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「やりたいことが見つからない」から「好きな事を仕事にする」まで。全部書きます。1章/4


この記事は全四章構成の記事の”第一章”のみ記載したものです。
今後続きが出来次第、順次投稿して参りますのでお待ちいただければと思います。
全て書き上がったら一部を有料コンテンツにするか、もしくは4投稿全てを削除して本としてリリースしようと思っております。今のうちに読んでみてね。


「やりたいことなんて本当に
見つかるんですかねえ、、、、。」


なんて自分のメンターに
愚痴っていたのは今から3年前。



当時新卒2年目の消防士だった私は
「やりたい事」を探しておりました。
 


 
なんでかって、、、、
そりゃ仕事を辞めたいから。



小さい頃からの憧れの職業でしたが
なぜか実際に就職してみると感じるわけです。



「なんか違う。」



何が違うのかは不明。
ただ何かが違うのです。


 
 

きっとこのモヤモヤを
抱えたまま定年まで
走り切るのは耐えられない。
悔いが残って死ぬに死ねない。


「仕事をやめよう、、、、。」


そう考え始めた私はITスキルを磨いたり
英語力を伸ばしたりと
あれこれ手を出すのですが
何をやっても続かない、、、。


どこに足を踏み出しても
自分の怠惰な性格とか
今までちゃんと
勉強してこなかった
現実とか


新たな問題が
浮き彫りになるばかりで
将来に希望なんか見えない。


自分のやりたい事ってなんだろうか?
本当にそんなもの見つかるのだろうか、、、?
もうこのまま生きていくしかないのだろうか、、、、。



あれから3年が経ちました。



今の私は消防士を辞めて
個人の仕事で食べてます。


自分で言うのもなんだけど
我ながら見違えたと思う。



悶々としていた私が
自分の進む道を決めて
ここまで踏み出せたのには


いくつかの
きっかけがありました。


この記事では
この3年間で私が経験した事
いろんな方に会って教わった事
実際に試してきた事などを盛り込んで


「やりたい事を見つけて
好きな事を仕事にする」


方法を綴ってまいります。
もしあなたが


自分のやりたい事や
価値観がよくわからなくて


機械のように
社会に求められるまま
何気なく働いて
違和感を解決できずにいるなら
ぜひ読んでいただきたい。


機械のように社会の中で
経済的な機能を果たすだけではなく


どうか、自分の価値観を
軸に生きることを諦めないでほしい。
そんな願いを込めて書きました。


人ひとりの人生を変えるくらい
インパクトのある話です。


きっとあなたの人生のお役に立ちます。



ひつじと名乗る男



こんにちは!
ライフコーチのひつじと申します。

記事をご覧くださりありがとうございます。

まず、本編に入る前にまず私が何者なのか、簡単に自己紹介させてください!




・工藤夏樹 (くどう なつき)
・1997年生まれ
・岩手生まれ神奈川育ち
・AB型
・星野源信者、BUMP OF CHICKEN信者、筋肉信者


都内の大学で救急医療を学び、卒業後は消防署に就職。
消防隊と救急隊を3年間経験したのちに退職。


その後は以下の3軸の活動をはじめる。


・ライフコーチ
・パーソナルトレーナー
・ゲストハウススタッフ

当時の様子↑


現在はライフコーチとしてのみを軸にして活動中。


活動の様子


オンラインでカウンセリングをしたり↓


動画を撮ったり、、、


コーチングを受けて移住を決意した方にお会いしに行ったり、、、。


クライアントさんに向けて絵を描いたり、、、。




筋肉、イラスト、、、、、「クラスで一番になれる」程度の特技を組み合わせながら、あくまで対話で人と向き合うことを軸に仕事をしています。そんな具合の人間が画面越しにではありますが、これからあなたとお話をさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

では自己紹介はこのくらいにしてそろそろ本編に参りましょうか。



問い



まず、最初にこの記事で持ち帰ってもらうものを明確に示すために
読んでいくださっているあなたに一つ疑問を投げかけてみたいと思います。 
 
 

Q
あなたは「やりたい事」を見つけることで
何を達成したいのでしょうか。

「そりゃ、、、、、今の仕事を辞めたいとか、、、?」

私がメンターにこの問いを投げかけられたときには、頭の中が【?】で埋め尽くされてフリーズしてしまいました。聞くところによると困ったパグのような顔をしていたそうです。


あなたも、突然問いかけられて困っているかもしれません。


しかし、この答えが導き出せればあなたが「好きなことを仕事にする」までにやるべきことは自ずと導き出せるはず。

 
まずはこの問いに対する私なりの見解をお伝えするとともに、記事全体を通して目指す方向性をシェアできればと思います。


ぜひ、あなたの答えをご用意いただいた上で読み進めてくださいね。



「やりたい事を見つけたい」の
もう一段下にある思い



やりたいことを仕事にすると何が達成できるのでしょうか?


私の見解からお伝えしますが、私たちはみんな


「自分の考えていることや価値観を、
今より上手く表現して理解してもらいたい。」


のではないかなと考えています

私がそう主張する上での理論と体験を少しだけお話ししますね。



理論1、人は孤独を克服したい



対話を仕事にしていると人の心にまつわる本をたくさん読みます。
それらの中で今回のお話にピッタリ合う一冊がございます。

「愛するということ」

エーリッヒ・フロムさんというドイツの有名な心理学者さん
(社会的性格などの概念を生み出した方)の著書です。
 
 
フロムさんはこの本で
”人が求める理想的な人間関係のあり方”を提示し
それを構築するためには”他者を愛する訓練をして
互いに愛するためのコツを押さえておく必要がある”
といった内容の主張をしている。


そして、この本の中の一節がこの記事にも深く関わっているのですが、、、


こんな記載です。

人間の最も強い欲求は、孤立を克服し、孤独の牢獄から抜け出したいという欲求である。

「人間の最も強い欲求は、孤立を克服し、孤独の牢獄から抜け出したいという欲求である。」

「どの時代のどの社会においても、人間は同じ一つの問題の解決に迫られてきた。いかに孤立を克服するか。いかに合一を達成するか、いかに個人の生活を超越して他者と一体化するか、という問題である。」

「しかし、問題は同じでも解決策は様々だ。(中略)人間を生贄に捧げ、軍隊による征服を行い、ある時は贅沢に耽り、またある時は禁欲で全てを断念し、または仕事に熱中したり、芸術的創造に打ち込んだりする。」

鎌倉のスタバでこのページを読んでいた当時、鳥肌が立ったのを覚えています。

確かに「孤独の克服」という視点を持って自分の生活を見てみると、気持ちが昂ったり、落ち込んだりした際に割と説明がつくことが多いことに気が付きます。




「孤独」がらみの投稿↓




この説を信じるならば
異性にモテたいのも、人並み以上にお金を稼ぎたいのも、SNSのフォローワーが欲しいのも、全ての欲望は「孤独を克服したいから」ということになります。 
 
 
私は消防士を辞めて今の働き方を作ってきた中で、今の暮らしがとても自分に合っていると感じるのですが、それは自分の本音を発信し、それに共感してくださる方との交流を図ることで、孤独感を退けることに貢献しているからなのかもしれません。


あなたが幸せを感じることができた思い出や苦しかった経験には、この観点は当てはまりますでしょうか?


