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わが子をAIの奴隷にしないために~読書記録413~

わが子をAIの奴隷にしないために 竹内薫 2019年

2045年、人工知能(AI)は人類を超える――そのとき現出するのは『ターミネーター』のディストピアか、『鉄腕アトム』の未来か? あなたは、あなたの子や孫は、あなたの会社は、AIの奴隷となる運命なのか? 日本随一の科学ナビゲーター竹内薫がプログラマーだった過去を告白しつつ、意外な予想図と対処法、そして我々の生き残り戦略を指し示す。わが子と日本の未来を悲観し、絶望する前に読むべき一冊。

プログラミングよりも 大事なことがある! 未来を生き延びる、たったひとつの冴えたやり方とは――
●インターネットの支配者はグーグルでもアマゾンでもない
●「会社員」がデフォルトの時代は終わる
●残る職業と、消える職業を見抜け
●日本語だけじゃダメ!
●プログラミングより強力な武器はある

竹内薫先生の優秀さを改めて知った書であった。
この本で初めて知ったのが、アカマイ・テクノロジー株式会社だ。

アカマイ・テクノロジーズ(英: Akamai Technologies, Inc., NASDAQ: AKAM)は、コンテンツデリバリネットワーク(CDN)事業、クラウドセキュリティー事業を提供する、アメリカ合衆国の企業。数学理論(グラフ理論等)を取り入れたシステムを武器としている。アカマイ社は、MITの応用数学教授トム・レイトン(英語版)らが中心になって1998年に設立された。世界最大手のコンテンツデリバリネットワーク(CDN)事業者であり、世界130カ国以上に分散するサーバ群によって、地球規模の負荷分散サービスとクラウドセキュリティーサービスを事業者に提供している。会社名は「賢い」を意味するハワイ語に由来する。本社はマサチューセッツ州ケンブリッジ、マサチューセッツ工科大学(MIT)の目の前に存在する。報告書「インターネットの現状」を四半期ごとに発表しており、各国の通信状況などについて統計を取っている。
世界随一とも言われる高速ネットワークを有しており、「誰も知らないインターネット上最大の会社」と呼ばれている。

インターネットの大手と言うと、マイクロソフトやGoogleを思い浮かべるのだが、実は、こちらの会社はインターネットそのものを支配しているらしいのだ。

1999年が株価は最高のような気もするのだが・・・

眼鏡のミキでお馴染みの会社。
創業者は、代々続く神官の家なのだとか。

そんな情報を知り、ほおおおお!と思うと同時に、これはもしや、予言書?とも思えたのだ。
この本が書かれたのは2019年。そして、翌年、コロナ禍により、日本全国でオンライン授業に在宅ワークにと。
飲食業やら小売店、特に書店が経営難に陥る一方で、Google、Amazonなどの在宅向けの企業は株が上がったのだ。
これらの特徴は、AIを駆使していることだ。


例えば、ここに出したもの。これは私が意図して作成したものではなく、GooglePhotoアプリで既に出来上がっていたのだ。
時刻と現在地をスマホに情報として登録している人は殆どだろう。

Amazonなどでも、買い物情報から、お勧め情報が上がるのが何とも・・・
横浜市立図書館でも今年の1月より、貸出履歴が登録されることとなった。
これは、他の人に個人情報がいかないか?と心配している人もいたのだ。

上の旅の記録。私のように認知症気味のお婆さんには有難いのだが、寧ろ、自分で覚えようとする気が失せてしまうような気もするのだ。
某少年革命家のセリフではないが、
「九九なんか電卓があるから覚えなくてええんや。漢字も検索機能を使えばええねん。外国語だってスマホで翻訳できるで」
の時代なのだろうか。
だが、この某少年革命家の考えは間違っている、と個人的には思う。
本当にわからなかった時に頼るという感覚にして、知ったら自分の頭にしっかりとインプットしないとならない。
あの客は、こういうふうに勧めたら物を買ってくれる。
こんな風にAIの奴隷にならない為に考えようと思うのであった。


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