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ネトウヨとパヨク~読書記録308~

2019年 物江潤による著書。 

「すべて中韓の陰謀だ」「いや諸悪の根源は現政権だ」――無知に気付かず、自らの正義を疑わず、対話を拒否し、ひたすら他者を攻撃する。ネット上で日常的な光景となった罵り合いの主役が、ネトウヨとパヨクだ。時に世論をも動かす彼らの影響は、今や中高生にまで及びつつある。眩暈のするようなおかしな論理や、無尽蔵のエネルギーはどこから生まれるのか。行動原理や心理を読み解き、建設的な議論への道を探る。

物江潤(ものえじゅん)
1985年、福島県喜多方市生まれ。早稲田大学理工学部社会環境工学科卒業。中学校で器械体操に明け暮れた後、近所の高校に進学。受験情報が乏しい田舎であったため、家庭で普及しつつあったネットだけを頼りに受験勉強を進める。当時、玉石混合のネット情報を漁った経験が、後の著述活動で役立つことになる。
2008年、大学卒業後に東北電力株式会社に入社。有給未消化のまま2011年2月末付けで退社した約10日後に東日本大震災が起こり、同年4月から公益財団法人松下政経塾に入塾。原発稼働以外の発言が許されず致命的なミスを犯した東電内部や、原発推進/反対に分断し議論が成立しなかった日本社会を見て、「議論」と「対話」の必要性を痛感し自身のテーマとする。
政経塾には4年間在籍。前半の2年間は政治・経営・経済・社会問題等について幅広く学び、後半の2年間は福島県いわき市に拠点を置き、被災地で生じている問題について調査。その成果を処女作『聞き歩き福島ノート』(近未来社)として出版する。
2015年、福島県で学習塾を開業。中高生に勉強を教える傍ら、不登校児や障がいを抱えた生徒を受け入れサポートを始める。
2017年、『だから、2020年大学入試改革は失敗する』(共栄書房)を出版。同書で記した欠陥が問題視されていき、2019年12月に改革は事実上頓挫する。
2019年、『ネトウヨとパヨク』(新潮新書)を出版。「議論」や「対話」が不能になってしまうネット社会について考察し各メディアで取り上げられる。
2020年、東日本豪雨で住居を失い避難生活をした体験や新型コロナにより休塾をした経験をヒントとし『空気が支配する国』(新潮新書)を出版。日本社会における空気との向き合い方について論述。
2021年、『入試改革はなぜ狂って見えるか』(ちくま新書)を出版。幾度となく改革が失敗に終わる根本的な理由を考察するとともに、今後の教育は国がトップダウン的に命令するのではなく、各現場が主導すべきだと主張。


ネットの普及により日本人は変わったなと思うのが私の個人的な意見だ。
現実では何も言えない人がネットだとかなり強くなれるのだ。
職場では仲間がいないから何も言えない人が、ネットでは「桜井誠を都知事に!」だの言っているのだ。

かつて、私は政治アカウントの方から「貴方はTwitterには向いていない」と言われたことがあった。
たいていの人は、なんらかのグループに入り、右なら右の意見だけ言う。例えば、安倍総理は間違いを犯したことがない!などの主張。杉田水脈が伊藤さんを笑いものにしたのは正しいのだ、などなど。
いや。伊藤さんがレイプされたかは個人の問題なので本当なのかは両者にしかわからないが、枕営業だの何だのと言って笑いものにするのは違うと思う。
左にしても、やはり良い面もあれば悪い面もある。
そう、極論すぎるのだ。皆さん。

Twitterでは少し呟くと同じような考えの方と相互フォローになり、考えが偏ってしまう気がしてならないのだ。短い文の応答でツリーが繋がるし、それは、ある種の陶酔状態に陥る気もしてならない。
海何とかさん、、なども何故にあれほど人気があるのかわからない。
だからこそ、独りでじっくりと考え、ブログや動画にあげる方がいいのだと思う。
といいつつも、かなり偏った内容で、「寄附してー」みたいな事ばかりのYou tubeもあるが。

私が常日頃感じていた事を書いてくれた書であると思う。

尚、KAZUYA氏の動画で内容は大体わかる。



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