理論2、自己実現と承認欲求



理論をもう一つお伝えします。

マズローの欲求後段階説をご存知でしょうか?
比較的有名な理論なので、心理学に興味がある方は既にご存知かもしれません。


簡単に説明すると「人が抱く欲望の構造」を説明した理論になります。


欲求はピラミッド構造になっていて、下から順番に満たしていくことで、より高次元の欲求を感じるようになっていくというのです。そしてこの図の下段の欲求が満たされていなければより上位の欲求は感じることすらできません。

例えば安全な暮らしが確保できていない状態(下から2段目)で周りから認められたい!(下から4段目)と感じることは余裕はないですよね。
人はより充実した人生を送るためにはステップを踏む必要があるのです。


詳細を説明するのは別の機会にするとして
話を本筋に戻しましょう。


「やりたいことを見つけたい!」
「好きなことを仕事にしたい!」

という欲望はかなり自己実現の欲求に近い属性があります。
 

最上位の自己実現がどんな欲求かというと、、、、



【自己実現とは】


自分の能力や可能性を最大限に活かして達成し
本来あるべき自分になること。
人間が最後にたどり着く欲求。
 
 



単にお金を稼ぐだけではなく
自分の価値観や好みに合う活動に従事したいというのは
あなたが持つ可能性を100%発揮することに
つながります。


つまり「やりたいことを仕事にする」を達成するには
まずは、承認欲求までの欲求を満たす必要があるということです。

もし、承認欲求が満たされていない状態であるならば、自己実現的アクションである「やりたいことを見つけて仕事にしたい!」と願うことすら叶いません。


その段階にいるなら、「やりたいことを見つける」のは手段として認識していて、最終的にはただ承認してほしいのです。

あなたは自己実現と、承認欲求とどちらの段階にいるのでしょうか?


見分けるポイントの一つは「自分軸」があるか否かです。

もしあなたが承認欲求の段階にいるなら、自分の軸というものは存在しません、、、、、というか、軸が承認してもらうことなので、その軸のあり方は自分ではなく他人に握られている状態です。

他人が自分を評価するときは、どんな物差しを使うのか。その物差しを当てられたときに、どんな自分になっていれば承認されるのか。を軸に物事を考えるので、自分のあり方を世間が決めた型にはめることで自分の存在価値をアピールすることが基本戦略です。

そのため流行や市場に合わせて自分の行動が変わり、まとまりがありません。承認欲求段階にいる人にとってのゴールは誰かに承認してもらうことなので、取り組む活動の全ては取捨選択可能な手段でしかないのです(ちょっと冷たい言い方だけどね)。ですから「何を仕事とするか」「何がやりたいのか」にこだわっても答えは出ません。

一方で、自己実現の段階で「やりたいこと」を探している人は、成功したいとか世間にウケるとかはあまり考えていなくて、自分の能力や可能性を出し切る行為そのものに満足を覚えます。頭の中にある自分の価値観や哲学などをアウトプットするその行為自体が目的なので「何を仕事とするか」「何がやりたいか」「何をすれば自分のことをより表現できるか」にこだわる必要があります。結果よりも過程を楽しむことができるのも、この段階にいる人の特徴ですね。


 
もし、あなたが「やりたい事」が見つからないと悩まれていている中で、今まで様々な活動に挑戦してきたけど継続できなかった事実があるなら、今のあなたが抱える「やりたい事を見つけたい」という欲求の裏には「誰かに認めてほしい」「自分のことをもっと認めてあげたい」という欲求が隠れているかもしれません。 
 
 


ひつじの体験


どうでしょう?
一方的に私の見解を述べましたが、当てはまりましたか?

なぜこれほどまでに強い意見を主張するかというと、私自身が今までに書いた状態に陥っていたからです。

偉そうに理屈を書き連ねましたが、実体験があるので自分とあなたを重ねてしまっているだけなんです。

少しだけ私の体験も出してみますね。


私は消防士時代にコーチングを受けながら自分のやりたいこと探しをしておりました。(コーチングをお薦めするのが目的の記事ではないのですが、私の経歴上、エピソードの随所にコーチングのお話が出てきます。ご容赦ください。)


当時のコーチからセッションを受けていた私の印象を伺うことができたのですが、コーチ曰く、、、、


「最初は随分とハキハキと喋っていた印象があったよ。面接みたいだった。」とのことでした。それを聞いて笑ってしまいました。その振る舞いがあまりに当時の私らしいからです。要はですね、、、しっかりした礼節のある市場価値のある人間だと思って欲しかったんですよ、、、笑


当時の私は消防士を辞めて転職するつもりでいました。だからなのかわかりませんが、常に周囲のビジネスマンを意識して生活している節があって、彼らに比べてビジネス経験がない自分に少しコンプレックスがありました。
 
 
さらに消防士の職場ではまだまだ新人で怒られてばかりだったので、とにかく褒めて欲しくてカッコつけてたんですよね、、、、笑


だから、取り組む活動も純粋に自分がやりたい事を追求するというより、誰かに褒めてもらえそうな事をやったり言ったりするわけです。


「英会話教室に通って英語ペラペラスーパー若者になってやろう!」とか
「消防士だけどWEBスキルを身につけて、組織に依存しなくても生きていける余裕のある大人になろう!」とか。

(そういえば消防士になったのだって、周りに自分の価値を認めてほしかったからだったな、、、。)


他にも消防士を辞めてからの収入源を確保するためにさまざまなことに取り組みましたが、どれもどこかキラキラしたジャンルの活動をしようとしていた気がします。


・飛行機のパイロットになりたい!
・星野リゾートの就職したい。
・海外移住。
・動画編集で稼いで旅をしながら暮らす!



でかい目標を立ててかっこいい自分になろうと頑張るわけですが、周囲から見たら「カッコつけてんなあいつ」って見透かされているわけです。で、思うように褒めてもらえないので行動が継続できなくて「また挫折した、、、、何にも成し遂げられない。」と自己評価が下がる負のスパイラルに突入するわけです。


そのため、普段職場で怒られたりする中でマリアナ海溝ほどに深く抉れた自尊心を埋めることがコーチングセッションを受ける上での第一目標になっていました。

とにかくコーチに褒めてもらいたくて、最初の3ヶ月くらいは
「私には職場の上司と違ってこんな考えもあります!」とか
「私には世間で活かせるこんな能力があります!」みたいに
謎に自分の価値をアピールしていたのですが、時間が経つにつれてだんだんとそのメッキが剥がれてきて、5ヶ月目からはだんだんと会話の歯切れが悪くなってきました。

「で、本当にやりたいことって何だっけ?」


かっこつけるネタを出し切って、
全て受け止めてくださった時に初めて
真正面からこの問題に向き合うことになりました。

長かったな、、、、笑

とにかく考えていること、感じていることを一度吐き出し切って受け止めてもらわなければ「本当にやりたいこと」に向き合う舞台に立つことすらできていなかったのです。 



あれから時間が経って、私は仕事を辞めて”ライフコーチ”になりました。

私の価値観を大きく変えてくれたコーチングという仕事に感銘を受けて、今はオンラインの対話サービスを軸に、お客さんと筋トレをしたり、絵を描いてプレゼントしに行って、地元を案内していただきながらコーチングをしたり、私が読んできた中古本をお渡ししたりと、、、、何かその方の可能性を引き出せそうなアプローチをフルに使いながら個人として活動しています。

活動はインスタに載せてます(画像をタップ!)




