みくばんP

らじみくの中の人業。老人会系ボカロP。人懐っこいクソコラ師。 名古屋国のラジオ局で日夜…

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らじみくの中の人業。老人会系ボカロP。人懐っこいクソコラ師。 名古屋国のラジオ局で日夜炭を焼きながら、雑感を発作的に書きます。 得意な楽器はテルミン(2024年2月現在)。 なお投稿については半官半民。都合の良い方で書いています。いちいち考えるな。

マガジン

  • らじみく界隈

    担当番組『RADIO MIKU』界隈のハナシを書いてる好事家向けマガジン

  • イラスト描いてみた

    2021年以降、音楽よりもクソコラよりもイラストを描くことが増えてきました。 主に『RADIO MIKU』(らじみく)の番組バナー向けですが、なんとなくバリエーションが増えてきたので、過去エントリーをまとめてマガジンにしてみました。

  • シンセサイザー界隈

    シンセサイザーだったりグルーヴボックスだったりレビューだったり考察だったり

  • 音楽作ってるマガジン

    はてなブログの転載。 ちょっとお小遣いを貯めればなんとかなるシンセを語るお題目。

  • 霊感雑感第六感

最近の記事

「初音ミク花火」行ってきた

昨日(4/26)横浜市山下埠頭で開催されたイベント「初音ミク Happy 16th Birthday 『Music & Fire Works』- Time Capsule -」へ行ってきました。 このイベントはタイトル通り、2007年8月31日に発売されたバーチャルシンガー『初音ミク』の16周年を記念した、花火とドローンアートによる野外イベントです。 そもそもなぜ「16周年」が記念なのかというと、初音ミクの数少ないキャラクター設定が「16歳」で、ようやく実年齢に合致したか

    • ダギャー概論

      2022年の11月、夢で清水藍が登場したんですが、その様子は決してロマンチックなものではなく、どちらかと言えば「悪夢」の類でした。 その姿もリアルプロポーションではなく、まるでミクダヨーさんのようないでたちだったのです。 ガバッと起きた僕は、iPadのメモに描き起こし、それを基に着色しました。 これが「ダギャー」の成立です。 これを描いた時、正直面白いのかどうか判断に迷ったんですが、数日かけて100いいねが付いたので「ああ、それなりに面白いのか」とようやくわかったので

      • Roland SYSTEM-1のハナシ

        2014年3月、RolandのAIRAシリーズが発表されました。 もう10年経つんだなあ。 当時の状況としては、日本3大メーカーの一角KORGが、5千円程度で買えるモノフォニック・アナログシンセmonotron(2010年)を皮切りに、リズム音源+シーケンサー搭載のアナログ・グルーヴボックスmonotribe(2011年)を発表、さらにMS-20をミニサイズで完全復刻させ(2013年)、話題を独占していました。 さらにソフトウェアシンセで知られていたArturiaがアナロ

        • また歳をとったけど。

          4月20日、55歳になりました。 厨房の頃は55歳なんて相当な爺さんというイメージでしたけど、なんか皮膚は弱くなってじんましんなのかミミズ腫れして痒いし、立ってると腿が痛いから電車乗るとすぐに空席を探すし、白髪を抜いてたら毛髪そのものが薄くなって禿しく後悔するし、あんかけスパゲティの1.5倍は胃にもたれるし、レストランバイキングも3皿目はキツいしついついカレーライスなんか食べちゃうと2皿でもなかなか厳しいんだけどどうしてバイキングにカレーがあるとついつい食べちゃうのか不思議

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        記事

          アクション作詞術

          「術」とは書いたものの、「オレの脳には手術が必要だ」みたいな内容なので、別に「上達の極意」とか「マル得情報」ではありません。 学生の頃、曲を作って売るバイトで小銭を稼いでたんですけど、自分で作りたい曲を量産するわけではなく、「いかに作れるジャンルを増やせるか」を自ら確認する作業でもありました。 そのうち舞台音楽も3つほどやらせてもらったんですが、具体的に「ギリシャ音楽っぽく」「ミュージカルみたいに」とオーダーを受けるようになりました。 資料としてCDを買い込んで聴きまく

          アクション作詞術

          一部記事有料化の理由

          最近一部記事を有料化しております。 これ、別にお金に困ってるわけではなくて、いやもっとお金は欲しいんだけど、そういう狙いではありません。 有料化した記事は、僕のXアカウントで告知をポストしており、これをリポストすることで、全文無料でお読みいただけます。 なんと優しいんだオレは。 有料化した理由を書いておきます。 ちょっと前から「スキ」された直後に、その人がした「スキ」をチェックすると、僕の記事が10番目、20番目にあったりすることが増えました。 明確に「あ、こいつ読

          一部記事有料化の理由

          AIアナウンサーはヒトを追い出すのか

          なんでもかんでもAIな昨今ですが、テキストを入れればそれなりの人工音声で読んでくれるエンジンは、2000年代にはフリーウエアとして存在していました。 ぶっちゃけ日本語を入れても使えない代物ではありましたが、そのうち技術の進歩でなんか出てくるかな、とは思いました。 その後テン年代に入り、Googleがスピーチサービスを始めたりと、そこそこ一般化し始めました。 今でもたまに使いますが「コエステ」というアプリも、もともと2018年に東芝が発表したもので(現在は株式会社エーアイに

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          AIアナウンサーはヒトを追い出すのか

          『ふてほど』観て考えたこと

          こないだ最終回を迎えた、今期最も話題となったドラマ。 端的に言って、本当に面白かったです。 2日半で9話 実を言うと、観始めたのはつい一週間前のこと。 ネットニュースで話題になっていたのは知ってましたが、実はそれほどクドカン作品に思い入れがなかったんですね。 なので「観られたら観る」程度に考えてました。 先日急に『半沢直樹』(2020年版)を観たくなって、U-NEXTに入り直していました。 で、こないだの日曜夜に「あ、全話(その時点で9話)あるじゃん」と、入浴して寝付く

