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F.I.R.E.(financial independence, retire early )するタイミング、水準について

F.I.R.E.の基本ルール

1.収入の50%を超える積極的な貯蓄率による、推定年間生活費の25倍の貯蓄(25年分の生活費)
2.インフレ調整後の投資運用利回り4%以上(4%ルール)
(3.収入の最大化と支出の最小化)
例)私の場合 妻と二人暮らし子なし
生活費 20万/月(ちなみに賃貸に住んでいます)
20万×12か月×25年=6000万
(生活費 25万/月なら、25万×12か月×25年=7500万)
6000万の利回り4%なら、240万/年の取り崩しが可能となります。


貯蓄について

新卒、単身、年収300万円台の場合単身で実際に50%の貯蓄率にするならば、初任給20万円+手当(手取り18万円くらい?)とすると、年間生活費 9万円/月×12ヵ月=108万円/年年間貯蓄額 108万円+ボーナス4ヵ月分(20万円×4か月×0.8=64万円)=172万円

毎月定期積立しているとすると、
172万円÷12か月=およそ14万円/月の積立、
年率4%で13年運用(大卒で35歳)しておよそ2800万円の資産。

現在の勤労者世帯の平均貯蓄現在高がおよそ1400万円(中央値およそ800万円)なので、
どれくらいすごいかがお判りになると思います。

ですが、家賃が安い地方ならできなくはないかなとは思うが、個人的にはキツイと思います。

取り崩しについて

前述の、新卒単身の場合ですと、
年間生活費 2800万円×0.04=112万円(9.3万円/月)
この資産が株式などの場合およそ20%の税金がかかるので、
税引き後 9.3万円×0.8=7.4万円
となります。


問題点

F.I.R.E.した後も同じ生活水準
株式資産などの場合は利益確定時(取り崩し)に課税される
もしもの出費(医療費など)
結婚、子ども、家、(年金)など

早い段階でリタイアすればするほど残りの生活が長くなるのでそれだけ安全マージンが少なくなります。
リタイア後の生活費に余裕を持たせたいなら運用期間をその分伸ばすしかないです。
賃貸に住む場合は、給与収入がないため借りにくくなる可能性がある。
これには、新卒ですぐに家を買うという手もなくはない。
会社員をやめた場合は厚生年金も期待できなくなるので、そこも考えておかなくてはいけません。
(F.I.R.E.する人は年金をあてにしているとは思いませんが、、、)
なので、現実的には理想の年間生活費から逆算して最終的な資産目標とすることと、
多少のアクシデントを干渉できる現金が必要になると思います。
(子どもあり家庭でざっくり感覚的には1億円くらい)


平均年間利回り4%について

リタイア後数十年にわたって年利4%を確保し続ける必要があります。
長期間安定した利回りを出すには、
債券は安定しているが、債券のみでは4%に届かない。(世界国債インデックスなど)
株式を組み入れる場合、長期にわたって実績のあるインデックスを組み入れる必要がある。(全世界株式もしくは先進国株式インデックス)
株式比率が高いとリスク↑リターン↑、債券比率が高いとリスク↓リターン↓、となります。
比率は株式75%、債券25%がよいといわれています。
資産形成のフェーズによっても比率を変えるのが良いと思います。
リタイア前(資産形成期) 株式比率を上げ、リターンを重視(給与があるため生活費が確保できるため)
リタイア後(取り崩し期) 債券比率を上げ、安定したリターンを確保(ベアマーケットなどで株価急落のリスクに備えるため)


F.I.R.E.した後、何をしたいのか

じつは、これが本題になります。
私がF.I.R.E.について思うことは、目的があってF.I.R.E.するのはいいと思いますが、
目的なくF.I.R.E.したところで、何になるのだろうかとも思うんですよね。
それと同時に、毎日なぜか残業しまくっている人たち(仕事が好きならいいんですが)
などを見ると、それもいかがなものか、とも思うわけです。
なんなら定年後も働く(働かざる負えない)人たちもいるわけで。
もし、経済的に自由になったなら私はやってみたいことがたくさんあります。
元気なうちでないとできないことだったあるし、年を取るとやる気も起きなくなるかもしれませんし(笑)
もちろん、多少のリスクだって取れると思います。スモールビジネスを始めるとか。


今のところ、F.I.R.E.という言葉は時々聞かれることはありますが、
ほとんど”やりたい”とか”やってます”っていう人はいないんじゃないかと。
投資もあまりしない、定年まで勤めあげる、そういう文化の日本ではあまり流行らないかもしれませんね。


本文はウィキペディアのFIREムーブメントのページなどを参照して書いています。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』FIRE ムーブメント

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