コーチという仕事に出会ってから、3年経ちましたがあれからお客さんがいない時期も乗り越えて、自分のやりたいことを貫いてこれました。


苦境があっても、ひとまず活動を投げ出さずにいる今の自分の感じを見ていると、どうやら「誰か私の存在を認めてくれよ、、、、!!!」と思っていた消防士時代の葛藤を乗り越えて「本当にやりたい事」を見つけて仕事にできているのかななんて我ながら感じます。
 
 
 
これが私の体験のお話です。 
 
 





この記事の対象外の方


さて、大変長くお話ししてきましたがここまでは前置きです。これ以降は、実際にあなたのやりたいこと探しにどんな視点を取り入れて、どんな行動を起こせば良いのかという具体的なお話をしていきます。


ただ、以下の人は読むことをお勧めしません。



1、たくさんお金を稼いで成功者になりたい方

この記事の目的は
「自分の好きなことを忘れてしまうほど、心にダメージを負う働き方から抜け出してほしい。」
「好きなことでお金を得る力をつけて、自分の好きなことに費やす時間を増やしてほしい。」
といったものです。
私たちが生きている資本主義社会では個人が”良いな”と思う物や、好きなもの、趣味があっても、その価値をお金に変えることができなくて仕事の時間に没頭せざるを得ない方が少なくありません。「好き」という感情は尊いものの、それが金銭的な価値に変換できないと淘汰されてしまうのです。

しかし、あなた1人が「いいな」と思うものは他の人にとっての「いいな」でもあるはずです。この「いいな」の価値は計り知れない。
あなたが好きな事を発信するだけで救われる人が必ずいる。必ずいる。
うだつの上がらない消防士だった私を信じてコーチングを依頼してくださるお客さんがいるように。コーチングを卒業していかれたお客さんにもまた、彼らの”好き”に魅せられるお客さんがいるように。

あなたと出会う事を待っている人が日本のどこかに必ずいる。だからあなたの「好き」の価値を資本主義社会の中で淘汰されずに残して欲しいのです。だから、好きな事を仕事にしてほしいのです。

ただ、それは「たくさん稼ぐ」ともまた意味合いが違います。お金を得ることが目的では無いのです。成功者になりたいならば、きっともっと収入が多くて成功している人の書籍や記事を読んだ方が得でしょう。また、自分の人生の成功度合いを「収入の多さ」で測ろうとするならば、きっとそういう方とは仲良くなれる気がしません。
自分の好きなことを捨てて、資本主義社会に生き方を委ねてより多くのお金を生産し続けるだけの存在になることに心が躍るなら、きっとあなたの期待には応えられません。



2、「お金は我慢して働くからもらえるもの」
だと思っている方。


好きなことに対する「いいな」をお金にして好きなことをしながら暮らしてほしい。先ほどの文中にも書いたこの思いを人に話すと、たまにこんな言葉が返ってきます。

「好きなことで食っていけるのなんか一握りの天才だけだよ。」
「お金っていうのは我慢して働いてもらうものだよ。」
こんな具合に。

思っていることを正直に言います。
そんなの糞食らえです。
いつまで経ってもそんなこと言ってるから「お金を払っている”お客様”の立場であれば何をしても許される」みたいな価値観がなくならいし「どれだけ大変でもこれが仕事だから、、、」みたいに自分の心がすり減っている現状に抵抗する事をしなくなってしまう。自分の心と体が最大の資産のはずなのに、それを安いお金で売り渡してしまうことになる。私たちはお金を産むために生まれてきたわけじゃないはずです。嫌な仕事をしてその労働に対して慰謝料みたいにお金をもらうのではなくて、心の豊かな関わり方の上に経済を循環できるようになりたいじゃないですか。

私はもういい加減、働く人の身体的健康や精神的健康を犠牲にしながら成り立つ経済活動とその文化を終わりにしたい。一生懸命働く人には、その人の心が報われる働き方をしてほしい。
しかし、私という個人の力では大きな変化を生み出すことはできません。だから、手が届く範囲の人にだけこの文章が届いてくれればいい。

今回の記事は「お金は人がやりたく無いことを我慢してやるからもらえるもの」という価値観を持っている人の心に届くようには書いていないので、もしあなたが「好きなことを仕事にする」という考え方に抵抗がない場合のみ読み進めて欲しいと思います。



3、「お金を稼ぐのは汚いこと」と考えている人


先ほども書いたように、この記事の目的は「自分の好きなことを忘れてしまうほど、心にダメージを負う働き方を終わらせたい」「好きなことでお金を得る力をつけて、自分の好きなことに費やす時間を増やしてほしい。」というものです。
決してお金をたくさん稼ぐことで、社会のヒエラルキーのトップに立ち成功者になろうとか、そういうものではありません。目的はお金じゃないんです。
しかしながら、あなたが好きなことをしながら最低限の生活を営むにはやはりお金が必要です。税金や保険や生活費がなければ私たちは生きていけません。ですから、あなたのやりたい事を明確にしたら、最後はちゃんと好きなことで(少なくてもいいから)お金を産めるようになって欲しい。この記事はそのような価値観を前提に書いております。だから、お金というツールを毛嫌いしている人にはかなり抵抗のある内容になる事でしょう。
今はまだ好きな事の価値をお金に変えることが身近なことに感じられなくても問題ないかと思います。しかし、お金に対する嫌悪感を感じてらっしゃる方はきっとこの記事とは相性は良くないので、このまま読み進める事をお勧めしません。




この記事を読むと解決すること。


少々熱くなってしまいました。

上記のような方には読んで欲しくないのですが、一方で「どうか読んでいってほしい、、、、!」と思うような方もおります。

もし、今こんなことを考えておられるならこの記事が役立つはずです。ぜひ読んでいってください。


1、「好きな事を仕事にすると”それ”を嫌いになってしまうのではないか?」という不安がある。


こんな事を考える方は少なくないはずです。
実際、、、、、
「筋トレが好きだからパーソナルトレーナーになった。だけど、忙しすぎてもう続けられない。」とか
「人と話すのが好きだから、営業職についたけど成績に追われすぎてメンタルがしんどい」とかそういった声は絶えません。

ただ、それは「好きな事を仕事にした」→「好きなことが嫌いになった」というロジックではなく、「自分に合わない働き方だった」→「仕事が嫌いになった」というただこれだけの構造ではないでしょうか。

好きな事を仕事にしたからといって必ずそれが嫌いになるわけではありません。このロジックが成り立つのなら、私はもうコーチングが嫌いになっているだろうし、私のクライアントさんだって何も成果を出さずに去っていく事でしょう。しかしそうはなっていない。私もクライアントさんたちも、好きな事を仕事としてやり続けている。

実際、仕事を嫌いになるとかどうとかという問題は「何を仕事にするか」よりも「どのように働くか」に重心がある事が多いです。whatではなくhowなのです。

人間関係とか、勤務時間とか、お客さんの層とか。こういった働き方の問題をクリアすることができれば、あなたは好きな事を仕事として続ける事ができます。


この辺りは第四章で詳しく解説しますね。必ず解決の糸口はあるので、今は安心して好きな事を見つけることに集中してください。


だから「好きなものがあるけど嫌いになりたくないから仕事にはしない」という選択をしている方はぜひ読んでいってほしい。


もったいない!あなたの”好き”には人を幸せにする力がある!どうかそれを押し入れの奥の方にしまうのではなくて、あなたの人生を豊かにするために使ってくれ!
その方法をお伝えするので!


