真言宗豊山派王禅寺。川崎市麻生区にある寺院だ。
元々は、東急花御朱印巡りの1つである柿生琴平神社がすぐ近くにあり、うちの実家と同じ真言宗豊山派だから行きやすいかな、程度の認識でパソコンのマップを見ていた。
東急花御朱印巡りのパンフレットによると、たまプラーザ駅より東急バスでとの事であった。
しかあし！
なんやねん！東急のたまプラーザ駅。バス乗り場がわかりにくいし。
もしかして、ここって小田急線のが便利な場所じゃないのかな。
しかも、川崎市なので、当然、川崎市営バスが走る。小田急バスの方が本数は多い。
あれ？小田急線の柿生駅から歩けるよ。
などと、ブツブツ言いながら、もうこの坂。と、文句が止まらない私の目の前にいたのが桜を見る会。じゃなくて、花見をする猫だった。

目の前の王禅寺公園には、早くも桜が咲いていたのだ。ベンチに座り、桜を見る猫。

この子の名前はソルちゃん。お寺の猫なんだよ、と、ベンチにいた男性が教えてくれた。
その男性に王禅寺さんの門を教えてもらい（バス停が違うと門も表門にならないようで）、後に従った。檀家さんらしく、ソルちゃんがとても慣れていた。

こちらの門から入ったのだ。

本堂には、こんな張り紙があった。

住職夫人に話を伺うと、人間が大好きでよく公園に行き、ナデナデして貰っているとの事だった。

こちらは、お寺の中にいた空海ちゃん。（名前、勝手につけました。すいません！）
他にも黒い猫がいるようで兄妹なのだとか。お寺に捨てられた子を大切に面倒をみている住職夫人は優しい。

昔からお寺って、犬や猫を棄てる場だったのかもしれないな、などと思うのであった。

こちらの黒猫の尻尾は、まん丸尻尾。他の子達もだとか。
ネズミを捕りそうだな。こんな山の中のお寺では絶対に必要な猫だ。

ブーブー文句を言っていたが、数匹の猫によって機嫌の直った私であった。
ああ、来て良かった。

山寺や　早咲きの花　猫魅入り

川崎市麻生区王禅寺528－1
小田急線の駅からバスか柿生駅から徒歩がお勧めです。
本数が多い。