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マツの木の王子~読書記録416~

マツの木の王子 キャロル・ジェイムズ 猪熊葉子訳

マツの林のまん中で一本だけ伸びるシラカバ。マツの王さま、王妃さまをはじめマツたちは皆、冷たくあしらいますが、マツの王子だけはしだいに美しく育つこのシラカバの少女に惹かれていき…。強く優しい恋物語。

まさにファンタジーと言った作品だ。松の木と白樺の木の擬人化。
まるで人の心があるかのような繊細さ。

聖心女子大学名誉教授である猪熊葉子先生の翻訳がまたよい。名作は翻訳で更に生きるのだ。
純粋な気持ちを教えてもらったような。そんな1冊であった。



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