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【フォト検1級講座】No.5 カメラ-3

【注】記事追記あり(2023/7/9)
【注】記事訂正あり(2023/7/1)
みなさん、こんにちは。
フォトグラファーの寫樂斎でございます。
マガジン「フォトマスター検定1級への近道」のNo.5でぇ~す。

今回は、「カメラ」の最終回です。
「カメラ」のお品書きは下記です。(今回は太字)
公式テキストの「カメラ」の章で扱っている「露出と露出量」については別途取り上げる予定です。

1.カメラ-1
  (1)記録媒体による分類
  (2)カメラを分類する言葉
2.カメラ-2
  (1)ファインダー
  (2)シャッター
  (3)AF
3.カメラ-3
  (1)デジタルカメラの歴史
  (2)電池
  (3)防塵・防水

今回の目次は以下です。

1.デジタルカメラの歴史

フィルムカメラからデジタルカメラへの移行の過程で、アナログ方式で電子的に記録するスチルビデオカメラがありました。
ソニーの「マビカ」が有名ですが、このカメラがデジタルカメラの最初のカメラだと勘違いしている人がいます。マビカは、デジタルカメラではなく、スチルビデオカメラなので注意しましょう。

デジタルカメラの歴史としては、アナログ方式ではあるものの、電子的な記録媒体を使用したスチルビデオカメラの歴史から押さえておきましょう。
覚えるトピックとしては、下表です。ただ、◀が付いていないものはサラっと見ておくだけでいいかもしれません。

「世界初」というのは切り口がいろいろあって、意外と曖昧です。
ちなみに、カシオのQV-10を世界初のデジカメだと思っている人も多いようです。Wikipediaによりますと、そのような勘違いはNHKの「プロジェクトX」の放送が原因だとか。試験でもQV-10を解答させる問題が出ましたが、その時の問題では、「一般消費者向け(10万円以下)のデジタルカメラの始祖」ということになっていました。

デジタルカメラの歴史

2.電池

電池については下表の情報を確認しておきましょう。

電池分類

試験では、ストロボで使用した際に、アルカリ電池、ニッケル水素電池で、どちらの方が発光間隔が短くできるか、あるいは、発光回数が多いのはどちらかを問われることがあります。答えは以下です。
 発光間隔:アルカリ電池 < ニッケル水素電池
 発光間隔:アルカリ電池 > ニッケル水素電池
 発光回数:アルカリ電池 > ニッケル水素電池

【訂正】2023/7/1
 ストロボの発光間隔は、ニッケル水素電池の方が短くできます。

【追記】2023/7/9
電池に関して覚えておいた方が良いことがあります。別の章で扱おうと思ったのですが、ここがいいだろうと思い、追記しておきます。

リチウムイオン電池の飛行機への持ち込みについて試験で問われることがありますので、下表を覚えておいてください。

リチウムイオン電池の機内持ち込み

3.防塵・防水

防塵・防水に関しては、下表は押さえておきましょう。特に赤字の部分は必須です。その他、下記のポイントを押さえておきましょう。

防塵・防水性能保護等級

<ポイント>

  1. 防塵・防水の保護等級を定めている団体はJIS(日本産業規格)もしくはIEC(国際電気標準会議)である。

  2. IPコードのXXは、防塵・防水の順である。

  3. 防塵の等級は0~6

  4. 防水の等級は0~8

  5. フォト検では、工事用カメラはIP57以上として扱われる

  6. 生活防水は、IPX4であり、流水で洗うのはNGである。


本日は、以上です。
皆さんの試験対策の一助になれば幸いです。
それでは、次回もお楽しみに。
しーゆー。

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