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53.菜園は、春に向けてまず何をしよう?(畝を立ててみよう!編)

こんにちは〜ラクです😄
今日もお野菜の勉強を一緒にしていきましょう!
今日のテーマはこちら🫑

これから菜園する方もすでにされてる方も!

畝を立てる意味ってなんだろう?🥦🍠

こういうテーマで話をしていきたいと思います。

今日は菜園を始めるための【準備シリーズ】です😄。
前回の記事では土づくりの話でした。
今回はその次の段階【畝立て】です。

もうタイトルにあるように、すでに春になっていますが、、、(^_^;)
ですが、今から植えても十分間に合う時期です。
ぜひ参考にして見てくだい。

まずは畝立てって何?という方のために、こちらの画像をご覧ください。
ジャーン❗️🤗

出典:ヤンマー

すごく長〜い跳び箱を作っているイメージだと思ってください📦。
実に綺麗な直線を描いてますね!
これの良さが伝わる方は、農業の才能があると思いますww😃(知らんけどw)


農家さんでは、【土づくり】→【畝立て】という順番で準備をしているパターンがほとんどです。
多くの方がしているということは、それなりの理由があるということ。

でも、先に結論をいうと、、、、

畝立てしなくても野菜は作れる

どうですか?ちょっと意外な答えでしょうか?🤔
なぜ多くの農家では畝立てがされているのでしょう?

実はするとしないとでは、生育に大きな差が生まれることがあります。
そんな【畝立て】のメリット、根拠はなんなのか?
ぜひ参考にしてみてください。
それでは本題に入っていきましょう🍅

○畝って何?

そもそも畝(うね)とはなんなのでしょうか?
多くの方は上の画像のようなイメージは持っていると思います。
定義はこうです。

畑の土を細長〜く盛り上げた栽培床のこと

そのまんまの意味で、土を長〜い跳び箱状に作ったものということです😄。

余談になりますが、関東など一部の土壌では、土自体がサラサラしてて、畝を立てれないケースもあります。こんな感じです。

高さはなく、マルチングのビニールを挟んだだけみたいになってます。

畝を立てるメリットは次の3点です。

①水はけと通気性が向上する
②根っこがのびる場所を増やす
③地温を上げる

順番に解説していきましょう😄


①水はけと通気性が向上する🌱

以前の投稿で、根っこには酸素が必要だとお伝えしたことがあります。
葉っぱだけでなく、植物は根っこも呼吸をしています。
根っこについての事はこちらをご覧ください。

なので、もし根っこが水浸しになっていると人間でいう窒息するの状態になり、最悪枯れてしまいます。

水で枯れるなんて、意外ですよね😂

もちろん、野菜によっては水に強いものもあります(ナス🍆とかオクラ)
ですが、そうでない野菜ももちろんあるわけです。
つまり、大雨で枯れてしまうかもしれないリスクを回避できるというわけです。

もちろん最初に述べたように、水はけが良いということは、根っこの呼吸に必要な酸素も供給しやすいというメリットがあります。
結果的に、生育が良くなるというわけですね😄

②根がのびる場所を増やす🌱

これもそのままの意味になります🙂
こちらの図をご覧ください。

出典:本田技研工業

注目したいのは図の右端に書いてある部分です。

作物が育つためには根っこが必要ですが、土の中において根っこが伸びる範囲を【作土層(さくどそう)】と呼びます。
この作土層がなるべく深くて広い方が、野菜は育つと思っててください(限界はありますけどね)🌱。

もし、畝を立てないでいるとどうでしょう?
図のような高さが無く、低い場所で野菜を作ることになります。

まずは【作土層】が低くなってしまいますよね?
つまり、作物の根っこの伸びる範囲が短くなるわけです🤔。

そうなると、上に伸びる葉っぱや茎も小さくなってしまいます。
(根っこと葉っぱの大きさは密接に関係するので)

つまり、畝を立てた方が

野菜の育てる範囲が広がるよ=収穫量が増えるよ🤗

となるわけです。

③地温を上げる

作物が育つには温度も大切な要素です。
基本的に、寒いよりは暖かい方が野菜は良く育ちます
特に春先では、まだまだ寒い時期が続きます。
なるべく寒い時間は減らした方が、天敵も少なくよく育つ絶好の機会と言えます。

もし、気温以外に寒い地面の温め方をコントロールできるとしたらどうでしょう?
皆さんに質問です。
こちらの図をご覧ください。

これは【畝】と思ってください

AとBの2つの点がありますよね😃。
これらを通るルートは次の二つです。

・平坦なルート
・湾曲するルート

問題です。
どちらの方が、道としては長いでしょう?


