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大学4年生の春。私が最近感じていること。

春から大学4年生の私は、今まさに就職活動真っ只中である。多くの人と出会い、話す楽しさを感じながら、自身の本当に目指すキャリアが見つからず苦悩している。感じたことを感じたままに記して、残しておきたくてnoteを使ってみることにした。

1.自己分析という言葉

就職活動が始まってすぐ「自己分析」という言葉を耳にする機会が増えた。面白い言葉だなとなんとなく感じた。私は自分自身のことは自分しかわからないと思うタイプだが、分析し始めると"自分"が全然わからなくなった。試しに自己分析ツールとか性格診断などをやってみたが、得られた結果に並ぶのは漠然とした言葉ばかり。積極的ってなんだろう?リーダーシップって数値化できるのか?KJ法の軸に学生を振り分けるように2軸のみで判断されている気がして、気分が悪くなった。
しかし、エントリーシートを書いていく度に自己分析の必要性がわかってきた。きっと自己分析は、自分の続けられる仕事と自分を知って必要としてくれる企業を見つけるために行うのである。面接でうまく喋れるようになるために自己分析をするのではないし、面接のための自己分析はつまらないと思った。

2.デザイナーの価値の低さを痛感。

就職活動の中で日本ではまだクリエイターの価値が低いことを幾度となく痛感させられた。ある企業の会社説明会では、デザイナーを新卒で採用しておらず、その理由を聞くと「中途採用の人の方がスキルがあるからだ」と仰っていた。説明会では新たな時代の先駆けとなるべく、デザイン的な思考を取り入れーー、などと言っていたにも関わらず、デザイナーをただの技術者として扱っていることに憤りを感じた。
また、知人も同じような経験をしていたため、デザイナーは、制作スキルのみを持っている人だと勘違いしている人が社会にはたくさんいることを知った。
私自身も学内活動で他学部の学生と関わったときにデザインの価値について考えたことがあった。その活動では、想像を絶する短期間で写真や素材も与えられず、コンセプトも曖昧なままフライヤーやロゴマークをつくる機会が幾度となくあった。その時は、この経験が自身のスキルアップに繋がるよ!と言われ、デザイナーとしての名前が公表されることもなく、デザインフィーなどももらえなかった。学生としてスキルアップになるというのは一理あり、断じて間違ってはいない。しかし、学生ならデザインフィー無しで働かせていいという命題が真となることはおかしいと思う。クリエイターとして物を生み出している以上、対価を要求する権利があるはずである。依頼している側からすると、仕事を与えてあげてるんだから、つべこべ言わずに早くやれ!ということなんだろう。

現代の日本の社会構造を見ても、上記の例とあまり差はないように感じる。デザイナーは、営業職の方がいて初めて仕事がもらえるというスタンスで仕事をすることが多い。デザイナー=下請けの制作会社というイメージが強いことも問題だと感じている。
クリエイティブに対する価値が低い日本でいかにその価値を上げることができるか、ということも自身のキャリアに大きな影響を与えている。

3.下手の横好きではデザイナーになれない?

私はデザイナーとして表現を探求することが大好きである。触れるカタチあるものが好きな私はプロダクトデザインを専攻している。しかし、新しいコト好きの私は、新しいデザインスキルを身につけたくなってしまい、興味のある分野全てにチャレンジして多くの作品を作ってきた。展示の空間構成、UIデザイン、ブランディング、タイポグラフィなどが挙げられる。しかし、周囲の学生と比較したとき、私には圧倒的に審美眼が足りていない。とにかく造形の美しさに対して疎く、良いものも数多くみても吸収が遅い。仲の良い方からは「努力しても審美眼が培われないのなら、早い段階でデザインの道を志すのをやめたほうがいい」と言われてしまうほどである。非常に悔しかった。反骨精神で絶対デザイナーになってやろうと思い、就職活動も職種を"デザイナー"に絞っている。
その理由は単純明解で、どれだけ下手でも私自身がデザインに関わることが大好きだからである。

4.私の目指すUXデザイナーと、現実との葛藤

そんな私は昔から人前に立って新しいことを始めるのが好きだったこともあり、大学ではプロジェクトを立ち上げることが度々あった。予算組みや役割分担、スケジューリングなどから実施までに一貫して関わって、仲間とともに創り上げる感覚が楽しくて仕方なかった。展示の際にお客さんとデザインについて話し合ったり、子供たちと遊んだり、同じ空間で同じ体験を共有しているからこそ生まれる笑顔に喜びを感じずにはいられなかった。もちろん苦悩した分、達成感もあったが、それ以上に展示に来て、作品に触れて、帰るときに「楽しかった!よかった!私も頑張ろっと!」と言ってくれる人たちを見て、こうやってデザインを通じて人と関わる仕事がしていきたい、と本気で考えていた。

上記のような性質の私は、デザイナーとして多ジャンルのクリエイティブに関わりながらプランナーとして新しいことへの挑戦を続けられる環境で働きたいと考えている。しかし、応募要項に書かれている職種にはなかなか当てはまらない。プロダクトデザイナー、グラフィックデザイナー、UIデザイナー、企画職など…。

そんなときにUXデザインと出会った。体験のデザインというジャンルは私のやりたいことと完璧にマッチしている。しかし調べて出てくるUXデザイナーはほとんどwebやアプリケーションのデザイナーを指している。単純に不思議だった。それは私が「体験を通じることで問題を解決すること」がUXデザインだと考えていたためである。
私のUXの概念で行くと料理を作るシェフはお腹が空いているという問題を美味しい料理を提供することで解決している立派なUXデザイナーであり、カッコいいロックバンドは生活に疲れ潰れそうな人たちの弱った心の拠り所となるような曲を作り続けている。立派なUXデザイナーである。人を笑顔にする仕事は全てUXデザインなのではないかと考えていた。
調べていくとどうもそうではないと知り、私に適する職業探しは、また振り出しに戻ってしまった。
しかし、人を笑顔にする体験が作りたい!という想いは止まない。今は新しいことにスピード感を持って挑める場ということでITベンチャーのUXデザイナーを多く見ているが、本当にその方向の企業で自分の思うようなことに携われるのか、わからないし、きっと想いを伝えたところで内定はもらえない。熱量のあるビジョンが遠すぎて、目先のビジョンが漠然としすぎているからだ。

就職活動が解禁されて早1ヶ月。自身の理想のキャリアを模索していく先に明るい未来は待っているのだろうか?

#大学生 #就活 #就職活動 #企画 #デザイン #UX #悩み

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