2、そもそもやりたい事がわからない。


もう、、、、あなたを待ってました。
やりたい事がわからない?大丈夫です。私にお任せください。心理学とコーチングの理論に基づいて、どうして人がやりたい事を見失ってしまうのかを突き詰めていきます。そしてその対処法についても細かく書いていきます!

やりたい事が見つからないというお悩みについて、コーチ仲間とこんな事を話します。
「今になってよく考えてみたらやりたい事がないわけないんだよな。本来それって不自然な現象だもの。」
と。
偉そうにいっておきながら、私たち自身もやりたいこと探しに苦しんでいたんだけどね、、、、笑

やりたい事は必ず見つかります。
問題は、それが見つかりづらくなっている、あなたの生活環境や人間関係やあなたの意識的な部分かもしれません。この記事ではこういった問題について扱っていきます。

だから「やりたい事なんて本当に見つかるんですかね、、、、?」なんて自分の可能性にうなだれている方はぜひ読んで。

見つかるから。




3、好きな事を仕事にしたいけど、その方法がわからない。


ここもネックですよね。
この記事ではとりわけ「転職」よりも「小さい起業」をお薦めする形で、好きな事を仕事にする基礎から枝葉の部分までをお伝えしていきます。
 
副業レベルでもいいので、誰か自分に惚れてくれたお客さんが1人でもいると生活は一変します。
また、企業という形だと自分に合った働き方をカスタマイズできるので、かなりおすすめです。
ただし、個人で仕事を起こそうと思うと、、、、、とりわけ自分が好きなことを仕事にしようと思うと企業などが採用している大規模なマーケティング戦略が適応しづらいのがネックです。ですので、個人の仕事ならではの戦略も、私が現場で使ってきたものを出し惜しみせず載せていきます。




さて、、、こんな具合です。
この記事が目指す方向性はご理解いただけましたでしょうか?

この記事で伝えたいことも、込めた思いも全て示しました。

あなたがもし共感してくれるなら、私がこれから話すことを取り入れて、やりたい事を実現して世の希望になってほしい。一緒に文化を変えてほしい。人の「好き」にちゃんと価値が生まれて、心が豊かな働き方で食って行けるように力を貸してほしい。

あなたが今願っている事を実現した先にはあなた以外の周囲にいる人の幸せも生み出すことができるはずです。

だから、余すことなくこの記事を貪り尽くしてください。

 

少し暑くなりました。
頭を冷やして本編に参りましょう。






「やりたい事探し」は「食事」と同じ。




さて、それでは本編を始めましょうか。


まず、この記事では「やりたい事が見つからない」から「好きなことを仕事にする」を実現してあなたらしい自由な人生の実現をお手伝いするものです。

ここには私がコーチ人生で体験してきたことや、心理学の理論をなどを詰め込んで渡せるものを全てお渡ししようと思うのですが、、、、

どうもそうやって盛り盛りの内容にすると、お話が複雑になってしまう気がいたします。

なので、この記事ではあなたがやりたい事を見つけ、仕事にしていくまでのロードマップを「食」に例えてお伝えしていきます。


その全体像はこうです。


1、腹を満たす。「食欲=承認欲求」

・腹が減っては戦はできぬ。
・狩猟メインのスタイルから農耕メインにシフトする。
・安定して食欲を満たす仕組みを構築する。


2、舌を肥やす。「食べたいもの=やりたい事」

・味覚のトレーニング。
・レシピを貯める。
・施策する。
・味見をする。
・不味いものは減らす。


3、信頼を貯める。「商品力×哲学=美味

?????(後日公開する記事にて記載)


4、価値をお金に変える。

?????(後日公開する記事に記載)


それぞれ詳細に解説していきます。


第1章
「腹が減っては戦はできぬ」




「一番いけないのはお腹が空いている事と、一人でいる事だから。」

サマーウォーズより


ではまずはじめに着手するべきは、自分の承認欲求と向き合う事です。あなたは今承認欲求の段階にいるのか自己実現の段階にいるのか、、、どちらでしょう?


実はどちらにしても、一度承認欲求とは向き合う事をお勧めしています。なぜなら、承認欲求は一度満たせれば見事クリア!というものではなくて継続的に満たし続ける必要があるからです。


承認欲求は食欲ととても似ています。朝にご飯を食べたとてその日の夜にはお腹が空くじゃないですか。それと同じように心の管理を怠ると承認欲求がだんだんと湧いてきます。実際の空腹と同じように承認欲求が満たされずに「心の空腹状態」が続くと、とにかく心の胃袋を満たすことしか考えられなくなるので、本当にやりたいことがどうとかそんな複雑で難しいことは考えられなくなるのです。

ですから安定的に承認欲求を満たし続ける方法を確立することをお勧めします。


かつて人類は狩猟メインの文明から食物の安定供給が可能な農耕を覚えることによって文明のレベルを「生存欲求」から「安全欲求」の段階に引き上げました。


それと同じように承認欲求を安定的に満たし続けることができれば、あなたの欲求は「承認欲求」から「自己実現」の段階に引き上がるはずです。


この章ではその考え方と具体的な方法についてお話しして参ります。



農耕を始める。


「承認欲求を満たすにはどうしたら良いのでしょうね。」

そうクライアントさんに問うてみると、大体の方は眉間に皺を寄せて、困ったようにパグの顔をなさいます笑。私と同じリアクションをとってくださるので、個人的んは大変シンパシーを感じるのですが、、、、余談は置いておいて、、、あまり承認欲求を満たすために行動を起こすっていいイメージを持ち辛いですよね。

試しに検索ボックスに「承認」と入れるとその段階でこんな検索予想ができてます。

「承認欲求モンスター」

あまりいい響きではなさそうです。


私のとあるクライアントさんも「私、承認欲求の塊なんですよね、、、、」とまるでそれが悪いことのように吐露してくださったことがあり、やはりこの単語にはいい印象はなさそうです。


しかし現実問題として承認欲求を無視して進むことはできません。どれだけ印象が悪かろうと、承認欲求というものは人間の心に組み込まれてしまっている。やりたい事を見つけようと思ったらこれと向き合わなければなりません。


だから、なりふり構わずとにかく思いつくものをやってみましょう!


、、、、なんて、パワー系なことを言ってもいいのですが、それじゃわざわざ記事を読んでいただいている意味が薄れてしまいます。ですからもう少し掘り下げてお話ししましょう。

確かに何か行動を起こす必要はありますが、まずはその方向性として2つの道を示します。狩猟タイプ農耕タイプの2つです。きっと承認欲求というワードに抵抗感を感じるのは狩猟タイプを選ぼうとするからではないでしょうか?


これ以降は、「狩猟」と「農耕」の二つのタイプについて触れながら、承認欲求モンスターにならずに自己実現を目指す方法についてお話します!



