見出し画像

大学生が1ヶ月本気でSNSアプリを作った話(アプリリリースまで編)

このノートは、アプリ開発ほぼ未経験※の大学4年生が、卒論も終わり暇になった2月を丸々使って本気でSNSアプリを作った記録です。

これからアプリを作りたいと思っている人、スモールビジネスを立ち上げてみたいと思っている人、起業に興味ある人、SNSといったC向けサービスに興味がある人は是非覗いて行ってくれると嬉しいです。


この1ヶ月間、以下のようなスケジュール感で事業作りを進めてきました。
⚫︎2月第1週目
・Twitter使って界隈への潜入、YouTube,TikTok見て勉強
・アプリ作りのためにノーコードツールの勉強
・ターゲットへのヒアリング、課題の深掘り
・事業に関して、核となる部分の検討
⚫︎2月第二週目
・課題の解決策を検討
・プロダクトを広める仕組みの検討
・ノーコードを使ったアプリ作りの開始
⚫︎2月第3週目
・プロトタイプを使った検証
・ターゲットヒアリング
・プロトタイプの機能拡大
⚫︎2月第4週目
・アプリ(仮)の完成
・アプリ(仮)リリースに向けての調整

ここから、それぞれ具体的に何をしてきたのかまとめていきます。


1月末 2月なんかビジネス立ち上げようと思いアイデアを練り始める

2月が超暇になることは分かっていたので、1月20頃からアイデアを模索し始めました。
ToC領域のスモールビジネスがいいなぁと漠然と考えていました。

アイデアを模索する中、自分磨きの様子をインスタのストーリーズに上げてそれをハイライトにまとめている友人を思い出しました。ハイライトの名前は"100日後に可愛くなる私"でした。

そうかこの子はインスタのストーリー機能を自分磨きの記録ツールとして使っているのか。ハイライトにまとめてあるから見返しやすいし、人に見られることでモチベに繋がりそう。それに何より、"100日後に可愛くなる私"のネーミングがおもろいな。

そんなこんなで、僕の2月作る事業は、自分磨きをする女の子に向けた自分磨き記録SNSになりました。


【2月第1週目】 事業領域の理解、サービスの核についての検討、アプリ作りの勉強

自分磨きをする女の子をターゲットとしたサービスを作ろうにも、自分は女の子でも無いし、特別な自分磨きをしている訳でもありません。

まずは事業領域(自分磨き)とターゲット(自分磨き女子)の理解が必要だなと感じました。

そこで自分は、自分磨きに励む女の子になりきったTwitterアカウントを作成し、自分磨き界隈に潜入することを決めました。

因みに、潜入に使ったアカウントはこちらです。
プロフィールも作り込みましたし、界隈の自分磨き垢さんとコミュニケーションも積極的に取っていました(笑)


当初自分が考えていたサービスの概要は、
・女の子がコスメやファッション、ダイエットといった自分磨きの様子を記録できるSNS
でした。しかし、Twitterの潜入調査を進める中で以下のことが明らかになってきました。

コスメやファッションについて記録を残している自分磨き垢も存在はするが、アカウントの数は少なく、また、1日で投稿するツイート数も少ない。
一方、ダイエットの記録を残す"ダイエット垢"はTwitter上に数多く存在し、そしてツイート数も軒並み多い。

つまり、コスメやファッションを記録するアカウントは、コスメや洋服を購入したときやお気に入りの商品を見つけたときなどに軽くツイートするくらいなのに対して、
ダイエット記録アカウントは毎日の体重や体脂肪率、取った食事や行ったダイエットメニューといった数多くのツイートがされていたのです。

こうして僕は、自分磨き女子の中でも特に"ダイエット記録女子"にターゲットを絞り、ダイエット記録アプリを作ることに決めました。


また、アプリを作ることになることはほぼ確定していたため、この時期からアプリ作りの勉強も始めました。
今からSwiftやFlutterの勉強をしても間に合うはずがないので、ノーコードツールを使ってアプリ作りを行おうと思いました。
自分はUdemyで良さげな教材を探し、毎日1~2時間くらいかけて受講していきました。
https://www.udemy.com/share/104Hlk3@oAcLdkPj820PVwD89LXg_SueCJCTKIy7sSCUtrMo5ArTME3fTMfRTLrkWyrVFDYHIQ==/
↑この教材使用しました。めちゃくちゃ分かりやすいのでオススメです。(アフィリンクじゃ無いので安心して下さい笑)


【2月第2週目】課題の解決策の検討とアプリ作りの開始

2週目からは、ターゲットであるダイエット記録女子の持つ課題の深掘り、そして解決策の検討を開始しました。

Twitterでダイエット垢さん30名ほどにDMでヒアリングをさせてもらった結果、次のようなことが分かってきました。

■Twitterでダイエットの記録を残す理由
・ダイエット記録をTwitterに載せることで、人にみられている意識が生まれモチベーションに繋がる
・今まで自分がどんなダイエットをしてきたのか、どれだけ頑張ってきたのか後から見返せる
・ダイエット仲間が出来る。いいねやコメントが嬉しい

■Twitterでダイエット記録を残している中で感じる不満、課題
・体重をグラフ化できない
・過去の投稿が埋もれてしまう、見返しづらい
・月ごとのダイエット管理がしづらい(その月なにを頑張ったのか、どれだけ体重が変わったのかなど)

つまり、Twitterでただダイエットの記録を投稿する分には現状ほとんど問題は無いが、それをあとから見返したり、記録管理しようとするときに不便だと感じているようでした。

また、ダイエット垢さんのツイートをタイムラインで眺めていると、多くのダイエット垢さんが行っている一つの記録Tipsのようなものが見えてきました。

まず、月初にその月の目標体重や意気込みをツイートしそれを固定ツイートに設定。
その後日々のダイエット記録(その日の体重や食事、運動内容など)をその固定ツイートのリプにぶら下げる形でツリー上に記録。
月末にはその固定ツイートを引用RTする形でその月の振り返りを行う。

ダイエット垢さんが、Twitterという制限された機能の中で如何にしてダイエットを記録管理できるのか試行錯誤された結果このような手法が編み出されたのです。
しかし、まだこの手法には問題も多く(例えば月が変わって固定ツイートを解除したらツイートが流れて行ってしまう。毎日記録しても体重がグラフ化されない、など)、この問題点を解決することによって勝機はあると感じました。

つまり、誰もやっていないことを新しくアプリ化しても誰にも使って貰えない可能性はありますが、このように既に誰かが行っている不合理な代替ソリューションの持つ問題点を解決出来さえすれば、そのユーザーがこちらのソリューションに乗り換えてくれる可能性が高いということです。

この考え方は以前アプリマーケティング研究所さんの記事で学んだ考え方です。

スクリーンショット 2022-03-07 21.27.02


アプリマーケティング研究所
『 ユーザーがほしがるものは「不合理な代替手段」から生まれる。日本初のフリマアプリ「フリル」や「B/43」を生んだチームに聞く、ユーザーインタビューで課題発掘するコツ』  https://markelabo.com/n/n910a982b9f7e より


【2月第3週目】プロトタイプを使った検証




〜〜ちょっと疲れました。また時間ある時に続き書きます〜〜

 




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?