既存の知識の切り貼りでは限界がある
こんにちは。
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1~2年前にある糸谷哲郎という将棋のプロ棋士の方が今年やりたいこととして読書と答えていました。その方は、プロ棋士をしながら大阪大学の哲学科の修士課程を出られた天才です。
その方が、その理由として以下のようにおっしゃっていました。
正確ではないかもしれませんが、このようなニュアンスのことをおっしゃっていました。
当時は、何か心に引っかかり頭にはずっと残っていましたが、それがどういう意味か腑に落ちてはいませんでした。
最近、この言葉の意味が実感として腑に落ちてきたので、そのことについて書きたいと思います。
比較的に本を読んでいた独身時代
20代、30代の独身時代は様々な本を多読しました。ビジネス書、自己啓発書、小説やエッセイなど様々なジャンルの本を気になったものから読んでいました。
ビジネス書や自己啓発書をよく読む人だとお分かりだと思うのですが、何冊か読むとほとんど同じことが書かれており既読感を感じるようになります。するとこのジャンルはもういいかなという気持ちが芽生えます。
また、結婚して子どもができ、自分の為になかなかゆっくり読書をするという時間は持てなくなりました。
既存の知識の切った貼った
つまり、30代後半くらいから40代前半まで、私は既存の知識の切り貼りでやってきたわけです。
実際、既存の知識の切った貼ったでやってこれたわけで特に不都合を感じることもありませんでした。
実際、糸谷さんは既存の知識の切った貼ったでは限界があると言われているわけで、やっていけないとは言われていません。
読書などでインプットした知識を自分に当てはめ都度、必要な場面で切り貼りしてやっていく。
これは読書したことが実生活に応用できているわけで悪いことではありません。
その為、この言葉の意味が腑に落ちなかったのです。
既存の知識の切り貼りでは限界がある 2つの理由
40代後半に入り、外に目を向け人生のライフステージが変わると糸谷さんの仰る通り限界を感じるようになりました。
既存の知識の切り貼りでは限界があったのです。
私が考えたその理由は以下です。
世界が変わった。
まず10年前とは世界が劇的に変わったことが挙げられます。10年前にはAIもここまで進化していませんでしたし、パンデミックもまだ経験していません。
10年前の情報を切った貼ったするのではやはり限界があり、新しい情報をキャッチアップする必要性を感じています。
自分のライフステージが変わった。
実は、テクノロジーの進化よりも自分自身のライフステージの変化の方が、既存の知識の切り貼りの限界を感じています。
10年前とは子どもの有無、仕事でのポジション、収入、そして老化と人生の後半を見据えた生き方などライフステージが大きく変わりました。
10年前とは興味関心も異なり必要となる情報も異なります。
本来、人は毎日少しづつ変化しており、それに対応する為に情報をアップデートし続ける必要があったのです。
きっと同じ内容の本を読んだとしても感銘を受ける箇所が異なってくるのだと思います。
では、どうすべきか
そう考えるとやはり既存の知識の切り貼りでは限界がありそうです。
新しい本を習慣的に読む、かつて読んだ本を読み返してみるなど情報をアップデートし続ける必要があります。
そして、そのままでは情報が身体の中に溜まって言って腐ってしまいますので、積極的にアウトプットする必要もあるでしょう。
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