はちどり

発達障害(ASD)と二次障害。一人称はわたしも、ジェンダーはクィア。 闘病するなかで、…

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発達障害(ASD)と二次障害。一人称はわたしも、ジェンダーはクィア。 闘病するなかで、気付いたこと、知れた情報がたくさんありました。 それらの情報や当事者の声を網羅的に書いているメディアはほとんどなかったため、それなら、とnoteをはじめました。 よろしくお願いします。

マガジン

  • ご家族様向けnote記事私選

    突然にご家族が精神疾患になってしまった。突然に支援者になってしまった。そんな方へ向けて、noteで公開されている記事を、著者の目線でピックアップしました。療養生活のマガジンにも重複した記事がありますが、意図的なものですのでご了承ください。

  • 当事者のこえ(体験談・闘病記)

    「当事者のこえ」を「希死念慮/自殺」カテゴリと「体験から学んだこと/闘病記」カテゴリに分けることにしました。辛く敏感な時でも比較的読みやすいかと・・・

  • 当事者のこえ(自殺未遂/希死念慮)

    精神疾患当事者の心境を上手く表現された記事たちを、著者の目線で集めています。

  • EMDRレポートまとめ

    トラウマ治療のためのカウンセリング・EMDRの記録をまとめています。

  • 療養生活の役に立つ記事たち(福祉制度含む)

    精神疾患の治療の際に役に立つこと、知りたかった制度や支援の情報などが書かれたエントリについてまとめています。

最近の記事

  • 固定された記事

死ぬ怖さと生きる苦しさ——Abema Prime 自殺ほう助回の文字起こし

2022年10月17日放送のAbema Prime”また自殺ほう助か SNSで「死にたい」どう救う?”の回にてMCを務めた、「NPO法人あなたのいばしょ」代表の大空幸星(おおぞら・こうき)さんが番組の最後に、まとめとして以下のようなお話をされていました。これがとても印象的で、苦しい人たちの気持ちを上手く代弁されていたので、当該部分を文字起こししてみることにしました。もし、著作権などの関係で問題がある、と判断された関係者の方がいらっしゃいましたら、コメントでお知らせいただけます

    • 死にたいときには死にたいっていうことにしてるからここでも書く。 楽しく話せたあとにひとりに帰った瞬間。たまらなくむなしくて死にたくなる。 特に最近みたく睡眠も安定しなくなって、いつちゃんと寝れるかなって思うと。眠れずに横になるだけじゃ何も満たされない。

      • 送風機の音が落ち着く人っていません? 寝れない夜はずーっとホット&クールの前に座ってぼーっとしてるんですが。こういうのって病気由来なのか特性由来なのか知りたい。

        • カウンセリングれぽ(EMDR編)-⑥

          前回の終わりはこのようになっていて、つまり読み手的には、これを機にトラウマがどんどんと解消されていくような期待を覚えるはずだが、 (というか書いていて自分でもそう思った) 治療というのは、おそらく身体的なものも含めて、予測がつかなく時には牛歩を強いられるもので。 起き抜けのフラッシュバックがないのなら、比較的楽に生きられるはずだが、なぜだかそうでもなく、慢性的に疲れていたり、自傷の衝動が強く出てしまい、あの独特な不快感情につきまとわれてしまった。 眠りも不規則になって、死に

        • 固定された記事

        死ぬ怖さと生きる苦しさ——Abema Prime 自殺ほう助回の文字起こし

        • 死にたいときには死にたいっていうことにしてるからここでも書く。 楽しく話せたあとにひとりに帰った瞬間。たまらなくむなしくて死にたくなる。 特に最近みたく睡眠も安定しなくなって、いつちゃんと寝れるかなって思うと。眠れずに横になるだけじゃ何も満たされない。

        • 送風機の音が落ち着く人っていません? 寝れない夜はずーっとホット&クールの前に座ってぼーっとしてるんですが。こういうのって病気由来なのか特性由来なのか知りたい。

        • カウンセリングれぽ(EMDR編)-⑥

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          カウンセリングれぽ(EMDR編)-⑤

          カウンセリングは集中力をすごく使うんだなと思ったのが、れぽ⑤で一番感じたことだった。 負荷を緩めてもらったものの、そして自分へのご褒美に、カウンセリングの日だけは売店で売っているチョコ系の菓子パンを食べてもOKということにしているものの、そんなことは関係ないとばかりに、帰宅後、疲れる。 それでもこの回は記念すべき回だと言える。 5回目にしてはじめて、EMDRの施術が行われたからだ。 わたしは親との関係が良くないので、そこのトラウマをなんとかできればよかったのだけど、希死念慮

          カウンセリングれぽ(EMDR編)-⑤

          「夜が明ける」に見る、ストレスの段階——文学と希死念慮①

          「夜が明ける」は、西加奈子さんによる、若者の貧困・過重労働・虐待を描いた名作だ。決して救いのない物語ではないのだけど、かなりシリアスなストーリーなので、重すぎて読めなかったなどの声もちらほら見かける。 しかしこれは、貧困の属性を継ぎはぎして必要以上に重くしたコラージュではなくて、ほんとうにリアルな苦しみを表現しているのだ。 今回は、メインの登場人物のうち、詳細が詳しく書かれている、「俺」について言及していきたい。 ネタバレになってしまうが、「俺」はパワーハラスメントを毎日受

          「夜が明ける」に見る、ストレスの段階——文学と希死念慮①

          なにをやっても大きくは改善しない日々に付き合うのも疲れてきた。 疲れたよねーまじで終わりたい。 希死念慮の記事がまだ書き終えてないから、それだけは完成させたいけど。。。

