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【1/2エッセイ】2タイプいる?他人を操作しようとする人たち。そして対処法。

✍️1/2エッセイ とは、エッセイ(私の体験、思い)にコラム的要素(リサーチ)を足したもの。私の造語です。


「あれ、もしかして……私、あなたにコントロールされている? 」

と感じた時には、時すでに遅しかも。。。

今回は、他人を操作しようとする人たちの傾向と私なりの対策をまとめてみました。

まず、他人をコントロールしたがる人は、二パターンいます。

1️⃣ 正義感が強すぎて極端になっている人
2️⃣ 善意を装い心理的に侵略してくる人

まず、
1️⃣ 正義感が強すぎて極端になっている人

正義感を持つことは悪くなくて、むしろ良いと思うんですよね。だってそれは大義でもあったりするから。

ただ正義感が強すぎて極端になって、それを他人にふりかざすのは、かなーり迷惑だなと。

正義感を振りかざす人の多くは、自分が間違っているなんて思っていないケースがほとんど。

自分の経験値のみで物事を図って、そこで得た価値観を人に押し付ける。度が過ぎると平気で人をバッシングにかかったり。

特にSNSでの動きは顕著かなと。

そういう人はSNS上になると、自分は顔も見えていないし、匿名だし、余裕なんでしょう。

ただ攻撃を受けた側からしたら迷惑じゃすまない。心に傷を負うどころか、命まで落としてしまう人もいる。

大体、バッシングにロジックは存在しない。つまるところ客観的事実がない。

「正義をふりかざす『極端な人』の正体」の著者、山口真一氏が同書の中で「正義中毒」について述べていました。

簡単にいうと、正義感をもつ人が他人を制裁すると脳からドーパミンが出るとのこと。ドーパミンとは快楽や多幸感が得られるホルモン。

そしてどんどん他人に不寛容になり、自分の正義感だけで人を裁き、快楽を得ようとして更に人をバッシングするという。

なんという、迷惑極まりない話……

自分尺度の正義の鉄拳を社会に振りかざして、「私の正義感がこの人に社会的制裁を与えている!」なんて思ってからの自己陶酔。

ただね、まだこの「正義感が強すぎて極端になっている人」は言動が分かりやすい。
だから次の2️⃣と比べて対処しやすいのです。

しかし、問題はこっちの方⬇︎

2️⃣ 善意を装い心理的に侵略してくる人

とにかく彼らの言動は、分かりにくい。

どういう事かというと、

「私を攻撃しているの?していないの?」
「マウントとっているの? とってないの?」

この境界が滲んでる感じ。

彼らはManipulator(操作する人)と言ったり、カバートアグレッションとも言われたりします。

さて、そのManipulatorとは一体どんな人を指すのか。

彼らは、

・優しいです
・仕事とかサポートしてくれます
・共感もしてくれます

え、めっちゃいい人。

そうなんです。いい人なんです……表面上はね。

彼らの目的はいい人のふりをしてこちらに近づき、こちらの弱みを掴む事……めっちゃホラー。

でも……なんでそんな事をするのって思いませんか?

その答えは⬇︎

こちらの弱みを掴んでパワーバランスを築きたいから。

もちろんManipulatorが上、って意味です。

更にはそのパワーバランスを糧として、社会的信頼や地位、権力をを得て優越感に浸りたいから、という。

ダークすぎますよね。また彼らの特徴として、

微妙な嘘をつくとの事。

信頼できるものに基づいた情報とそうでない情報を、恣意的に混ぜてこちらを混乱させるんですって。
心理操作、とも言えますよね。

更にあくどい事に、彼らManipulatorは自分で責任を取る事を嫌がる。
それに自分が被害者になって注目を集める事に長けている。そしてこちら側が何故か悪者になったり、罪悪感を被る事になる。

ここまで自分で書きながら、超がつくほど最悪な性格だな、Manipulatorって思いますね。

あと、このManipualatorはさっきの1️⃣のタイプとは違ってそもそもが、「性格」の問題らしいのです。

ただね、先述した1️⃣の正義感が強すぎて極端になっている人も2️⃣の善意を装い心理的に侵略してくる人も、実際は「弱い」んです。その弱さを隠そうと、相手を操作する、陥れる。