狩猟タイプの基本戦術



狩猟タイプの特徴は”すでに流通しているものを勝ち取る”ことで承認欲求を満たすのが特徴です。

例えば、、、、


・SNSでキラキラした投稿をする。いいねを稼ぐ。
・会社の成績で結果を出す。
・もっと筋肉をつけて、肉体をアピールする。
・学業成績をアイデンティティとしてアピールする。
・ナンパをする。


男目線に偏ったものがいくつかありますが、女性の場合はどうなるんだろう?ちょっと極端かもだけど、、、、お化粧におけるブルベマウントを取ったりとかそういうやつだろうか。

とにかく、承認欲求を得る上で比較、数字、肩書き、結果など、、、、、
すでに世間共通で価値があると広く認識されているものを、獲得することで承認を満たすことを得意としています。


成功者と呼ばれる方の中にはこのタイプの方も多いので、自分もこうならなければいけない、と思っている方もいるかもしれません。


確かに数字を出し続けることで、自分の存在を余裕を持って証明し続けることができるならば何も問題はありません。実際このタイプが肌に合う人はいるでしょう。さらにこの戦略が成功(例えばSNSがバズったり、事業が成功したり)すれば常人とは一線を画した人生を送ることができます。


しかし、この戦略は”狩猟”と例えるとおり非常に厳しい戦いを強いられます。
なぜなら、すでに多くの人が”価値がある”と認識しているものを獲得する競争に加わる必要があるからです。


確かに狩猟タイプの戦略は有効であるものの、その海はすでにレッドオーシャンなのです。



承認欲求モンスター



血で血を洗う狩猟タイプの戦略で勝ち残れるのは一握りの人間だけです。


お金や肩書きなどの、流通している量に限りあるものを承認の礎にして他人と獲得量に差をつけようとするわけですから、構造的にそうなってしまいます。

この戦いに勝ち残れればいいですが、負けてしまった時にはどうなるのでしょうか?

もし、負けた時のためのプランBがなければいわゆる承認欲求モンスターになるしかありません。


本当は大きいマンモスを狩って胃袋を満たしたい。小動物でもいいから食料が欲しい。しかし、争奪戦に勝つことができないから他の手段で胃袋を満たさなければならないけど、その方法がわからない。


その結果、多くの方は所構わず物乞いを始めます。


とにかく食欲を満たしたいので、誰彼構わず食事を分けてもらおうとしますが、たまに余裕がある人が食事を分けてくれる以外は煙たがられてしまいます。

結果、胃袋が満たされることはなく苦しむわけです。


同じように、承認欲求を満たす手段が狩猟タイプしかないものの、自分が他人に勝っているという確信が持てないと、所構わず全てのコミュニケーションの場で承認欲求を満たそうとする場合があります。これが承認欲求モンスターと呼ばれる状態なのではないでしょうか。


例えば誰かを論破してみたり
マウントを取ったり
極度に自慢してみたり、、、、


こういったコミュニケーションには「あなたより私の方が上」というメッセージが暗に込められているため、そういった主張に耐える心理的な余裕がある方以外は近寄ることはできなくなってしまいます。(エヴァのアスカとかが承認欲求モンスターのイメージ近いかも。)


承認欲求という単語に抵抗感を感じるのは、このようなプロセスで承認欲求モンスターになってしまい、結果的に孤立する未来が想像できるからではないでしょうか。


実際、狩猟タイプで勝ち続けるのは多くの人にとっては困難を極めます。一時は良くても頂点に君臨するものは常に入れ替わりますから、狩猟タイプしか知らないで暮らしていくのはかなり苦しいのではないでしょうか。(アスカも日本に来てからすぐにシンジに成績抜かれちゃったし。)


もしあなたが「生きづらさ」を感じて過ごしているなら、その原因はあなたに対して狩猟タイプの能力を求める環境と、その生き方に苦しさを覚える個人的な価値観に発生しているのではないでしょうか。


ですから、承認欲求モンスターになる事や、生きづらさにただ耐えながら暮らさざるを得なるなる事を回避するために、狩猟タイプ以外の戦略も習得しておくことが重要です。



農耕タイプの基本戦術




そこで提案したのが農耕タイプの戦略です。狩猟タイプでは”すでに流通しているものを勝ち取る”という戦略をとっていましたが、それに対して農耕タイプの特徴は”新しい価値を発見して育てる”という点にあります。


例えば、、、、

・お気に入りのお店を開拓して通う。
・星野源の曲を聴きまくる。
・人からもらったプレゼントに毎日触れる。

とかとか、、、、。


こちらのタイプの戦術こそが、今回私が推したい内容なので詳しく説明していきます。



承認にはタイプがある。


さて、農耕タイプの戦略を詳しく説明するにはこちらの図を理解していただく必要があります。

これが何かというと、企業のマネージャー層のクライアントさんなどに「承認力」を説明するための図です。私たちが求める承認欲求の種類があり、上澄みの部分だけでなく、より深い視点で承認をすることが重要であるということを主張するものです。

それぞれ承認の種類について簡単に説明します。

【結果承認】
明らかになった結果に対する承認のこと。

「テストの点数が良かった。」「めちゃくちゃ美人だね!」
「収入こんなにあるの?!」「フォローワーたくさんいるね!」

【プロセス承認】
わかりやすく結果や成果出ていなくとも、そこに至るプロセス全体に対する承認。

「毎日筋トレしていて素晴らしいね。」
「だんだんとフォローワー増えてきているね。」


【行動承認】
今まさに取っている行動、一度でも行ったことに対する承認。

「洗濯やっておいてくれたの?ありがとう!」
「外回り行ってきたの?お疲れ様!」
「今日は早起きじゃん。素晴らしいね。」

【意識承認】
必ずしも行動に現れていない価値観や思想、意識に対しての承認。

「とても面白い考え方をしてるね。もう少し聞かせてほしい。」
「いつも気にかけてくれてありがとう!」

【存在承認】
今この場に存在していることへの承認。もはや愛。
人との繋がりそのものに対して感じるもの。

「生まれてきてくれてありがとう、、、、!」
「振り返った時に、お前が後ろにいるとなんか嬉しいんだよね。」
(志村けんさんが千鳥の大吾さんに向けた言葉らしい。)


先ほど紹介した狩猟タイプの戦略はいわば「結果承認」「プロセス承認」「行動承認」を獲得することを目標とした戦術です。

結果、プロセス、行動は目に見えるので世間一般に「価値があるもの」という認識が多く流通していますので、レッドオーシャンで勝ち抜苦ことができた者のみが承認欲求を埋めることができます。


一方で、農耕タイプの戦術は「意識承認」や「存在承認」を獲得することを目標とした戦術です。

人の意識や存在(繋がり)の価値というものは目に見えません。ですから、一般に流通しない価値観を掘り下げて、そこに価値を発見することで承認欲求を満たそうというプロセスを踏むことになります。

数字で表せるものではないので、数に限りがありません。
よって承認欲求を満たすために、限りあるものの奪い合いは発生しません。
ですから、狩猟タイプの戦略に比べて格段に安定して承認欲求を満たし続けることができます。

話が複雑になってきましたね。


もっとシンプルにいいます。


要は、ナンバーワンじゃなくオンリーワンを目指そうぜってことです。


市場経済の頂点に上り詰め勝者として存在価値をアピールするのではなく、自分らしい生き方を発見し、その価値を100%信じて生きることができれば、その人生はとても納得感の高い幸福なものになるのではないかということです。


しかし、もちろんデメリットもございます。


それはこの生き方を突き詰めると、誰かからの批判を浴びる事になるかもしれないということです。オンリーワンの生き方に価値を感じることができる人は、先ほどのピラミッドの図に示した承認力が高い一部の人に限られます。


例えば自分の子供やパートナー、その他の大事な人がこんな生活を本気で目指すといった時、あなたはどう反応するでしょうか?