          『ふてほど』観て考えたこと

          Roland GALAXIASをS-1で鳴らす。

          もうタイトルが全てですけどね。 特に深い考察とかありませんので念のため。 僕がPCでDAWを本格的に使い始めたのは3年前、51歳の時。 親父の享年と同じですよ。 とにかく無類の面倒くさがりで、寝ながら操作できないとダメなんですね。 15年ほど前まで、音楽制作のメイン機種はKORGのオールインワンシンセTRITONでした。 制作部に異動して、生活リズムが不規則になつてからは、ゴロ寝で使えるニンテンドーDSやiPhoneアプリでの作曲が増え、3年前にボカロPを始めてからはPC

          Roland GALAXIASをS-1で鳴らす。

          【玄人向け】ポッドキャストへの楽観と現実

          先月下旬、radikoアプリからポッドキャストが聴けるようになりました。 ユーザーにとってみると、いつでも好きな番組が好き放題聴けるので、良いことなんでしょう。 しかし、恥を忍んでぶっちゃけてしまうと、僕自身ポッドキャストにはあまり良い印象がないんですね。 いくつか理由を書いておきます。 その1)著作権・著作隣接権 まず、ポッドキャストはオンエア通りでないことがほとんどです。 というのも、日本においては放送で使用した著作物を効率よく使用できないからです。

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          【玄人向け】ポッドキャストへの楽観と現実

          シンセ歴42年目で知ったHPFの魅力

          シンセサイザーを始めて42年目に突入してしまいました。ぎゃあ。 実は最近になって、ようやくHPF(ハイパスフィルター)というパラメータの面白さを知ったので、恥を忍びつつシンセ遍歴とともに顛末を書き殴ってみます。 Roland SH-101 アナログシンセの特徴としてよく語られる、「ミヨミヨ」とか「ビヨーン」などの擬音で表現されるサウンドは、たいてい低周波を通して高周波を削るLPF(ローパスフィルター)のパラメータ、カットオフとレゾナンスの組み合わせによるものです。 フィ

          シンセ歴42年目で知ったHPFの魅力

          僕たちは何のプロフェッショナルなのか。

          放送業界から著名社員が退社することについて、立て続けに記事が出ています。 普段めったにテレビを観ないものだから、こういう人たちにどのくらい才能があるのか、正直よくわかっていません。 そんなテレビ離れしたボンクラから見て、脚本家やドラマの演出、ITツールを駆使した映像表現ができる人なら、映画やサブスクサービスといった活躍の場は、ぼんやりと想像できます。 一方で人気芸人をアサインするタイプのバラエティ番組のプロデューサーにとって、結局放送局が最も稼げて、仕事も続けられるメデ

          僕たちは何のプロフェッショナルなのか。

          ボカコレ七転八倒超凸急(追記あり)

          毎度お騒がせしております。たいして騒がれてもいないですが。 『ボカコレ2024冬』到来、またまた新作投稿です。 今回は作詞と作曲、ミクV4Xを除く調声、アレンジとミックス、動画編集と書き出し、投稿を担当しております。 上記の責任の一切合切はアテクシにあり、それ以外の責任は何もかも清水藍のものとご認識いただけますと幸いです。 ルーキー気分からの卒業 僕が『ボカコレ』楽曲制作に関わったのは、2022秋の3曲目「積み木のマーチ」のアレンジから。 音楽のプロではない3人だけで曲

          ボカコレ七転八倒超凸急(追記あり)

          時代の空気を読まないのか、読めないのか問題。

          お世話になってるから紹介したいのにいつも肩書に迷ってしまう境治さんが、東洋経済オンラインでこのような記事を公開されていました。 境さんは放送業界の最新状況についての記事をあれこれ書かれており、拙者も取材を受けたことがあり、その後も2度ほど壇上に招いていただいてます。 大いに同意することもあれば、無論逆のこともありますが、都内の専門部署にいないと知り得ない「いまこんなことになっている」という情報をわかりやすく伝えられており、記事にはよく目を通させていただいています。 上掲

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          時代の空気を読まないのか、読めないのか問題。

          作り手目線のボカロ曲の楽しさ

          いよいよ『ボカコレ2024冬』も間近というところで、曲がすっかり仕上がったので、清水藍からの調声済みミクさんとビジュアルが届くのを「マダァ?チンチン」と待ち構えているアテクシです。 この1年を振り返ると、ボカコレの開催月が変わったり、『1枚絵動画投稿祭』があったおかげで、投稿祭向けに4曲も書くことになりました。 「みそみそうみゃあ」を作り始めたのが昨年2月12日で、新曲ができたのがちょうど1年後の2月11日ですからね。 ずいぶん前のことのような気もしますけど、我ながらよ

          作り手目線のボカロ曲の楽しさ

          【愚痴】中間管理職と創作の両立

          管理職になって2年満たないんですけど、やっぱりアレですよ、物足りないというか、やりきれないんですね。 いちおう創作仕事も継続してるものの、前ほど全然集中できないんですよ。 もともと喋りながらセルフブレストして、そこで浮かんだアイディアに向かって手を動かしていくタイプだったんですね。 拙くても、ちゃんと意義のある仕事が作れる自負があったわけです。 ところが会議と会議の間だったり、自分ひとりで完結できない案件を抱えながらスタジオに入っても、集中できないから喋ってもブレストに発

          【愚痴】中間管理職と創作の両立