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48.園庭の花は【見る?】【遊ぶ?】保育所で使える草花って?②

こんにちは〜ラクです!🙂
今日もお花の勉強を一緒にしていきましょう。
今日は前回の続きになります。
テーマは同じく🫑

園庭ではどんな花がいい?保育所で使える草花はある?

でいこうと思います。
前回の記事は

47.園庭の花は【見る?】【遊ぶ?】保育所で使える草花って?①
https://editor.note.com/notes/na779f3e895d5/edit/

まずは前回のお話です。
園庭などのお花には3つの役割があるとお話ししました😄
それが

①景観
②季節感
③教育
この3つですね。

一方で実際の保育の現場で(特に)小さなお子さんが花に興味を持って触れることがあったら、皆さんはどうしますか?
「ちょっと待って!」と思わず声をかけたくなった場合、その原因が「子ども」にあるのか「場所」にあるのか「花」にあるのか?

今日はそんな視点を一度「花」の方で考えてみたいと思います。
それでは本題に入っていきましょう🍅

皆さん、【緑肥】というのはご存知ですか?
「ラクさん?いきなり何の授業?訳わかんないよ?😂」

ま、そう焦らずにwww


緑肥の一例
出典:minoras

簡単に言えば、【肥料になる草花】のこと
「え?そんな便利なのあるの?😃」と疑いたくなりそうですが、

あります😄

では、【クローバー】【レンゲ】の花は知ってますか?と聞くと、
ほとんどの人がご存知だと思います🙂。
実はこれらが【緑肥】として使われているものです。


白クローバー


レンゲ
出典:トーホク

何でこれが肥料になるの?というのは、今回のテーマから外れるので割愛しますが🙂これらの花の大きな特徴として次の2点があります。

1:強健(すっごい丈夫💪)
2:どんどん花を咲かせる

では、これらの花を植えるとどんなメリットがあるのか?
順番に解説していきましょう。

さて、園庭のお花というと、、、、
チューリップ🌷
パンジー🌸
ひまわり🌻

をイメージしがちです。(ダメということではありません)

ですが、これらは花びらを一度とってしまうと元通りになることはありません。
なので「ちょっと待って!」の声かけも、当たり前と言えます。

でももし、子どもたちが遊べる場所に【クローバー】や【レンゲ】しかなかったらどうでしょう?
きっとそんな声かけも減るんじゃないでしょうか?

「ラクさんラクさん!それはそうだけど「クローバー」と「レンゲ」だけじゃね〜😓」
「彩りが少なくて楽しめないなら意味ないじゃん」という声の方。
もっともです。

なので、これについては後述しますが今回は「園庭のお花についてという前提」でお話しさせてください。
まずここがきっちり揃ってないと、園全体がクローバーにしちゃえ!っていう話にもなりかねません(個人的には好きですけどねww)

さて、本筋になりますが、結論。

僕はどちらかというと、【園庭にある草花】は摘んでもいいものでまとめちゃっていいかな〜?という考え方です。
理由は3つあります。

①保育士のストレスが減る。
②声かけが減ることで、周りにいる子どもたちの保育を止めないで済む。
③花を「遊びの素材」として使うことができる。

順番に解説していきます😄。

①保育士のストレスが減る。

保育士のストレスというと、先ほどお伝えした「ちょっと待って」です。
要するに、怒らなきゃならならないような、【気になる】ことです。


これが花を変えるだけで、【気をつける】ことが一つ減らせる訳です。
例えば、1人の先生が何人かの子どもたちと園庭で遊んでいたとします。その時の先生の気持ちってどんなのを想像しますか?

保育士はどこを見て考えているのか?

「え?目の前にいる子どもたちと一緒に遊びを楽しんでいるんじゃないの?🤔」となりそうですが、実はそうではありません。

この時、もちろん園庭の状況にも寄るんですが、、、
他に気になる場所や子どもの様子も同時に見てたりします。ケガしないかな?ケンカしそうかな?危なくないかな?あの子たちは何を話してるんだろう?など、遠くの場所も見たり聴いたりします。

つまり、自分の(手や目の)届く範囲にある子どもの状況を常に把握するようにしているんですね。

バスケットボールなどの世界でいう【ゾーンディフェンス】が例としてわかりやすいでしょうか?下の画像では園庭での🟥が先生、🟦が子どもといった感じ。実際は🟦がめっちゃ多い訳ですがwww

自分のポジションを守りつつ
みんなのポジションも見ていると言う感じ

※余談ですが、よく保育の現場では【マルチタスク】って呼ばれます。
つまり、満遍なく把握や仕事ができるか?
女性保育士が多い理由の一つとして、この能力の高い人が多いからと言われてたりします。(鍛えることができるので、男性が向いてないということではありませんよ🙂)

でも「分身の術」が欲しいと思ったのは
私だけではないはずww

できることなら、保育士も気兼ねなく子どもたちと遊びたいというのが本音です(自分のポジションに集中したい)。花がその原因の一つとなっているなら、花を変えるだけで減らせる訳です。
それによるメリットが次の②になります。

②声かけが減ることで、周りにいる子どもたちの保育を止めないで済む。
突然ですが皆さん、自分の声の大きさや通りやすさって気にしたことありますか
?(ちなみに僕は低音で声が通らない方なので、最初は苦労しました💦)

ここで質問。「ちょっと待って」その声ひとつで自分に振り向いた子どもの数は何人でしょうか?

