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ONARA RECORD #14「It's My Life/YUI」

今回ご紹介するオナラレコードは「It's My Life/YUI」です。

YUIは2004年に女性シンガーソングライターとしてデビューし、デビュー曲の「feel my soul」はすぐさまドラマ「不機嫌なジーン」に起用されました。
そして映画「タイヨウのうた」では主演を務め、主題歌になった「Good-bye days」はオリコン初登場3位を記録しました。
数多くあるYUIの名曲の中に「It's My Life」があります。

▼PV

▼歌詞

さて、まずはこの曲を簡単に3行でまとめてみたいと思います。

きっと大丈夫だから、自分の信じた道を進んで。
誤解されたりもするけど、言い訳なんて誰も聞いてくれない。
立ち止まるんじゃなくて進めばいいの、それが“あなた”の人生。

優しい愛に満ちた、それでいてパワフルな歌ですね。
あんな可愛らしい女性に「大丈夫」なんて勇気付けられたら、何でも出来る気になります。

でも「オナラレコード」なのです。屁理屈なのです。
「アイドルはうんちしない論者」の人には刺されそうですが、事実なのです。

では、一体どんな屁理屈を歌っているのでしょうか。

それは、汚職政治家の屁理屈を歌ったオナラレコードです。
汚職政治家といえば、猪瀬元知事や舛添さんも記憶に新しいですね。

本当にそんな汚いおじさんのオナラレコードなのでしょうか?
まずは汚職政治家の様子を思い浮かべてみましょう。

・都内の議会議員を務める47歳男性
・貧困な生活をした経験から「平等な教育」を推し進めたいと7年前に代議士になった
・最近は有力者への不正献金で自分の保身に奔走している
・2児の父であるが、2人とも大学に上がったタイミングで家を出た
・献金に奔走した頃から妻とは会話がなく、子供達が大学を卒業したタイミングで離婚することになっている

政治の「汚さ」をまさに体現したような男ですね。
社会に働きかけたくて政治家になり、今では政治家であるために働いている。手段の目的化も甚だしい。

では本当に「It's My Life」がこの男の屁理屈を歌っているのか、実際に見ていきましょう。

Let’s ONARA RECORD!!!


It's My Life
きっと大丈夫
マジメにやってきたじゃない
情熱なくさないように
ススメRock'n roll Life

ここは自らの仕事の仕方について肯定する場面でしょう。

これが俺の生き方だ。
今までずっと真面目に仕事してきたから、大丈夫だ。

「汚い」とか何だとか言われても構わない。
俺は情熱を今も絶やしていない。

進むんだ一直線に。


何事もトライ?
それじゃ疲れちゃうわ
迷ってなんかないのよ
I am all right

ここは自らの仕事に対する哲学を語る場面でしょう。

「何でもやりなさい」
「草の根活動をコツコツ続けなさい」

みんな誰しもがそういう。精神論や根性論が好きなんだ。
それって疲れるだけだろう?

俺はそんな言葉に載せられない、目的を果たすためにベストを尽くすだけ。
それが「献金」という行為であっても。

「I am all right」なんだ。


偽りの言葉で
明日はすれ違う
人ごみ交差点
ぶつかりあってExcuse me

ここは今の社会を憂う場面です。

政治家ばかりが取り上げられるが、誰だって偽りの言葉で自分を塗り固めている。
そうするうちに本当の自分を見失う。明日の自分は、今日よりも嘘になる

人混みの交差点で、行き交う人と肩がぶつかる。
「すみません」の一言だって、嘘で覆われているんだ。

だからと言って、自分にだけは嘘をつきたくないんだ。
自分にだけは。


It's My Life
きっと大丈夫
胸の奥で唱えるの
Always a star
遠慮してたらNo No No

ここから今のやり方で仕事を全うしていく決意表明になります。

「これは俺の人生だ。信じた道を行けば大丈夫。」
そう胸の奥で唱えている。いつだって、妻との離婚届に判をした時だって。

他人からどう見えていたって、毎日を全力で生きる俺は輝いている。
遠慮なんてしている暇はない。輝きが鈍く、淡くなるだけ。


都会に吹き抜けるblue wind
生ぬるくなってきてイヤだわ
愛情なくさないように
ススメRock'n roll Life

今日も会食に都内の高級料亭へ足を運ぶ。

黒光りの車、生地の厚いスーツ。
嘘で固められたものを身につけていると、それだけで自分が悪いことをしている気分になる。

都会を吹き抜ける風は生ぬるくて不快だ。
心にまでカビが生えそうに思える。

愛情だけは無くしちゃダメだ。
代議士になると決めたあの日、妻に語ったあの言葉を忘れちゃダメなんだ。

迷わず、進め。


(中略)
誤解されることだってある
少し強くならなくちゃ
進めない

自分の想いなんて人には見えなくて当然。
だから誤解されることだって当然あるんだ。

だからこそ、ちょっとぐらい図々しくなくちゃ進めない
分かってもらえるなんて思ってないんだ。


It's My Life
きっと大丈夫
胸の奥で唱えるの
Always a star
遠慮してたらNo No No

「これは俺の人生だ。信じた道を行けば大丈夫。」
そう、何度も言い聞かせる。

これが俺の輝き方なんだ。
遠慮なんてするつもりはない。絶対に。


言い訳なんて
聞いてくれないし
歩いた分だけの
My Story

「言い訳だ」と誰も聞いてくれやしない。
だから結果を出すしかないんだ。

そうやって歩いて積み重ねたものだけが自分の人生。
足跡だけが自分の人生を形作っていく。


情熱なくさないように
ゆこうRock'n roll Life

情熱だけ失わぬよう。
行こうか「Rock'n roll Life」。



いかがでしょうか。
不正献金という部分だけを聞けば「保身」「地位目当て」となりますが、それが夢に向かうプロセスの1つだとしたら少し違うのかもしれませんね。

でも、そんなことは誰も理解してくれない。孤独なんです。
孤独なことは分かり切っている。だから「これは俺の人生だ。信じた道を行けば大丈夫。」と。

何ともハードボイルドな男だと思いませんか?
私はそう思いました、この男もYUIもカッコイイなと。

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。