依怙贔屓の作り方

店が全てのお客様を平等に扱うというのは幻想です。

お客様の「レベル」による依怙贔屓はありますし、
それを悪いことだとは思いません。

ではこの「依怙贔屓」どのように仕組み化すればいいでしょうか?

店が考える「上客 と 一般客」の違いはなんでしょうか?
・来客の頻度?
・1回の客単価の高さ?
・スタッフとの親密度?
・ペルソナ的な人物?
・有名人かどうか?

「上客」を定義するのは面倒ですので、ここでは「感覚で」とします。

では、店が上客と決めた方への「依怙贔屓」は、
具体的にどーいったサービスがあるでしょう?

イメージしやすいのは「いい席/予約の取りやすさ」です。
これは店によって仕組み化を出来る/出来ないがあります。

一番の王道は「ウェルカムドリンクのサービス」です。
返報性も期待できますから、
GIVEを早く提供すれば、その後の展開に活かされます。
ここで重要なことは、
スタッフから「店からです」と必ず伝えること。
恩着せがましいですが、これをしないと依怙贔屓したことが
伝わらないままで終わります。

次は「大盛り」や「追加サービス」です。
これは相手次第ですし、求めていないケースもあります。

「他より早めに」という事例もありました。
でも優先されたお客様がかえって恐縮してしますので、微妙です。

弊店では「食後」に注目をしています。
イタリアンには「食後酒」というフェーズがありますので、
ここで依怙贔屓をします。
大半のお客様が「食後酒」を知らないので、
無料サービスで「機会損失」になることもありませんし、
新たな楽しみもご提案できるので、お喜び頂けます。
お酒の苦手なお客様には「デザート」や「コーヒー」を無料提供してます。

・お客様のレベル階層の設定(Lv.1〜3)
・各レベルに対する提供サービスの違い(何をgiveするのか)

いわば飛行機のビジネス/ファーストといった依怙贔屓を
飲食にも導入する考えは、新たな着眼点に繋がるでしょう。

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