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4/3 日記

ここ数日、ドラゴンボールのアニメを見返している。
きっかけはもちろん、原作者・鳥山明の訃報だ。


僕がドラゴンボールにハマったのは、確か小学2年生の頃だったと思う。
その頃仲の良かったある友達の家に、ドラゴンボールのアーケードゲームのカードや、Xboxのドラゴンボールのゲームがあったのだ。それ目当てで彼の家によく遊びに行った。
これが僕とドラゴンボールの出会いだった。

それから一年位はドラゴンボールにかなり夢中だったと思う。近所のスーパーに買い物に行くたびに、一回100円のアーケードゲームをチマチマと遊ぶ。また、ちょうどこの頃はドラゴンボール改(過去のドラゴンボールアニメの再編集版)が日曜の朝に放送されており、毎週欠かさず見ていたものだ。そして、悟空やベジータに影響されて、やれ修行ごっこ、やれ戦いごっこと家の中で暴れ回っては、母を困らせたものである。


少年時代それだけ親しんだドラゴンボールだから、それだけ思い入れもある。
鳥山明の訃報を機に、改めてドラゴンボールを観てみると、やっぱり面白い。

はっきりいって、物語自体は同じことの繰り返しだ。
悟空達の前に強敵が現れ、一度敗北し、修行して最後は勝つ。これがひたすらつづく。

では、何がドラゴンボールという作品を幅広い世代で人気たらしめているのか。
それは作品に登場するキャラクター達の魅力ではないだろうか。
悟空やベジータ、悟飯などの主要キャラから、ギニュー特戦隊、16号、ミスターサタンなど脇役に至るまで、あらゆるキャラクターが個性的で、存在感を持っている。
物語のためにキャラクターがいるのではない。
キャラクターによって物語が動く。
という表現がしっくりくるのがドラゴンボールだ。


コミックやアニメに物語の整合性を重視する傾向が、最近は特に顕著だと感じる。
ただ、僕としてはコミックやアニメは、第一に面白いもの、楽しいものであって欲しい。 
思い出補正もあるにせよ、ドラゴンボールは僕にとってそういう楽しさをくれる作品だ。

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