偉人と口ゲンカ_タイトル__11_

我輩は特例中の特例である、そう言え。

漱石よ。
お前はたいそうな評価されとんなあ。

お札にもなってたもんな、1000円の。
そりゃ大したもんやで。

そんな日本を代表する文豪のお前さん。
どんな迷言残してるんや?

あせってはいけません。
ただ、牛のように、図々しく進んで行くのが大事です。

あーね、コツコツやれってことね。
さすがは文豪。それを牛に喩えたわけや。

あのな、1つ言わせてもらう。
お前のせいで堕落し続ける輩がぎょうさんおんねん!

「何かするにしても遅くはない。漱石は39歳で小説家になったんだ」
そう言うては何年も何年も自堕落を続ける輩がな!

お前はニート教の教祖や。
お前みたいなもんがお札にまでなって、教科書にものって、国民がもてはやすようになったから、誰一人焦ることもなくただただ怠惰になっていくんや。

ええか、どう考えても可能性が多いのは若者や。
物覚えも、体力も知力も、明らかに若い方が上や。
みんなそれを分かってる。

でもな、お前みたいな特例中の特例が成功してもうたら、みんなそれを言い訳にしよる!
親譲りの能天気で子供の時から楽ばかりしている、そんなネオ坊ちゃんが増え続けとんねん!

それにな、小説書くなんてほんまに得意な才能や。
誰彼もできるもんじゃない、みんな個人で書いたりしてるけど、ほんまにおもろい人は一握りや。だから天才が何十冊も出し続ける。

そんな選ばれし天才のお前が「みんな牛歩でええんやで」言うたらトータルで国力がどれだけ下がることか!

なんで遺作で「我輩は特例中の特例である」を出さんかなぁ。
それがお前が残した負の遺産を帳消しにする唯一の方法やったのに。

ほんま、ロクでもないやつやで!

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。