言うのがダメとかそういう話じゃないですよ。
あくまで環境のお話。

これ何が言いたいかというと、ズバリこう言い変えれます。

「ちょっと待って」で振り向いた子どもの数だけ、遊びが止まった。

ちょっと残酷な言い方になったかもしれません😓
ですが、大切に考えたい部分だと僕は思っています。

子どもは遊びが大切な訳ですが、もう少し突っ込むと【どれだけ目の前の遊びに集中できるか?】の環境づくりが大切です。

一度止まってしまうと、そこから切り替えて集中するのに時間がかかってしまいます。

例えば、推しのライブに行ってるあなたが、テンションMAXな状態の時に突然停電になって音楽ストップ!となったとします。
5分後、復旧して再スタートしますがその時のテンションはどうでしょう?
大体はテンションダダ下がりですよね💦(中止になったら金返せ〜!ですよ😓)

せっかく楽しんでるのに〜
とはなりたくないですよね。


気持ちを立て直すにも時間がかかると思います。
そういう状況を作らないよう、僕なら大容量バッテリーも準備して対策バッチリ。もっともっとテンションもっと上げてこ〜ぜ〜となりたいわけですwww

これは流石にやりすぎww

いつ雷落ちるかも分からないライブ(環境)だとオチオチ楽しむのも難しいですよね。それってつまり強いストレスが掛かっている状態だと言えます。
結局のところ誰ににとってもいい環境になってないってことになります。

園庭では花を変えるだけで、すでに2つメリットが出た訳です😄

③花を「遊びの素材」として使うことができる。
摘んでも大丈夫な花を植えるということは、遊びの素材としてどんどん使ってもいいということになります。
園庭のままごと遊びと聞くとどうでしょう?大抵は砂や泥と道具を使ったものをイメージしますよね🤔

じゃあ、この中で色味は?となると、食器などで使う【道具】しかありません。
もし、ここで色とりどりの草花が使えるとしたら?
いうまでもなく、グッとままごと遊びが楽しいものになると思います。

出典:日本玩具博物館

「ラクさん、花を変えるだけでメリットあるの分かったけどさ、結局チューリップやパンジーは植えちゃダメってこと?😓そんなの寂しいじゃん!」

の声に答えてないので、ここも僕の考えを述べていきます。

○【魅せる花】と【遊ぶ花】を使い分けてみよう

先ほどの説明で、「【チューリップ】いらないよね」とか、「園庭にパンジー植えちゃダメだよね」となりそうですが、これについて僕の考えとしては反対です

「え?どういうことやねん?ラクさん😂わけわからんこと言っとる」
となりそうですが、僕は一言も「いらない」とは言ってませんよwww

大事なのはその花を植える【目的】を持とうということ。

つまり、先ほどの【遊ぶ花】の目的は【遊び】つまり花を使うということです。
なので、花がどんどん生産できる品種でないと成り立ちません。
ここはご理解いただけるかと思います。

じゃあ、園庭でない場所についてはどうか?
つまり、玄関や通路などおよそ子どもが触れにくい場所です。
もしくは最初に【触れないでみて楽しむ】ルールを伝えれる場所とかです。
(例えば年長クラスだったら、お約束として伝えるとかですね)

ここについてなら、比較的自由に花を設定できます。
つまり、【魅せる花】として、彩りや季節感や(果実の)収穫が楽しめる場所ということです。

昔、尊敬していた上司に「玄関の花は、その保育所の顔やから、きっちり育てとかないとアカン」と教えてもらったことがありました。
だから、チューリップやパンジーなど季節感を感じられる花も大切に植えなあかんよ〜ということです。
ここの使い分けがちゃんとできていると、保育園の子どもや大人だけでなく、外を歩く方や地域の親子なども気軽に楽しめる場所として育ってきます。

第一印象が良いと、他の印象も良かったりしますよね。
アレと同じ理屈になります。

こういうレストランがあると
つい足を止めてみることありますよね🌸

どうしても園庭にチューリップやパンジーを植えるとなった場合は、子どもが触れないよう【柵】を使いましょう。子どもが触れない為に見分ける基準になります。(要は、柵が必要な花ばかりはNGってこと)

こう言う感じの

それじゃあ【遊べる草花】にはどんな種類があるのか?次回最後は、花の紹介をしていきます。
今日はここまで。
それでは😄


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