でもね、誰にだって「弱さ」はある。私にだって「弱さ」があります。挫けそうになる事だらけ。

裏を返せば、私だってManipilatorになる可能性もある。もしかしたら記憶には無くても、そんな振る舞いをしてしまっていたかも知れない。

だからこそ自分の「弱さ」を信頼している人には見せよう最近は思います。
年を重ねると知らないうちに頭が固くなっちゃいますからね。

もとい、私の経験上ですが「他人を操作しようとする人」への対処法は身につけた方がベターです。

一番いいのは、物理的に離れる事ですが、それができる状況ばかりではないですよ、現実は。

学校、職場、地域、PTAなど何らかのコミュニティに属していれば、彼らに会わない、なんてことは難しい。

さて、ここで対処法。
複数の記事と自分の経験と照らし合わせて以下の三つに絞りました。

〇相手にいちいち質問をすること

「それはどうしてですか? 」
「私は何のためにこれをしなければならないのですか? 」

とにかく、他人を操作しようとする人に理由を聞くのです。

人はwhat(何)を聞かれるよりwhy(理由)を聞かれる方が少々やっかいに感じます。もう最初の時点でジャブくらいを打って、こっちの立ち位置をできるだけ不動にするのです。

〇相手が言った事を復唱して返すこと

「○○さんは△△と思っているんですね」

これ、効きます 笑

彼らが発した事をこちらが復唱する事で、彼らは自分の言った事を客観視できます。

あ、この人、ちょっと偉ぶってるなぁって思った時に使ってみると、大概はハッとと気づいてくれます。そこであーだのこーだのと言う人は、何かを隠そうとしているのかも知れません。

〇こちらの立場を述べる

「あなたの意見には賛同はできないけど肯定はしてるよ」というこちらの心のスタンスを明示する。

彼らの上に立つわけではないけど、「提唱者」のような同じラインに立っている目線で話す、といった感覚ですね。

これらの注意点はいずれも戦闘姿勢にならない事。
伝える事ははっきりと、でも丁寧に、という傾聴の姿勢をもってという事ですね。

何せ、彼らは叩いても起き上がってきます。

その不屈の精神は見習うべきなのですが、相手を傷つけてしまっているのが非常に良くない。

身近な人が他人を操作する人にさせない為に、こちらが質問をして、彼らの言っている事を俯瞰できるようにしてあげる事も、必要な歩み寄りかも知れません。

最後に、、、

そもそも正義って何だろうか?

人が「正義」と言えば「正義とはなんだ?」と聞き返し、そして人が「正義とは幸せだ」と答えれば「幸せとはなんだ? 」と聞き返して問答を続けた人がいる。

ならば、あなたは正義の答えを知っているのかと問われれば「知らない」と述べた。

それが、古代ギリシャ哲学者のソクラテス。彼だって正義が何なのか、知らなかった。

いや本当は知っていたのかも。
けれど万人に当てはまる訳ではないから、敢えて「知らない」と答えたのかも知れない。粋だな、ソクラテス。

ソクラテスが生きた時代は、詭弁を操る論者がたくさんいたという。

彼はこのような論者たちに問答していき、「無知の知」を気づかせた。

つまり、知らないという事をまず知ろうよ。
知りもしない言葉を適当に使うなよ(これは私の個人的解釈)と。

正義をひと言で語るには、まだ自分は若輩者であると思う。

語るよりも行動だなぁ、自分。

さて、シアトルは晴れ間が爽快な季節。

春もそこにありました😊


今宵も最後まで読んでいただきまして
ありがとうございました。

しゃろん;

●タイトル画像:Canva 生成AI.
●参考URL:

https://hbr.org/2017/11/how-to-work-with-a-manipulative-person
https://www.psychologytoday.com/us/blog/living-forward/201909/5-ways-keep-yourself-being-manipulated
https://www.listeningpartnership.com/insight/master-manipulator/

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