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Share Villageを使ってみて - ちんたら村の場合 -

こんにちは、Share Villageキュレーターの半田です。
今回は、ちんたら村の村長の山本和志さんへ、村づくりにShare Villageを導入してみた感想を伺っていきたいと思います。

ちんたら村村長 山本さん

半田:本日はよろしくお願いします!まずは、ちんたら村を簡単にご紹介いただきたいです!

山本:よろしくお願いします。ちんたら村は、千葉県富津市の山奥の集落で、古民家シェアハウスと周辺の土地で「教育」「自然保育」に重点を置いた村づくりをしています。村の運営メンバーは保育士の経験があります。不便な山奥で村づくりをしながら、生きる知恵を学んだり、なにかを作る原体験を得てもらうことを目的にしています。

半田:山本さんとは2021年3月にオンラインイベントで知り合い、4月にShare Villageがリリースしてすぐにちんたら村に導入してくださいました。導入の決め手、その頃のコミュニティ運営の課題などはありましたか?

山本:2020年からちんたら村の活動をスタートし、ブログやyoutubeで自分たちの暮らしを発信するところから始めました。自然の中での保育、学びに関心のあるご家庭が少しずつ村に来てくれるようになりました。関わる人が増えていく中で、会員制度をつくる必要があって、月額決済やメンバー管理のサービスを探していて。

半田:サービスを探している中で、Share Villageに決めた理由は何だったんでしょうか?

山本:様々なサービスを見ていて、もちろん手数料や機能も見ていましたが、Share Villageには、古民家を使った村づくりの経験があり、それを生かした伴走支援に魅力を感じて、導入を決めました。

半田:嬉しいです。私の経験は余すところなくシェアしていきたいです!Share Villageを村づくりに導入してみて、どんな変化がありましたか?

山本:最初は、姉妹村のネットワークが広がると、ちんたら村の外での学びがつくれるかなと思って、Share Villageの「姉妹村提携」の機能に惹かれていました。

姉妹村になると、コインの贈り合いやメンバー同士のコミュニケーションができる

半田:確かに、最初の打ち合わせの頃は、「子供たちが将来社会に出ていくことを考えると、ちんたら村以外にも学びの場があるコミュニティにならなくては」と仰っていたのを覚えています。
その後、Share Villageでご一緒しはじめてもうすぐ一年ですが、振り返ってみるといかがだったでしょうか。

山本:いざShare Villageのシステムを導入して村づくりを本格的に始めてみると、ネットワークを広げる前に自分たちの足元をしっかり固める必要があるな、ということに気づきました。村での生活を楽しむことに夢中だった運営チームが、村民制度をつくることで、数字に向き合ったり、運営の仕組み作りに意識が向き始めたのは大きな変化でした。

半田:村民数の変化などはいかがでしたか?

山本:昨年は250名の方がちんたら村に遊びにきてくれたのですが、その中から20組のファミリー・個人の方々が村民になりました。70名弱くらい
千葉の方だけでなく、東京、神奈川など近郊の都市部の村民が多いです。
あと、全国を飛び回っている方も数組。遠隔でもやりとりをしつつ、定期的に集まっています。

アプリで、その場に集えないメンバーも活動を確認できる。
コミュニティ独自の通貨を発行も可能で、メンバー同士で贈りあえる。
※写真はサンプルです

教育フィールドをコミュニティで作りながら、それ自体を学びにしていくスタイルに、どれくらいの人が共感し月々お金を払いながら関わってくれるのか?を確認する一年だったと思います。
たくさんの人に知ってもらいたかったので単発参加のゲストも受け入れていたのですが、その方針で限界までやれたと思っています。
継続的に関わってくれる方々と村づくりをしていきたいので、月額会員のみのコミュニティにしたいと考えています。今後の方針がより明確になりました。

半田:250名もいらしたんですね!母数を増やすのは大事ですが、一見さんが多くなりすぎると村づくりがルーティン化したり、一人ひとりとのコミュニケーションに手間がかかり過ぎたりして、現場がしんどくなって村らしさを見失うこともありそうです。継続的に関わってくれるメンバーとだからこそ、村づくりを楽しみ合える関係性が持てそうです。
次の質問です!Share Villageの満足度を表すとしたら??

山本:Share Villageを導入したことで、短期間で村運営の実践が詰めて課題を明確にできた、その学びには200点くらいつけたいです!笑
と言いつつも笑、あえて厳し目につけるとしたら…60点くらいでしょうか。次の一年は、他コミュニティとの交流と学び合いが促進されることを期待してます。
村をつくる楽しさと、長く安定して運営するための経営目線を行き来するバランス感覚や、仕組み作りについて学びたいです。コミュニティコインの使い方も試行錯誤しているので、コインの利用ルールどうしてる?と気軽にコミュニケーションが取れたらいいなと思います。

ちんたら村のコミュニティコイン「CHIN」。
メンバー同士で贈り合えたり、貯まったら村独自の体験と引き換えたりできる。
ちんたら村では村づくり体験と引換可能。

半田:山本さんと出会った頃は「なるべくお金かけずに、ボランタリーにやっていくんで!」って仰ってましたけど、今はお金の話や仕組み作りなど、より長く続けるための視点が育まれているのが印象的です。誰もが気持ちよく関わり続けられる場所にしていきたいですね!

最後に、中長期目線での展望について聞かせてください。

山本:ちんたら村だけでなく、豊岡地域も盛り上がっていくといいなと思っています。
ちんたら村は、周辺の方々の暮らしの知恵・技術に頼らないと運営出来ません。
観光資源は乏しいかもしれないけど、暮らしの知恵、技術、自然豊かな環境があり、ザ・百姓のような暮らしが残っています。そこに価値を感じた都市部のファミリーが村民になってくれています。
ちんたら村として、豊岡地域の文化を引継いでいきたいです。

半田:経済的にも、文化の継承という意味でも、地域へ還元できるコミュニティになるように、微力ながらお力添えします!

山本:ありがとうございます!早速、村の今後の仕組み作りと事業計画について相談させてください!


不便な場所だからこそ残っている風景、地域コミュニティの中でこそつくれる学びがあるんだなと思いました。
そして、様々な企画をつくり楽しむことと、コミュニティが長く続くためには、運営体制や仕組みを整えることが必要です。でも、どこに相談したらいいのか分からない。そんなタイミングで山本さんと出会ったのでした。
Share Villageの機能やキュレーターの伴走支援、他のコミュニティとの繋がりがコミュニティの持続的な運営を後押しします!


皆で持ち寄って育む、“村”のようなコミュニティをつくってみませんか? コミュニティをつくりたい方、コミュニティに参加したい方はホームページをご覧ください!


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