見出し画像

3 つの体 ①肉体と霊

 真理について学ぶ時、私たちはまず自分自身について正しい理解をする必要があります。私たちは病気や怪我をして肉体にダメージを感じると自分という命に対して危機を感じます。また、感情的に傷ついた時にも自分自身が大きなダメージを受けたように感じます。多くの方が肉体=自分自身であると認識して いるので、肉体の老いと衰えと共に自分自身も老いているのだと思い込みます。
 しかし、私たちが暮らすこの物質的な世界は物質的な体で生きるための世界であり、私たちはこの世界に肉体を通じて体験し、成長するために何度も何度も転生しています。生まれる度にその人生は赤ん坊からスタートしますが、私たちの本質である霊である自分自身は赤ん坊ではありません。光を傷つけること ができないように、光のような存在である霊としての私たちに老いも病も怪我も存在しません。そして霊である私たちはこの世界に転生するために肉体に適した状態となり、私たちの本当の根源の姿から一条の光として今この肉体に入っているだけです。 

 霊である私たちは全体の一部であり、この世界も また全体の一部であり、肉体もまた私たちの人生の一部を担う体でしかありません。 この世に存在する物質が永遠に変化することなく存在することができないように、私たちの体は母親の胎内で生命体として合成され、この世に誕生して生き、息を引き取った後、自然界に放置すれば分解されて自然界のサイクルの中に取り込まれて消滅します。しかし、霊は消滅することはできません。 

ここから先は

1,147字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?