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学歴詐称が話題になる一方で特別卒業認定証贈呈の泣ける話

みなさんこんばんは。いかがお過ごしでしょうか。

だいぶ暖かくなり、夏日のところまで出てきましたが、それはちょっと早い気がします。

さて、最近は衆議院の補欠選挙や、それ後には都知事選もあり、今年は選挙が盛り上がりそうです。

現職の都知事がカイロ大学を卒業したのか、詐称では?など盛り上がっています。
単位や論文での卒業はしていないようですが、東京都が寄付したりして、カイロ大学のほうが気を遣って、卒業認定しているのだとか。なので卒業です。ただ本人はアラビア語が話せないようですが。ケニアから日本の大学に来て箱根駅伝を走って卒業したけど、日本語話せないという人も昔はいたようで、まぁ、そんな感じにしておきましょう。

さて、大学が卒業していない人を卒業認定することなんて、ホントにあるのでしょうか?
それがあるのです。

とある日本の大学から2004年にT氏に特別卒業認定証が贈呈されました。

その理由はT氏は1965〜1970年頃学生時代を過ごしており、この頃は学生闘争が激しく、授業ができないことが日常茶飯事だったそうです。
T氏は学習意欲を失ってしまったのですが、3年次までに106単位を取得していたことや、教育熱心な母親が5年間学費を支払い続けた事実がありました。

T氏は著書の中で、目白のアパートから向ヶ丘遊園の生田まで通うのが嫌で、行かなくなってしまった。たまたま見つけたアルバイトがフランス座のエレベーターボーイで、そこには芸人目指す人たちもいて、流れで自分もそうなったと言ってます。
また、ヨイトマケ(土方)をして働いて大学に行かせてくれた母ちゃんに、通わなくなったと言いづらかったとも。

T氏は後に漫才ブームで大人気になり、テレビのバラエティ番組でも大活躍、彼を観ない日はないくらい毎日レギュラー番組があり、ラジオも人気、弟子をたくさん連れて軍団も形成、後に映画監督にもなり、海外の映画賞も受賞しました。

稀代の大スターに大卒の称号など必要なく、本人も仕方なくもらったようですが、必死に育てたお母さんはきっと天国で喜んだことでしょう。

それではまた。

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