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Roland GALAXIASをS-1で鳴らす。

もうタイトルが全てですけどね。
特に深い考察とかありませんので念のため。

僕がPCでDAWを本格的に使い始めたのは3年前、51歳の時。
親父の享年と同じですよ。
とにかく無類の面倒くさがりで、寝ながら操作できないとダメなんですね。

15年ほど前まで、音楽制作のメイン機種はKORGのオールインワンシンセTRITONでした。
制作部に異動して、生活リズムが不規則になつてからは、ゴロ寝で使えるニンテンドーDSやiPhoneアプリでの作曲が増え、3年前にボカロPを始めてからはPCとiPadを半々ずつ、という状況です。

また、シンセでの音作りは今もってPCでしていません。
どんなに優れたプラグインシンセがあろうと、マウスやパッドでの操作が苦手で、Roland MC-101で作り込んだ音をCubaseやStudioOneでミックスするという程度でした。

そんな折、RolandからMC-101とも互換性のあるソフトシンセZenologyがリリースされ、さらに昨年秋には同社のプラグイン(もしくはPLUG-OUT)シンセをアサインできるプラットフォーム、GALAXIASがリリースされたのです。

以前はシンセを鳴らすためだけにStudioOneを立ち上げ、プラグインシンセを1台ずつチャンネルにアサインしましたが、結構これが面倒くさいんですよ。
GALAXIASはスタンドアロンで使えるし、1シーンに4台までアサインできるので、特に作曲するわけじゃないけど、シンセで遊びたいという時は頻繁に使用しています。

そして昨年入手したSH-4dはノブの数も多く、MIDI LEARNでプラグインシンセを実機のように鳴らせるので、重宝しています。
もちろんSH自体すごくいいシンセではありますが。

SH-4dでSYSTEM-8を鳴らす

で、SH-4dほどノブはないものの、AIRA COMPACTのS-1なら、もっと気楽に使えそうだと思い、繋いでみました。

実はMIDIコンとして有能

実はSH-4dには段階的な切り替えノブが結構多いため、MIDI LEARNで使えるパラメータ数ならS-1も引けを取りません。

JUPITER-4はVCOの構成がシンプルなので、S-1との相性も良かったです。
ちなみにJUPITER-8だとVCOのパラメータ数は多いものの、S-1のShiftで動くノブを厳選すれば、さほど不自由さは感じません。

ちなみにENVが2基あるのは如何ともしがたく、GALAXIASのマクロ・コントローラーを使って、S-1のENVノブでどちらも同じ値で動くように設定しました。

JUPITER-4を鳴らす

僕がオリジナルのSH-101を入手した頃は、JUPITER-8もJUPITER-4も現行商品で、憧れのシンセでした。
その末裔にあたるS-1でJUPITERを操作するのは、シンセ老人会の一員としてこみあげるものがあります。

そしてJUNO-106は、もともとSH-101の構成に近いため、前述のENV2基問題とエフェクト周り以外、ほぼ全てのパラメータがアサインできました。
まあ、実機のJUNOはもともとENV1基なので、その意味ではリアルですけど。

JUNO-106を鳴らす

意外だったのはポルタメントタイムのアマウントもMIDI LEARNできたこと。
S-1側のポルタメント操作に追随してくれるので、ほぼストレスを感じないのがありがたいところ。

そもそもS-1自体ACB音源ですが、個人的にいい音が鳴るならリアルアナログかどうかは気にしないので、この手軽さがもっと広まればいいのにな、と思っています。

ラジオ局勤務の赤味噌原理主義者。シンセ 、テルミン 、特撮フィギュアなど、先入観たっぷりのバカ丸出しレビューを投下してます。