本は全文読まなくてはいけないという幻想
―記事のまとめ―
・ラジオはじめたのでコメントがすごくほしー!
・本は全文読まなくても構わない
・手広く読む方法
整然と読んできた/買った本を並べるのって気持ちいいですよね!
どもども、代表のとしちる(@ture_tiru)です。
先日、「学問×メディア」をテーマにしたラジオも公開したのですが、聞いても聞かなくても構いません!でも、継続していろんな人の<声>を重ね合わせていきたいので、意見感想いただけるとうれしみの極みです!!
―本は全文読まなくても構わない―
先日、こんなつぶやきをしました。
研究していると次から次へと「あれを読まなくてはいけない!これを理解しなければならない!」という思いにかられることがあります。
知っておくにこしたことはないし、できるだけ早いうちにいろんな視点を得ておくと、後々の研究にもグッと深みや広さを取り入れられる余地が生まれ得ると思うんですが…
ハッキリ言って、「すべてを知ろう!」という幻想は早いうちに消滅させてしまった方がいいとも思うんです。
というのも、いったいこの世にありうるすべての知識は得ようとしたら、それを試みているうちに死にます。
そう、死んでしまいます!
研究するとして、対象をある程度は限定させていかないと、慣れていないうちは特に拡散してしまって虚空へと放り出されかねません。
時に、虚空をさまようのも大事ですしむしろ積極的に無重力の旅に出たほうが、自分自身の空を破るきっかけになるのですが、それでもやっぱり、どこかで諦めの境地に達するのも肝要だと思うんです。
―手広く読む方法―
①まずは目次を読むべし!
まず、本を手にして最初に目を通すといいのが、「目次」です。
目次は本の内容を端的にまとめてくれているものなので、だいたいどのような話題転換で進んでいるのかが分かります。
②序章とあとがきにサッと目を通すべし!
作者の主張や論点はだいたい、「序章」と「あとがき」でまとまっています。作者の文体やスタンスが分かりやすく出る箇所なので、合う・合わないというのもここでまずは判断していきます。
③気になる箇所/知りたいことを明確に持って見るべし!
「読む」のではなく、「見る」のがポイントです。
どんな用語を使っているのか、太字の箇所のチェックなどしながら、眼球移動させて見ていきます。気になる箇所があればちょっと読んでみましょう。
理解ではなく、「知る」ことに集中するイメージです。
④目的意識に応じた読書を進めるべし!
自分の問題意識や興味関心とマッチしていて、もっと深く知りたい場合は精読していきましょう。足りない知識があると思うなら、基礎的な知識を補充しつつ、参考文献に当たっていきます。
※精読する際のとしちる流の読書法は下記記事を参考にどうぞ。
『思考の整理学』という本でも、頭の隅に置いておくことの重要性を論じてくれています。なんでもかんでも、「すぐに物にしなければ!」ではない、読書もとっても大事ですよね。
では!
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—あそび、ゆらぎ、むすぶ。—
Share Study β 青山 俊之
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