          なにをやっても大きくは改善しない日々に付き合うのも疲れてきた。 疲れたよねーまじで終わりたい。 希死念慮の記事がまだ書き終えてないから、それだけは完成させたいけど。。。

          カウンセリングれぽ(EMDR編)-④

          いまだにれぽ②が遅くなってしまった余波を受けている、れぽ④です。 前回は虐待のこと、トラウマのことについて少し述べたけれど、 今回はタイトルがひっくり返りかねないことを言わねばと思う。 れぽ②で希死念慮が強くなってしまったせいで、実は、EMDRをまだ一度も行って(おこなって)いない。 これは、希死念慮やわたしの未遂の遍歴などを説明したからというのもあるだろうし、おそらくだけど発達障害者(うろ覚え。ASDだけだったか…?)の極端さゆえに、自傷・自殺行動に入ることを危惧していた

          カウンセリングれぽ(EMDR編)-④

          カウンセリングれぽ(EMDR編)-③

          れぽ②の投稿がかなり遅くなってしまったおかげで、スマホには3回目の内容を残しながら、noteには2回目の内容を入力しているという変な事態が発生してしまった。 まだれぽ内で言及していなかったけれど、生育歴を話したところ、PTSD(それも複雑な部類の)に該当するだろうと判断された(カウンセラーは医師ではないので診断はされていないが) これはわたしの特性でもあり、あまりよくない部分なのだけど、自分の症状や体調のヤバさにあまり気付けないので、いつものごとく自分はそこまで悪くないだろ

          カウンセリングれぽ(EMDR編)-③

          カウンセリングれぽ(EMDR編)-②

          寒波などのため、12月はずいぶん希死念慮が強まった。 そのためにしばらくお休みをいただいていて、二回目のEMDRは1月も後半のXX日。ずいぶんと間が空いてしまった。 初回のEMDRに関しては割と楽しく雑談できた(内容はちゃんと自分の過去についてなのだけど)といった感想で、体調こそ悪くなったものの、それは主に天候の影響といった感じだった。 なので今回も雑談様方式でスタートし、カウンセラーさんが気になった箇所を掘り下げていく。その手法は派手でないけれど、思いだしたことをつらつ

          カウンセリングれぽ(EMDR編)-②

          街に出ては泣いたので

          体調とか気圧とか、いろいろ関係するしほんとうのところはわからない。けど、ふと音楽を聴きながら街を歩いていたら、この曲の途中でぽろぽろ泣いてた。街なのに。 恥ずかしい。でも、代弁してくれて嬉しかった。 ずっと勝手に親近感を覚えてきた、わたしと同じASDのラッパーの楽曲です。 you'll be somebody、タイトルが素敵だなと思います。よかったら聴いてみてください。あなたの応援歌になれるといいな。

          街に出ては泣いたので

          カウンセリングれぽ(EMDR編)-①

          12月X日、わたしは初めてのEMDRを受けることになった。 治療を受ける病院(かかりつけでない別の病院)にはEMDRを希望ということで予約を入れて行ったのだけど、まず初回に簡単な面談を終えて、EMDR適用可の判断が必要とのことだった。 入院時に検討していたこともあって、紹介状も用意していたし、おおよその金額や段取りも聞いていたから、未知の不安というのもなかった。 おまけに(初回の)カウンセラーさんは物腰の柔らかい人で、丁寧に聞き取りをしてくれたから、(自分なりにカウンセリング

          カウンセリングれぽ(EMDR編)-①

          今年一年、お世話になりました。感謝の気持ちと挨拶の記事

          読者のみなさま、note編集部のみなさま、 今年一年大変お世話になりました。 あっという間に一年も終わり…という文言はまったく好きではないのですが、夏には入院があり、それが終わって間もなくカウンセリングが始まり、そのために振り返りのノートを付け、他科受診も……とこなしていると時間が足りませんでしたので、認めたくなくとも、あっという間だったのかもしれません。 ほんとうは、もっと下書きに収めてある記事を推敲して、コンスタントに公開したかったのですが(アイデアをまとめただけのも

          今年一年、お世話になりました。感謝の気持ちと挨拶の記事

          今は休めていて希死念慮でてないけど、クリスマスに死にたくなるのわかるなあとおもって、ニュースを見てしみじみして、なんとも言えない気持ちになる

          今は休めていて希死念慮でてないけど、クリスマスに死にたくなるのわかるなあとおもって、ニュースを見てしみじみして、なんとも言えない気持ちになる

          遺書ではない(はず)

          縋るものはない。 祈れる神だっていないし、助けてくれる人も医療従事者以外はいない。 自分を助けるために必要だったのは、あるいは結果的に自分を助けてきたのは、自身の努力のみだけだった。 羨ましかった。 純度100%の、ネガティヴな感情で。 病識のない人とか、医療従事者につらくあたる人とかを羨ましく思っていた。 それでいて頼る人を持ってる患者さんのことも。 正直にいえば、病気のこともろくに知らないし、薬の効能も飲み合わせも調べないくせにって思っていた。 学生時代の健康な友達は

          遺書ではない(はず)

          カウンセリングに行ってきた。次回から本格的に始まるらしい。遅筆だけど、カウンセリング行ってきたレポなど書けるといいな。思い出して苦しくなるの確定してるけど、ようやくトラウマにアクセスできると、嬉しい気持ちでいっぱい。ある意味死にに行くようなものかも。あの日の気持ちに割と似てる。

          カウンセリングに行ってきた。次回から本格的に始まるらしい。遅筆だけど、カウンセリング行ってきたレポなど書けるといいな。思い出して苦しくなるの確定してるけど、ようやくトラウマにアクセスできると、嬉しい気持ちでいっぱい。ある意味死にに行くようなものかも。あの日の気持ちに割と似てる。