリティ、番組についてはありとあらゆるワードでエゴサしてたり、スタッフから「こいつ気持ち悪いです」と対処を求められたこともあります。

まあ対処と言っても、直接チョップを叩き込めば返り血を浴び火に油を注ぐ結果が見えてるので、たいていしれっとミュートを促した程度ですが、それでもなんかの弾みで「またこいつか」と再発見してしまうこともあります。

端的に書けば「身内(家庭・職場)の恥になること」「本人に面と向かって言えないこと」の2点は絶対書かないこと。
それを意識していれば、そんなツイートは自ずと放流できなくなるはずですが。

もし社会との軋轢を都合のいい動機にするなら「あなたが生まれ変わった時、綺麗な花になれれば素敵ですよね」と白目で言葉をかける他ありません。

セレブもなめ太郎も一緒

セレブ女優がiCloud経由で彼氏に送ったあられもないプライベート動画が全米総立ちの大ヒットムービーになったように、LINEで友だちに送った動画がローカル保存された挙げ句、無邪気に「オレのつれ、ヤバいwwww」とツイートされる時代です。

IPを通せばオナラひとつも全世界で晒される、と肝に銘じておくしかありません。

僕自身、もし今後も同じスタンスで良かれと思って投稿した文字があらぬ方面に炎上したら、その時は自分の感性を時代が認めなくなったと観念して撤退するしかないな、と覚悟しつつ投稿を続けております。
あと5年もてばいいんですけどね。

ラジオ局勤務の赤味噌原理主義者。シンセ 、テルミン 、特撮フィギュアなど、先入観たっぷりのバカ丸出しレビューを投下してます。