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ながら生活

ひょんなことからボランティアスタッフになった保護猫施設。
そこから脱走した猫の捜索チームが結成され、何故か私もメンバーとなっていた。
多分、他の人よりも昼間は暇だからだろう。

猫の捜索チームリーダーの方。実に有能だ!!何でも完璧に出来る。
そして、素晴らしいなと思うのは、他の方への指示が的確なのだ。
自分が中心になり動き、時間の都合で出来ない場合お任せだが。その人が出来る事をパッと見抜ける。そして、出来ない人を責めないのだ。
まさに、理想の上司!
私なんぞは監視カメラのチェックなんぞ聞いてもわからないもんで、そちらは頼まれなかった。ホッ。

主にポスターを近隣に貼る、近くの人に聴き込み。その他に指示された仕事がポスターのラミネート加工だ。

ラミネート加工は、出来上がった物を掲示板で見ることは多かった。仕事場では加工された物が貼ってある。
だが、その機械を見たのは初めてだったのだ。


こんな感じでセットしたらラミネート加工される。
フィルムに糊がついていて、熱でうんたらかんたら・・・・

だが、しかあし!
機械を壊すのが得意な私。
機械の中に紙を詰まらせてしまったのだ。
どうしよう・・・でもって、この保護猫施設の事務作業をする部屋。
私のスマホが格安シムだからなのか、ネットが繋がらない。
外に出て、検索も電話もせねばならん。

えっと、教えてYahoo!によると、ドライバーでネジを回して分解して、詰まった紙を取り出す、とな。

戻ったものの、えっと、老眼が酷く。ネジが見えない・・・
ああ、ゴールデンウイークのありがたさよ。
息子のバイト先は問屋さんなのでカレンダー通り。学校も。
家でゴロゴロの彼に電話する。

「今、るる(3月に来たばかりの猫)と遊んでるからあ」

るるちゃん


「お母さん、困ってるの。早く来てよおお」
「もういい!弁償するううう。新しく機械買うわ」
なんて会話の後、来てくれた息子。


簡単に直してくれたのだ。もう針の穴に糸を通すのも息子がいないと出来ないし、困った老眼婆さん。他のボランティアスタッフさんも助けてくれた。役立たず婆さんです。はい。
松原泰道先生が90歳を過ぎた後は、老眼で目がよく見えないと言っていたのを想い出すのであった。

ところで、この機械。
パウチされるのをじっと待つのみ。
数枚なら良いのだが、何十枚もあったのだ。ううううむ。テレビもないし、私のスマホだとネットが繋がらない、お腹は空くし。
ということで、軽いものであるから、機械一式とポスターを自宅に持ち帰り、リビングで作業。


ご飯を食べて、お茶を飲んで、テレビを観て、ネットをして、と。
ついでに言うと、お茶碗を洗いに流しに。
そんなこんなで、楽しく作業が終了。
究極のながら人間だ。

若い子がテレビは録画したのを早送り、スマホしながら会話している、食事はスマホしながら、なんていうのを「集中力がないなあ」と少し批判していたが、なんやねん!自分もやないかい。
今や、時間が足りないーーー!と言う人が増えているのかもしれない。


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