「仕事を辞めて趣味とバイトに生きたい!」
「資本主義社会から離れて自給自足で暮らしたい!」


本気で愛している人にこんな事を言われて、少しも違和感なく応援できる人はどれだけいるでしょうか?きっと趣味とバイト生活だって、自給自足生活だって、彼らにとって最も自分に合っている幸福度の高い生き方なのでしょう。しかし、必ずしもあなたの価値観とマッチしない幸せを本気で追求する彼らを、本気で応援できる人は稀なのではないでしょうか。


私は今のところ自給自足はするつもりはありませんが、趣味とバイト、、、というかコーチングとバイトをしながら月に8万円だけ稼いで暮らすということを1年3ヶ月やっていましたが、人とのつながりや自分と向き合う時間の豊かさを存分に楽しめる大変幸せな時間でした。しかし、この暮らしを堪能する私をみて、親や当時の恋人は頭を悩ませていたようです。


ですから、自分らしい生き方を突き詰めるということが、必ずしも今身の回りにいる人全員から承認され羨ましがられるものになるとは限らないということを、覚えておいてください。



今の段階にこそ農耕タイプが必要


もしあなたが承認欲求を満たせていない段階にいるならば、これはあまりいい知らせではないでしょう。

しかし、あなたはこの道に向き合う必要があります。なぜならやりたいことが決まっていないから。


もし、やりたいことが明確ならば、「これ」と決めたそのジャンルを突き詰めることで狩猟タイプの戦略で承認欲求を埋めることができるかもしれません。


しかし、まだ何に力を注ぐか決まっていないのならば「行動」も「結果」も、その「プロセス」もアピールのしようがありません。この状態で狩猟タイプのはかなり無謀に見えます。

ですから、一度農耕タイプの生き方と向き合ってみてください。

ちょっと厳しいことをお伝えしましたが、心配しないでください。他人の目線に振り回されず、自分が納得する生き方を突き詰めて、その上で人と繋がれる生活は、ほんっっっっっとうに楽しいですよ!!!


世間体を意識して消防士になって自分に合わない環境にしがみつくことしかできなかったかつての生活では、毎朝起きては仕事に行きたくなくて、時には少し泣いてから出勤して、職場ではただただ就業時間が訪れることを楽しみに過ごしていて、、、、

それと比べて、朝起きてこれから過ごす1日にしながら過ごせることがとても幸せだったんです。



体質にあう(価値)を探す。



では、実際に農耕タイプの承認(存在承認、意識承認)を獲得するためにはなにをすればいいのでしょうか。


ひとまず人に聞いてみるのがいいでしょう。
あなたはこれから、どの植物が狩猟にかわる食糧になるのかを探すわけですから、すでに濃厚を通じて食事を摂っている人に聞いてみるのが一番手っ取り早い気がいたします。


そのステップを4つの行動に分けて説明します。


行動1、人に会いにいく


もしあなたが、消防士時代の私のように家と職場を往復する暮らしをしていて、誰かからの承認を得るチャンスが、家族や職場の上司や同僚に限られていると、「結果」や「行動」に対して承認が集まりやすい狩猟タイプの価値観が根付いているかと思います。そんな環境下で暮らしているあなた自身にも狩猟タイプの価値観が多少なりとも根付いているはずです。


そこでまずは何らかの方法で、あなたの中に出来上がった常識や当たり前をほぐしていきましょう。要は生き方の視野を広げましょうという提案です。

特におすすめなのは人と会うことです。
日常的に触れている人間関係から少し抜け出して、普段あわない人と関わってみてください。きっと普段職場や家庭では聴かない話題を耳にすることができるはずです。そうした会話の場に身を置いて、価値観の多様性を体感するだけでも、自分の生き方の固定概念が外れていきます。あなたが興味のある暮らし方をしている人がいればぜひ連絡を取るなり、直接会うなりしてみてください。私が実際にやってみたことを並べてみます。


・転職したい企業の方にDMをしてみる。
・消防士を辞めた人と辞めたい人が集まる会に参加してみる。
・脱サラしてドイツで暮らしている人とZOOMでお話し。
・日替わり店長カフェを営んでいる方に会いにお店に伺う。
・ゲストハウスを巡り歩いてみる。
・ライフコーチングを受ける。


もし可能ならいくつか気になることを聞いてみるといいです。「どんな価値観に根ざして生き方を変えてきたのか」「今はどんな暮らし方をしているのか。」などを事細かに。そうやって普段とは異なる会話環境でコミュニケーションをしているうちにだんだんとそれまでに培われてきた常識が解けていくのがわかるはずです。


特に私の場合は初めていったゲストハウスでの思い出が印象深く記憶に残っています。


新卒1年目の頃。ある日の当直明け。
職場と家の往復に疲れ果て、日常から逃げるように
鎌倉まで海を見にいく事にしました。

普段は見ない景色がどこか気持ちよくて
その日は宿を取ることにしたのですが
それがたまたま初めてのゲストハウス体験になったのです。

チェックインを済ませると既にラウンジには
他の宿泊者が集まって交流をしていて
何やら賑やかな雰囲気を感じます。

そこに混ぜてもらってお話をきいていると
とあるお兄さんと仲良くなりました。

当時27歳で爽やかな雰囲気の彼は
世界のいろんな国を旅しながら
暮らしているのだそうです。


当時の仕事は路上アーティスト。

しかしその2年前までは東京で営業マンとして暮らしていたそうです。
激しい売上競争の日々を過ごし、間目に努力した甲斐あって成績も決して悪くなかったそうなのですが、突然おとづれたとあるきっかけで彼の人生は大きく変わりました。


彼は激務の中で鬱になってしまったのです。


ある日出勤しようとしたら、なぜか玄関から出ることができないことに気が付きます。そのままその日は休み、次の日も休み、その次の日も、、、、。


だんだんと行動できなくなっていき、最終的に彼は玄関どころか段々と一歩も部屋から出れなくなってしまいます。


そしてそのままなんの変化も起きないまま1年間が経過しました。
ただ暗い部屋で起きて食べて寝るだけの1年間。ついに弟も社会人になりましたが、もうこうなってしまっては見せる顔がありません。
自分の存在に価値を見出せなくなった彼は自殺を意識するようになりました。


しかしいざ死のうと思うと怖い。
死ぬ勇気もないし部屋から出て誰かと会うのも怖い。
このままこの部屋に居続けることも苦しい。
何をしても明るい未来が見える気がしない、、、。

追い詰められた彼は
ふととあるアイデアを思いつきます。

「ずっとやりたかったことをやってから死のう。」


これが2つ目の転機。

部屋から出れなかった彼はこれをきっかけに突然海外に飛び出しました。生活費やビザの問題はは先に海外に旅立っていた知り合いから情報を得ながら四苦八苦してどうにか作り上げていったようです。そして周りの旅人からヒントをもらいずっと好きだった歌でお金を得ることを決めました。路上アーティストとして活動を始めるとそれが生活を十分潤すほどの資金源になることがわかり、無事に世界を一周した来れたのだそうです。いつしか彼は死ぬことを忘れてしまっていました。

