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【初心者スタートアップ】不正競争防止法を攻める

たまにくしゃみとあくびを同時に発生させてしまうシャペンです

前回の記事からちょくちょく「ファン?」の方から質問とかDMで受けるようになって嬉しい限りです!インスタとかTwitterで検索いただくと出てくるのでヒマな方は絡んできてください(笑)

今日のピックアップ (6)

気を取り直して、今回の記事は「不正競争防止法」です!なんか聞いたことありそうな名前だと思った方も多いのではないでしょうか?
ちなみにシャペンも名前だけは知っていましたww(名前だけ・・・・)

不正競争防止法という題名からも、なんとな~くどんな法律か想像できるかもしれませんが、実際に知らない内容もあるかと思いますので是非是非最後までご覧くださいませ!!

という事でこの記事は

・何となく法律を知りたい方
・社会人になって法律も知っとくべきだな~と感じている方
・営業職で社外の人とデータを共有することになった方

このような方に読んで頂けたら幸いです!


日本最高峰のラーメン店主が感じていること

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あなたは「 ヤサイニンニクアブラマシマシで」という呪文が店内に響き渡る二郎系ラーメンを食べたことがあるだろうか?もしくはセブンイレブンのコンビニで売られている「蒙古タンメン中本」を食べたことはあるだろうか?

どれもこれも最高においしいラーメン屋である。シャペンも週に1回は東京都内のラーメン屋に行くし、店の雰囲気も味があってグッジョブだと思っている。

そんなラーメンの大事な部分と言えばだろう。そのためラーメンだけでなく、料理でお金を稼ぐ人にとって味の正体となるレシピは非常に大事な物である。

そんな大事なレシピが、もし他の人に奪われてしまったらどうなるだろうか?想像しただけでぞっとしますよね・・・もしこれで売り上げが下がったら・・とか考えてしまいます。

レシピも大事な財産だから、特許権で保護したい!と思っても、
このレシピは発明ではないので、特許権で保護できません。
詳しくはこち↓

そこで不正競争防止法の登場です!不正競争防止法を簡単に言うと、営業する上で、大切な情報を守ってくれる法律です!

不正競争防止法=営業する上でめっちゃ大事な情報を守ってくれる法律
※ちゃんと説明するとこんな感じ↓
不正競争によって営業上の利益を侵害され、または侵害されるおそれがある者に対し、 不正競争の防止・予防請求権を付与することにより、不正競争の防止を図るとともに、 その営業上の利益を侵害された者の損害賠償、差止請求、刑事罰などを整備することによって、 事業者間の公正な競争を確保すること

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例えばラーメン屋を営業する上でレシピは超大事ですよね!
だからちゃんと保護されてるし、他にも新商品開発のための実験データとかも、不正競争防止法で保護されます
(データは競合からすれば喉から手が出るほど欲しいゾ!!)

しかも不正競争防止法は事前登録不要です!

何となくイメージつきましたか?秘密の情報を守ってくれるんだ的な認識で大丈夫ですので、どんどん次行っちゃいましょう!

不正競争防止法の発動条件

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遊戯王で「神の宣告」を使うとき、自分のライフを半分払います。そうなんです。この不正競争防止法を発動させるためにもいくつか条件が存在します。エグゾディアが5枚必要なように、光の護封剣で3ターン待つように。それと同じです(何言ってんのと思うかもしれませんが、スルーしてくださいw)

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という茶番は置いといて、こちらが不正競争防止法の発動条件になります。

不正競争防止法の発動条件
➀しっかりと秘密として保護されていること
➁そもそも有益であり、技術面・営業上の情報であること
➂世の中に公然とされていない事

➀しっかりと秘密として保護されていること
まぁそりゃそうですよ(笑)秘密であることが前提です。特に大事なのは社内でもしっかりとアクセス制限があるのか?という事です。アルバイトであっても簡単にレシピを確認できるような状態であれば、秘密とは言えません。つまり、誰でも見れたりできる状態であれば、秘密とは言いません。

しっかりと鍵をかけたり、ログイン制限などを設ける状態で、秘密として保護されていると言えます。割と大事ですね~


➁そもそも有益であり、技術面・営業上の情報であること
そんな頑丈に保護していも、有益ではない場合は不正競争防止法ではありません。有益とは、新技術開発に向けたデータや、顧客データなどです。
新技術は特許権用で登録されれば保護できますが、まだ開発途中の場合は不正競争防止法で保護されます!


➂世の中に公然とされていない事

小学生でも知っていることを不正競争防止法には出来ないし、何より既に公開されていた場合は保護されません。ま、これも当たり前ですね(笑)

例えば料理本に載っているレシピを、そのままお店のレシピとして保存していても、不正競争防止法で保護されません。だってその料理本を買えばみんなレシピゲットできますもんね(笑)

以上が発動条件だったのですが、いかがでしたか?社会人になると経験すると思いますが、情報の管理が一番難しいです。どの情報を秘密にするのか?制限を進めると社内から反発の声が大きくならないか?こういった問題が沢山出てきます。

自分の会社が隠している情報は、なぜ隠しているのか?誰がアクセスできるのか?が見えてくると会社の戦略も想像できますね!

事例の紹介と、気を付ける事

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そんなこんなで実際の事例を紹介した方がよりイメージしやすいと思うので、紹介します!

有名なのは「マリカー事件」です。そうです。あのマリオカートの事です。

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このマリカー(現在は別の社名に変更)という会社が、任天堂の「マリオカート」を社名などに使い、利用者にマリオのコスチュームを貸与するなど、任天堂の許諾なくこれらを宣伝・営業に利用しているということで、不正競争防止法違反や著作権侵害にあたるとして裁判になりました。

確かにこれはどこからどう見ても任天堂の「マリオカート」ですよね。。。結果は最終的に任天堂が勝って、不正競争防止法違反で確定しています。

最近では鬼滅の刃に似た商品を販売したり、某プロ野球運営を手掛ける福岡の親会社から、東にあるプロ野球の親会社へ転職した方が、営業秘密を持ち出したとのことで訴訟を起こしたりしています。

こういった感じで、前職の情報を持ち出して利用したり、他の会社から許可なくキャラクター販売などを行うと、完全アウトですので気を付けていきましょう。

何よりも、自分が犯罪者にならないことがマジで大事ですのでこのNOTEがキッカケでもっと詳しく法律を調べて頂けると幸いです!

最後に

ストーブを出して、ミカンを出して、こたつを出して、はんてん買ったので、もう冬は怖くありません。

おやすみなさい・・・・・

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