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カウンセリングれぽ(EMDR編)-⑤

カウンセリングは集中力をすごく使うんだなと思ったのが、れぽ⑤で一番感じたことだった。
負荷を緩めてもらったものの、そして自分へのご褒美に、カウンセリングの日だけは売店で売っているチョコ系の菓子パンを食べてもOKということにしているものの、そんなことは関係ないとばかりに、帰宅後、疲れる。

それでもこの回は記念すべき回だと言える。
5回目にしてはじめて、EMDRの施術が行われたからだ。
わたしは親との関係が良くないので、そこのトラウマをなんとかできればよかったのだけど、希死念慮との兼ね合いから今はちょっと難しい。
そういうわけで、人間関係や社会との折り合い的なことでトラウマ化してしまった”小さめの出来事”をまず解消していく方向にした。
(とはいえ、この方針は6回目でブレるので、わたしの精神状況があんまり安定してないのかもしれない)

また、ストレスやフラッシュバックに対抗するための方法もあるらしく、
そのことについても教えてもらった。
安心する場所を思い浮かべて、そこがどんな場所か、照明の色は、温度は、どんな思い出があったか、どんな人と出会ったか…と記憶を鮮明にしながら、ゆっくりと動く指(EMDRの場合は速い)を目で追いかける。
思いだしながら目で追うという動作が思いのほか難しいのだけど、何度かやると慣れてきて、最初は誰もいなかったスペースに、その場所で知り合った大切な人たちが現れる。不思議な体験だったけど、友達がいるって安心するんだね。あったかくなった。

それで……れぽ⑤はリアルで一か月以上前のことだけど、それを加味しても不思議なのが、この時何を話したかの記憶があんまりないこと。
EMDRをするために嫌だったことや親関係とは別に、頻繁にフラッシュバックするようなことをリスト化して、それについてEMDRをしたはずなんだけど……
今はまだ、この「思いだせない」がいいことだとも悪いことだとも言えない。思いだせないだけあって、それそのものはフラッシュバックを起こしてないし、不安定にもなっていないけれど、
6回目では前述のようにブレてしまうという形になっているので、今の時点でいいか悪いかのジャッジをするのは、来年の話をすれば鬼が笑うというようなことなのだろう。

ただ、固着して(わたし)固執したものが不思議な作用によって消え、ここ数日はいろいろなことを受け入れて手放しはじめているというのは事実なので、この事実を認めて、これからどうなるか観察していきたいと思う。


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