当時はちょうど帰国したタイミングだったようで、知り合いが営んでいるゲストハウスまで旧友に会いにきたところだったようです。


このお話は当時の私とってあまりに刺激的でした。


当時、消防士という肩書きと収入源にしがみつくことでしか生きる道を見出せなくて、出勤することが本当に嫌で枕を濡らしてから家を出ることもあるのに、かといってそんな現状をかえる行動力も自分にはない。そもそも何から始めればいいかだってわからないし。周りの人だって、現状に満足しないながらも我慢しながら生きている。人生ってこういうものだと割り切る方に舵を切り始めていました。


でも、どん底からこれほど大きく人生を変えた人が目の前には存在している。初めて現状を抜け出す光を見た気がしました。本当にこんな生き方をする人がいるのか、、、、。思わず彼に問います。


「仕事を辞めて将来に不安はないんですか、、、?安定した収入はなくても平気なんですか?」

彼は少しも迷う様子なく「不安はないよ」と答えます。掘り下げて聞いてみると彼の意見はこうでした。



・自分は将来のために働きすぎて、一度精神的に死んでしまった。今やりたい事を我慢して営業マンとしての輝かしい未来を作ることだけが生きがいだったけど、未来のためにしか生きることができないのなら、それは”今の自分”を殺しているのと一緒だ。だから、もうこの先の人生は今の自分として生きることにした。


・収入に関しても心配していない。未来や過去にとらわれず今を思いっきり楽しむことができればその生き方なりの働き方だって見つかる。自分自身で価値を感じることができる人生を送れているなら、どこかの誰かはその価値をわかってくれる。その価値で収入を得られるような働き方をすればいい。


・将来の目標はきっちり決めていない。楽しい今をひたすら積み重ねればどこかには辿り着くだろうけど、それがどこかなんて、進んでみなければわからないもの。将来のために生きるんじゃなくて今を積み重ねることしかできないんだ。じゃないと自分が死んでしまうから。それにそんなことしたら今度こそ部屋で本当に死んでしまう笑




、、、、絶句でした。親も友人も消防署でも、、、今まで出会ってきたどんな人も彼みたいな意見を持っている人はいなかった。消防士を辞めたいという気持ちを打ち明けても「もったいない」「3年は続けたら?」「安定が一番だよ」なんて意見しかもらえなかったのに、、、、、。

最後に彼は悩める私に言いました。

「将来性に縛られなくていいんだ。感情を信じて自由に生きてみなよ。」

それまで積み上げてきた常識が初めて壊れた瞬間でした。





行動2、本音を打ち明けてみる



日常では関わることのない人との交流を通じて、あなたが普段は口にすることを躊躇するようなことでも存分に吐き出すことがきるはずです。あなたが溜め込んできたことを打ち明けてみましょう。

ここでの目的は農耕タイプの生き方をしても孤立しない繋がりを構築することです。

ここでのお話をより理解していただくために、ここまでのお話を少し振り返りましょう。

「農耕タイプ」とはお互いの行動や生み出した結果だけではなく、考え方、価値感や彼らの存在自体に対して承認示す考え方のことだとお話ししました。こうした価値観で人と繋がり関わることでより安定的に承認欲求を満たしあえる点が農耕タイプの生き方を選ぶ最大のメリットであり、人が生きる目的である「孤独の克服」にもつながるのです。

最終的にこの生き方は、誰の目線を意識するでもなく自分が本当にやりたい事を見つけて、それを仕事にしていく上でも効果的なのですが、、、、。


いきなりこれを実践することは非常に困難です。


なぜなら、先にも述べた通りこの生き方は誰にでも認めてもらえるわけではないからです。何しろ誰からの評価も目線も気にせず本当にやりたいことをするわけですから。

もしあなたが、消防士時代の私のように家と職場を往復する暮らしをしていて、誰かからの承認を得るチャンスが、家族や職場の上司や同僚に限られていると、「結果」や「行動」に対して承認が集まりやすいのではないでしょうか。そんな環境の中で農耕タイプをの生き方を選ぶということは、その暮らしの中での孤立を意味します。


もし、あなたが農耕タイプの生き方を取り入れて孤立をしても全く気にしないメンタルをお持ちならば止めないのですが、多くの方はそうではありません。私も違いますしね。一人になるのは恐ろしい。きっと何かやりたい事をいきなり実践しようと思っても周りからの孤立が進むにつれてその足並みは止まってしまうはずです。


ですから、まずは農耕タイプの人との繋がりを作りましょう。あなたが周りを気にせずにやりたい事をやったとしても、そんなあなたの存在に魅力を感じることのできる「存在承認」や「意識承認」ができる農耕タイプの人との関係を育む必要があります。そうすればやりたい事をやっても孤立しない。


では具体的な話に戻りましょう。

先ほどあげた私が実際にやったことの例をもう一度使います。


・転職したい企業の方にDMをしてみる。
・消防士を辞めた人と辞めたい人が集まる会に参加してみる。
・脱サラしてドイツで暮らしている人とZOOMでお話し。
・日替わり店長カフェを営んでいる方に会いにお店に伺う。
・ゲストハウスを巡り歩いてみる。
・ライフコーチングを受ける。


こう言った関わりの中で、農耕タイプの方を探してみましょう。


農耕タイプか狩猟タイプかは線を引いて綺麗に分けられるわけではありませんから、最終的にはお互いの価値観に共感しあえるかをフィーリングで判断するしか無いのですが、ここではそのポイントを一つだけお伝えします。


それはあなたが持つ汚い内面を少しだけ打ち明けてみることです。


少し強い表現をしました。実際に汚いかどうかは問題ではありません。あなたが主観的に汚いと感じていることを打ち明けてみて欲しいのです。わかりやすいのはコンプレックスとか嫉妬心ですよね。こういった人前では曝け出しにくい感情を少しだけ彼らの前で小出しにしてみてください。


これがどういう作業かというと、まさにこれが農耕タイプの特徴である「新しい価値を発見する」ための工程になります。


今まで狩猟タイプの世間で生きてきたならば、きっと嫉妬心やコンプレックスなどの自分のネガティブな側面を曝け出すことは憚られるはずです。弱みを曝け出すことは他者からの承認を得ることから遠ざかってしまいますから。なので普段の会話ではキラキラしたテーマを扱いがちです。


しかし、農耕タイプの特徴が強い方は、一見ネガティブに見える人間の感情や側面にも価値を感じる事ができます。結果を出すことよりも、好きなことをして生きている彼らは、自分の感情と深く対話することの価値を知っているからです。

ですから、あなたが普段は怖くて口にできないようなことを、出会った方の前で少しだけ打ち明けてみてください。きっとその相手が農耕タイプの特徴を強く持つ方なら、あなたが恐る恐る打ち明けた感情や愚痴にも価値を見つけてくれるはずです。あわよくば彼らとの関係を継続することができれば、あなたの日常的なコミュニケーションは大きく変わるはず。

実際に私が農耕タイプの方に承認を分けてもらえたエピソードを載せておきますね。




私が消防士だった頃は、本心を打ち明けれる最初の一人を見つけるまでが一番大変でした。仕事を辞めたいけど、自分の噂が職場に広まることが怖くて誰にも相談できない。 モヤモヤしている思いを一人で抱え込んで、一人で英語を勉強してTOEICを受験したり、プログラミングを勉強したりしていましたが思いを抱えている状態では 何も継続できないのです。

