見出し画像

人生変えちゃう夏かもね

このタイトルにピンと来た人、あなたは立派な昭和人です。笑


さて、毎年この時期は大学で非常勤講師としての授業(「写真実習」)を週一回担当しています。受けるのは1年生で、しかも写真専攻ではない学生がほとんど(グラフィックコース)なので、教える内容もなるべく簡素に、そしてこれから自身が進みたい分野にも通じるような内容で構成しているつもりです。

写真の3要素のコピー

構図やアングル、アスペクト比などは、どんな平面メディアでも考慮しなくてはいけない。光の向きや質を考えることは、イラストレーションや漫画などの表現では重要。カメラの知識は、直接的には関わってこないかもしれないけど、カメラを用いた表現の最大の強みである「ボケを生かした表現」を学ぶことで、自身のやりたいことに良い化学反応を起こしてほしい。

といった考えで、少ないコマ数ではあるけれど学生にカメラを使って色々と撮ってもらっております。授業中に

感性に任せて撮るのもいいけど、授業では「こうしたい時にはこうするべき」と、意味や目的を持って撮ってみよう。そして、よりいいものができるように、たくさん撮ってみよう。そして、撮ったものは周りに見せて評価をもらおう。

と、口癖のように学生に伝えています。それは写真が上手くなるためではなく、自身のやりたいこと(デザイン、イラスト、漫画、アニメ、CG etc...)において

試行錯誤を繰り返してブラッシュアップすること そして、作品は作り手と鑑賞者がいて初めて成り立つこと

このことは表現することを生業とする以上、ずっとやっていかなくてはいけない、であれば少しづつでも習慣づけて置こうよ、というのが授業のゴールかなと考えているからです。 あと、全く不真面目でやる気のなかった学生時代の俺を反面教師にしてほしいという思いもあります。友達の撮ったネガを借りて課題提出してたくらいですから。笑

なにはともあれ、学校では写真以外にもいろんな分野の基礎を学んでいくので、じゃんじゃん吸収して自分自身に肉付けしていってほしいなと思います。クソ高い授業料なので、機材や施設使い倒すくらいの意気込みで!

本当なら、校外実習でいろんなところに行きたいけど、この状況だとなかなか厳しく。来年度は、正常に戻ることを願う夏です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?