正解は湾曲するルートです。
これは簡単ですよね😄

今度はこれが畝だった場合を考えてみてください。
どちらの畝が【より暖かくなるでしょうか?】

・平坦な畝
・丸っこい畝

正解は、湾曲する畝の方です。
これは何故でしょう?
理系よりの問題ですが、感覚的にわかるかと思います😄

答えは、、、、
表面積の違いです。
つまり、丸っこい畝の方が太陽光をより浴びるから。

結果的に、丸っこい畝の方が生育が早いとなるんですね😄

最初に見せた画像ではのように畝は台形、つまり跳び箱みたいな形なので実際には丸っこくないのですが、畝を立てた方が地温が温まりやすいというのは同じです。

さて、ここまでで畝を立てた方がいろいろメリットがあるというのは、皆さん理解できたかと思います。
因みに、もう一つメリットがあります。

メリット番外編:通路をつくる

畝間(うねま)という言葉があります。
畝と畝の間にある通路、隙間ですね😄

出典:ホクレン

通路の説明の前に皆さん、一つ考えてみてください。
もしこの通路の部分も作物を育てるのに使えば、野菜の収穫量は上がると思いませんか?🤔

でも、実際にはそうする事はまずありません。
何故でしょう?答えはシンプルです。

作業するスペースを作りたいから。

通路が無いと、水やりも面倒、収穫も大変という様に管理の手間がすごく増えてしまうんですね。
要するに【割に合わない】という事です。
畝を作って区切ることは、結果的に野菜作りが楽になるんですね。
なので、大変かもですが面倒がらずに作る事をオススメします😄


ここからは、実際に畝を作るやり方を紹介していきます❗️😃

○畝の作り方

ここでは畝立てに使う道具と作り方について紹介していきます。
機械もありますが、保育園・幼稚園・小学校向けではないと思いますので割愛します。

畝を作るのに最低限必要な道具は次の3つです。

・平鍬

クワといえば大体これをイメージしますよね?🙂

・メジャー

ストッパー付きを選んでね(結構重要)

・支柱&あるなら紐(麻紐がオススメ)

目印として使います

実際にやっていきましょう❗️

①ポイントを決める
畝の幅は一般的に60㎝から80㎝くらいです。

図のように、メジャーを使いながら植えるポイントを決めます。
例えばこのように

縦横で考えていくとします。

🟡横の幅(うね幅と言います)は大体目安で
・60㌢〜100㌢くらい
🟣縦の幅
・長さの許す限り作ってください。

ポイントを決めたら、その【支柱】を立てていきます。
四角になるよう立てていきましょう😄

②土を盛り上げていく

ここからは【平鍬】を使っていきます。
支柱と支柱の間には、線があると思ってください。
※写真では麻紐を使って、実際に線を描いてます。

ここで疑問点が出てきます。
「どれくらいの高さで畝を建てればいいの?」
つまり、適切な畝の高さですよね。

「高ければ高いのがいいの?😧」
 
となりそうですが、あんまり高くしようと思っても中々大変です。
大体高さは20㌢くらい。
自分の手のひら位の高さだな〜と思ってもらえれば大丈夫です👋。

手の平くらいの高さを目指して畝の高さを作っていきましょう!

③水平にする。
 
後でご紹介する参考ページでは【レーキ】という道具を使います。
こんな道具ですね。

アメリカンレーキというそうです。

この爪の部分ではなく、裏返して真っ直ぐになっている部分を使って土を慣らしていきます。
なんですが、【平鍬】だけでもできちゃったりするので、無理に用意する必要はないです。
畝が長いとこっちの方が楽ですけどね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

こんな感じで平ーく押さえていきます

最後はこんな感じに、、、、

なるか〜‼️😫


と盛大に突っ込まれそうですねw w w
すみません😅

でも、大事なのは上の写真のように完璧を求めなくても大丈夫ということ🙂
こだわりを否定はしませんが、80点くらいで「こんなもんかな」な感覚でする方が楽しんでいただけるかと思うので、あまり気張らずにやっていきましょう。

大体で「できてれば」OKです🙆‍♂️

ちなみに、レーき以外にも地面を真っ直ぐにする方法は、【板】や【何かの蓋】【真っ直ぐな棒】でも、案外形になってくれます。
最初は身近なもので十分です。最初はコツが掴めるまでは、あるものでやってみましょう。
最後に、参考ページはこちら

以上参考になれば嬉しいです🍠

⭐️投稿がいいなと思ったら、誰かに紹介してもらえたり、スキやフォローをしてくれると嬉しいです🤗

菜園活動をする上で、聞きたい事がありましたら、是非コメントの方でもよろしくお願いします😀

いつでも美味しい野菜を作ろうと思った時がスタートです😄

準備シリーズ、2回に分けてやってみました。
畝立てって、「なんかむずかしい〜😅」
そう思っている方は実際多いように思います。
単純に力仕事ですしね。時間もかかるイメージです。

僕のような保育士の仕事をしながらとなると、まとまった時間が欲しくなるのも当然です。
畝立てする方が生育が良くなるし、後の結果は良くなると分かってても、するかどうかというのを決めとなれば、それは皆さん自身です。

畝立てはやらなくても野菜はできます。
これは事実です。

準備は大変なイメージですが、それに見合った結果が来るとも限らないのが野菜づくりの難しいところ。自然相手ですからね。

ですが、野菜づくりの上手かったところは間違いなく準備をされてました。
畝立て以外にもすることはありますが、これもまた事実です。

ちょっと厳しめの意見になってしまいましたが、皆さんのお仕事が少しでも負担少なく楽しいものになるよう、今後もお野菜の発信を続けていこうと思います。

今後も野菜の作り方やあり方を伝えていきます。
今日もありがとうございましたー!

完璧じゃなくても大丈夫!畝立ての意味をまずは知ろう!ちょっとずつ慣れればいいから🙂


それでは、楽しい菜園ライフを🍅

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