その間は何かを成し遂げることではなく、誰かに承認してもらうことが目的ですから、何をしても少し上手くいかないとすぐ挫折してしまいます。

どれだけ行動しても、一つの分野にずっと力を注ぐことができず積み上がっていかないのです。あの期間はもったいなかった。

ですから、まず心を預けられる存在を誰か一人でいいので、どうにか見つけましょう。

私が初めて心を開くことができたのは、先に退職されて私の人間関係の外側に離れていった先輩でした。

そして先輩に話を聞いていただいているうちに、ゲストハウスを知り、コーチングを知り、そこから徐々に世界がひらけていったのです。

まずは一人見つけましょう。



【ちょっと道草で本の話:世界一ふざけた夢の叶え方】



この章を書いている間、とある本を思い出していました。

ゲストハウスで出会った方からお勧めされて読んだ「世界一ふざけた夢の叶え方」です。ご存じでしょうか?
この本はうだつの上がらない3人が、月に一度の飲み会を開いてお互いを鼓舞し合うことで1年後には成功者となり人生を激変させた実話をまとめたものです。
夢を実現した彼らのうちの一人がこんなことを書いています。
「たった一人でいい。自分のファンができた日、世界は反転する。」
毎日頑張って書いていたブログに、ある日初めてのファンメールが届いたそうです。熱を込めて書かれていたファンからの言葉に最初はたじろいだそうですが、それ以降、ブログで誰かに喜んでもらえるのが嬉しくなり、行動量がどんどん増えていったのだとか。
本もたくさん読むし、文章もたくさん書くようになったのでブログの質はぐんぐん上がり、ファンメールも加速度的に増えていき、うだつの上がらないサラリーマンだった彼は1年後にはベストセラー作家になっていたそうです。
自分の行動が誰かに届いて影響を与えていることがわかると、途端に嬉しくなって行動が加速する感じはとても共感しながら読んでいました。
実際には先輩は私のファンではありませんが、当時は初めて本音を打ち明けられる相手ができて、自分が考えていることや行動したきたことを先輩に報告するのがいつも楽しみでしょうがなかったんです。
ちなみに、この本には似たような内容の名言がもう一つ綴られています。
「1人で見る夢は夢でしかない。しかし、誰かと見る夢は現実だ」(オノ・ヨーコ)

誰一人でも一緒に夢を見れる仲間を見つけてください。その努力で孤独を抜け出し、誰かと繋がることができると実感できた時に全て変わりますから。


3、心の依存先を増やす。


これはよくいう話ですね。心の依存先を増やしましょう。誰か一人、何か一つの場所に自分の承認の全てを求めていてはその人、場所との関係が切れてしまった時に全てが崩れ去ってしまいます。
一人に打ち明けられたら、さらに自分をさらけ出せる場所を増やして行きましょう。交流会などに参加するのもよし。旅をしてみるのもよしです。

ゆっくりと自分の世界が広がっていくのを楽しみながら、人とつながっていきましょう。



4、承認にまつわる思い出を形にして残す。


さて、最後にもう一つだけ大事なエッセンスをお伝えします。
承認にまつわる思い出を得ることができたら、必ず形に残しましょう。

農耕でも、作物が取れない冬に備えて余った野菜などを加工して保存します。誰かからの承認だって、安定してもらえるわけではありませんから、承認してもらえた思い出は何か残る形にして保存しましょう。


例えば私はこんな形で形に残しています。


1、嬉しかったことをSNSに残す。

かけてもらって嬉しかった言葉など、何か嬉しかったことはSNSに残すようにしています。実際に投稿しなくても下書き状態にして保存しているものもいくつもあります。とにかく感情が動いたら投稿するかの判断は後回しにして書き出す。

まだ消防士だった頃に書いた記事↓



2、今までにいただいたものに触れる

元上司「お前、俺らを裏切って起業するなら絶対成功しろよ。」
亀時間の皆さん「よっ!コーヒーマスター!」
クライアントさんのお子さん「直接会うと笑顔がいい感じだね!」

今、私の手元には今までお世話になった方からの贈り物があります。
消防士を辞めるときに先輩がくださったメモ帳、亀時間卒業の際にいただいたコーヒーセット。クライアントさんのお子さんが描いてくれた似顔絵、本、お手紙、、、、。毎日触れて、使い、目を通すことで、私の活動を必要として応援してくださっている方のことを思い出せます。  


この取り組みは本っっっっ当に大事です!

個人で仕事をしている一番の敵は孤独感です。なので、これをいかに工夫して退けることができるかが大事なのですが、、、、、、タチの悪いことに孤独というのは心の隙をついてじわじわと私たちに襲いかかってくる。

収入の調子がいい時も、契約をいただけた日も、どれだけいい事が起こっていても、心の管理を怠っているとふと気づいた時には不安になっている事があります。

でも大体その原因はただ、メンテナンスを怠っているから。これにつきます。

だから、どうにか自分に向けられた人からの信頼だったり、嬉しかった言葉を形に残してください。これが積み上がっていくと、あなたの心の基盤はバッチリです。

ぜひ自分が取り入れやすいものを、生活に組み込んでみてください




まとめ



ここまで長くなってしまいました、、、、、
きっとこの記事を全部読んでくださった方は真面目な方なのでしょう。好きなことを仕事にしたい!と思いながら、そのテクニック的な部分だけでなく基盤から向き合ってくださる勤勉さがあるのでしょう。


最後に簡単なまとめを入れてこの章を終えましょう。


1.やりたいこと探しの理由


私たちが”やりたい事”を探すのは
「承認欲求」が理由の可能性が高い。


2.承認欲求を満たす必要がある


承認欲求が満たせないと
自分のやりたいことは見つからない。
全てのアクションや思考が
他者視点になってしまうためである。





3.”承認欲求”≒”食欲”


「承認欲求」の特性は食欲と似ている。
誰もが当たり前に感じる欲望で
一度満たせばOKではなくて
持続的に満たし続ける必要がある。





4.2つの手段


承認欲求を満たす方法は
「狩猟タイプの戦略」と
「農耕タイプの戦略」との
大きく二つがある。



5.狩猟タイプ


狩猟タイプは、いわば
「勝利を掴むことで承認を得る」戦略。
誰もに認めてもらえる代わりに
効果は一時的でなおかつ浅い。



6.農耕タイプ


農耕タイプは
「承認を育むタイプ」の戦略。
効果は持続的で深い承認が得られるが
恩恵を得るまでに
とてつもない時間がかかる。



7.農耕タイプのアクション


ひつじ的には農耕タイプの戦略をお奨め。
「人にあう」「本音を出す」
「心の依存先を増やす」
「思い出を形にして残す」
などのアクションを通じて
持続的に承認欲求を満たせる
ライフスタイルをつくる。


以上第一章のまとめでした!

こんな
あなたの期待に見合うお話はお届けできたでしょうか?

章を追うごとに段々とお話は具体度を増して面白くなっていくのでぜひ続きも見てみてください!
ではまた!


【追記】
第二章のお知らせ


現在第二章を執筆中です。
今度は「やりたい事をお金にする」にフォーカスした記事になります。
せっかく好きなこと、やりたいことが見つかっても、それが資本主義社会に適応できなくて好きなことに時間を割けないという事例を何度も見てきました。

「好きな事をして生きていく」を綺麗事で終わらせるのではなく、実現可能な形に変えていくための記事です。

第一章もそうですが、このシリーズは魂を込めて書いています。

本気で「やりたい事探し」向き合うなら、ぜひ第二章にもお目通しください。一緒に暮らしを変えましょう。


















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