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あの日々を超えたい

僕の今まで幸せだった思い出を振り返った時、間違いなく大学生の頃にガムシャラになって毎日10kmを走っていた頃を思い出します。
家族に見守られ、雨の日でも雪の日でも走り続けてきた日々。
大学の授業から帰ってきて、夕日が弥彦山に隠れる時間帯。ちょうど走り終えると仕事を終えた母の車が自宅に停まっていた日々のこと。
今でも思い出すと1番の青春だったなって、涙が出てきそうになります。

正直言うと、あの日々にたまに戻りたくなる時があります。理想を掲げて頑張っている自分が本当に大好きでした。社会人になり仕事が始まり、思う様に走ることができない日々が続きました。朝も早く帰宅するのも遅い中、中々外に走りに行く一歩が本当に重く継続する事ができませんでした。たまに10kmを走れば足を怪我して、全治1ヶ月。本当に自分が情けなかったです。

今思えば、あの頃なぜそこまでガムシャラになって走ることができたのでしょうか。
きっとまだ何者にもなれていない自分に無限の可能性を感じていたのでしょうか。
まず言えるのは、UVERworldのTAKUYA∞さんが走っていなければ、僕はきっとここまで走っていません。彼の人柄に憧れて、懐の深さをリスペクトして「僕もああなりたい。」という一心の思いで走り続けられてきたんだと思います。それがいつの日か、僕の走りが誰かのためになればと思うようになり、少しずつ走ることに対しての価値観が変化してきました。

またあの日々の様に熱い思いを持って走り続けられたら幸せだろうな。
何度、挫折しようがその度に立ち上がってみんなに僕の姿を見守っていて欲しいな。

走ることに理由なんてもしかしたらいらないのかもしれません。
ただ、走りたいから走る。そこに後から理由が加わるだけで良いのかもしれません。

でも、走るからには何か格好をつけないとモチベーションも上がらないので、
今の27歳になった僕が走る意味。
地元を出て、自身の価値観を広げるために関東に来て薬剤師になった僕が走る意味。
幸せだった、青春を感じていたあの頃の僕を超えるために走る意味。

僕は、やっぱり
僕の走る姿を見て、誰か1人でもいいから勇気づけられたら嬉しい。誰かの頑張る理由になってくれたら嬉しい。
その思いが一番の本音です。

どんなに出勤が早かったって帰宅する時間が遅くなったって、毎日少しでも走ることができるように頑張ります。そしてそれを発信して、誰か1人にでも心に響いてくれるなら、本当に嬉しいです。

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