見出し画像

ONARA RECORD #7「そばかす/JUDY AND MARY」

今回ご紹介するオナラレコードは「そばかす/JUDY AND MARY」です。

JUDY AND MARYは1993年にデビューし、翌年には初のアルバムで堂々のオリコン5位を獲得。しかし、2001年には解散してしまい、誰もが解散を惜しみました。まさに伝説のバンドです。

彼らの数ある名曲の中でも代表的なものに「そばかす」があります。
るろうに剣心のOPとしてもご存知の方は多いのではないでしょうか。

▼PV

▼歌詞


さて、まずはこの曲を簡単に3行でまとめてみたいと思います。

「そばかす」のせいかしら、恋は儚くも散ってしまった。
彼との想い出は綺麗なんだけど、想い出でしかない。
でも切ないはずなのに、今はあの人の笑顔も思い出さないなんて不思議。

複雑な女心を絶妙に表現している歌詞ですね。

失恋を憂いている気持ちが無いわけではない。でもなんだかそこまで悲しくもなくって、あの人のことを思い出すことも出来ない。
ドラマチックじゃ無い、ちょっぴりドライなんだけどほんとうのこと。

そんな感じでしょうか。


そしてこれは明確な「オナラレコード」なのです。
YUKIファンの方は「YUKIに屁なんて!」とお怒りかもしれませんが、焦らず読み進めてください。

では、一体どんな屁理屈を歌っているのでしょうか。


それは、ハロウィンで大はしゃぎして大炎上した男の屁理屈を歌ったオナラレコードです。
皆様の記憶にも新しい(?)この文脈。本当にそんな男のオナラレコードなのでしょうか?


まずはハロウィン男の様子を思い浮かべてみましょう。

・28歳で建設現場作業員として働く男
・現場の作業員を始めたのはつい3ヶ月前
・その前もガソリンスタンドの店員を2ヶ月でクビになっている
・彼女とは同棲していたものの、男のDVと彼女の浮気が原因で破局
・仕事も恋愛も上手くいかず、酒とギャンブルに溺れ、親を泣かせている
・ハロウィンで地元の仲間と大騒ぎし、軽トラを横転させ警察に御用となる

どうしようもないダメ男ですね。個人的には最も苦手なタイプです。
では本当に「そばかす」がこの男の屁理屈を歌っているのか、実際に見ていきましょう。

Let’s ONARA RECORD!!!


大キライだったそばかすをちょっと
ひとなでしてタメ息をひとつ
ヘヴィー級の恋はみごとに
角砂糖と一緒に溶けた

これはまず彼女との別れを惜しむ感情ですね。

物や壁に当たって怪我をした自分の拳を撫でてみる。
あの時よりもずっしりとした痛みが沁みてきて、後悔の念をさらに強くする。

永く、深く愛し合った2人だったが、別れはあっさりとしたもの。
カップに放り込んだ角砂糖のように、あっけなく消えてしまった。


前よりももっと やせた胸にちょっと
“チクッ"っとささるトゲがイタイ
星占いも あてにならないわ

ここは仕事の辛さについて語った部分でしょう。

仕事を始めてから、きつくて、食事もロクに取れない。
角材を運ぶ方が前よりも骨にのし掛かる感覚がある。痛い。

「今選んだ仕事が天職になる見たいね」と言った彼女の言葉を思い出す。
ちょっとかじった程度の占いなんて宛にならないな。と。


もっと遠くまで 一緒にゆけたら ねぇ
うれしくて それだけで

ここは変身願望を吐露する部分です。

もっと遠くに、今の自分では無い、全く別の自分になりたい。
そしたらやり直せるのに、それだけでいいのに。と。


(中略)
こわして なおして わかってるのに
それがあたしの性格だから
もどかしい気持ちで あやふやなままで
それでも イイ 恋をしてきた

ここは「これまでの自分」を見つめ直す場面です。

なんども酒で失敗したり、彼女に暴力を振るって後悔をしてきた。
分かっていても出来ない。それが自分の性格なんだ。

どこか定まらないまま、あやふやなままでも。イイ恋をしてきた。
今はなんだかそう思えている。と。


おもいきりあけた左耳のピアスには ねぇ
笑えない エピソード

ここは青春時代を振り返ってみるシーンでしょう。

中学生の頃、初めてあけてみたピアス。
あそこから自分の道はこっちだったのかもしれない。

笑えないエピソードがいっぱいあるあの頃から、俺は同じじゃ無いか。と。


そばかすの数をかぞえてみる
汚れたぬいぐるみ抱いて
胸をさす トゲは 消えないけど
カエルちゃんも ウサギちゃんも
笑ってくれるの

ここはいよいよハロウィンに繰り出す前ですね。

手に残った痛々しい傷跡を数えてみる
でも今日は10/31。ハロウィンだから、この傷だって「ウソ」になるんだ。

胸に残る傷は消えないけど、煌びやかな街で出会うカエルちゃんも、ウサギちゃんも笑顔で迎えてくれるんだ。
そう、今日だけは違った自分になれる。堂々と偽って、クソみたいな俺じゃなくなる。と。


想い出はいつもキレイだけど
それだけじゃ おなかがすくの
本当はせつない夜なのに
どうしてかしら? あの人の涙も思いだせないの
思いだせないの Wo…
ララララララ
どうしてなの?

ここは最後別れた彼女や母親を思い、それでもハロウィンの魔法に身を委ねていくクライマックスです。

想い出はいつも綺麗で、別れた彼女を焦がれる気持ちが押し寄せる。
でも、想い出はあくまでも、想い出でしかない。腹は満たせない。

本当なら今頃新しい彼氏と過ごす彼女を思って切なくなる日なのに、そんなこと今は考えないんだ。

家を出る時、母の泣いている声が聞こえた。また地元の悪い連中とつるみ始めた俺を見て、自分を責めているんだろう。
でも、そんなことですら今は思い出せないんだ。

俺は、俺じゃない。今日という日は、俺じゃないんだ。

そう、今日だけは…。


いかがでしょうか。
あまりにも切ないハロウィン男の過去が、妙にグッときてしまいませんか。

人間そんなに強くないし、「自分のこと好きになる」なんて簡単なことじゃない。
だから、1日ぐらい変身したい。全てリセットして楽しみたい。

そんな受け皿になっているんでしょうか、日本のハロウィンは。

サポートされたお金は恵まれない無職の肥やしとなり、胃に吸収され、腸に吸収され、贅肉となり、いつか天命を受けたかのようにダイエットされて無くなります。