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私を育ててくれたもの④           SFアニメ「スーパージェッター」

現在放送中の朝ドラでは、空飛ぶ自動車を開発中だ。
空飛ぶ自動車といえば、SFアニメ「スーパージェッター」の流星号が思い浮かぶ。アニメの正式なタイトルは「未来からきた少年 スーパージェッター」だったらしい。スーパージェッターは30世紀からやってきて、ドラえもんの22世紀よりもさらに先の未来からだった。
当時の子どもたちは流星号がタイムマシンだということも知っていた。
ジェッターが腕時計にむかって「流星号、応答せよ、流星号!」と通信すると、流星号がすぐに飛んできた。
だからきっと、50代~60代はスマートウォッチを見るとジェッターの姿を思い出すんじゃないかな(笑)。それに朝ドラで空飛ぶ自動車を動かすリモコンが「鉄人28号」のリモコンみたいだと私は内心で思いながら見ている。

私は流星号を実際に目にしたことがある。嘘じゃないんだよ(笑)。
それは2000年頃の池袋のサンシャインシティだった。どこだったか忘れてしまったけれど、ある自動車メーカーが流星号をモデルにしてレプリカをつくったのだ。それを私は家族と見に行った。もちろん、空は飛ばないし、動いてもいなかったけど、流星号の姿を見るだけでワクワクした。

私の幼少期には「鉄腕アトム」「鉄人28号」「エイトマン」、そして「スーパージェッター」、さらに「宇宙少年ソラン」「宇宙エース」「遊星少年パピー」とSFアニメが続いていた。
1969年7月16日、アポロ11号が月面着陸した日の朝早く、私はテレビを見ろと母に起こされた。小学生になっていたのに、私はまだSFと現実の区別がついていなかったようで、「なんで月に行ったぐらいで大騒ぎをしているの?」と思ったのだった。
私は「鉄腕アトム」を見たときから、人類は本当に宇宙に行っていて、人工衛星に簡単に行き来していると思いこんでいたのだった。
ちなみに私のあこがれは「スーパージェッター」に登場する新聞記者のかおるさんだった。


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