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今年最後まで鑑賞したいドラマ『ブギウギ』&『光る君へ』

今年のゆるめの目標になりますが、今、NHKの朝ドラと大河ドラマにハマっています。

特に社会人になってからはなかなか時間が取れず、朝ドラを最初から最後まで観ることは本当にまれ。一方、実家の両親は、どんなに忙しくても録画して必ず観るというのがもうここ10年以上も継続している習慣のようで。今回里帰りタイミングでちょうど始まった『ブギウギ』は、両親と一緒に見始めたのがきっかけでした。出産の前後2週はさすがに観れなかったものの、それ以外は毎日楽しみで仕方がないほどハマっています。



朝ドラ『ブギウギ』


物語のモデルは、「ブギの女王」といわれた笠置シヅ子さん(ドラマ内では福来スズ子)。戦前から戦後にかけて活躍し、一世を風靡した方です。
実は彼女をよく知らなかった私ですが、それでも「東京ブギウギ」の音楽は耳にしたことがありましたし、あの美空ひばりさんが憧れていた歌手が笠置シヅ子さん、なんて記事を目にしてからは、当時の日本の音楽界に多大な影響を与えた方だと知るようになりました。


現在、ドラマは3分の2が終わるところ。これは実話を元にしているの?と半ば信じられないくらい、ストーリー展開には目を見張るものがあります。役者たちの掛け合いはものすごく良いし、ストーリーのテンポ感も良い。そして何よりの見どころは、毎週のように鑑賞できる、歌や踊りのステージです。主演の趣里さんの歌唱力や踊り、そして表現力には毎度感動させられます。


ここで、個人的に忘れられないシーンを少し書き留めておこうかと思います。

まず子供時代、初めてのステージでの役は「水のしずく」。衣装が超可愛いんです!そして、スズ子を全力で応援するおとーちゃん(柳葉敏郎さん)とおかーちゃん(水川あさみさん)がこれまた良い。スズ子はもらい子なのですが、そんなことを感じさせないおとーちゃんとおかーちゃんの溺愛っぷりには毎回心がほっこりしました。

出典
一番左がスズ子(役: 澤井梨丘さん)


11月の放送分からは、舞台が大阪から東京に代わり、スズ子をスターへと導く羽鳥善一(役:草彅剛さん、モデルは服部良一さん)が登場。この草彅さんがもたらす空気感というのか、演技力というのか、とにかくもう存在感はすごくあるんだけれど、一つ一つがものすごく自然で、それがとっても良いんです!ドラマが一段と面白くなった場面。草彅さんが出てくると、毎回ニンマリしてしまいます。

そして生まれた「ラッパと娘」。最高のバドジスデジドダ🎶

また同じく羽鳥先生のプロデュースで、菊地凛子さんが、「ブルースの女王」と呼ばれた淡谷のり子さん(役名:茨田りつ子)を演じています。菊池凛子さんの歌唱力にも驚かされました。菊地凛子さんは本当にどんな役でもこなせてしまうというか、ものすごい女優さんだなと思っています。(わたしごときが言うのもですがw)



12月からは最愛の人、愛助さん(役:水上恒司さん)が登場します。村山興業の御曹司で、モデルは吉本興業の社長を母に持つ吉本穎右えいすけさん。母親役は小雪さん。小雪さんが出てくるとまた物語がピリリっと引き締まるんですよね。 

戦時中から戦後にかけて、愛助さんと穏やかな日々を過ごすスズ子ですが、村山興業の後継者なだけに、「結婚するなら歌手を辞めなさい」と迫られてしまいます。相思相愛なのに結ばれない恋…。そんななか、スズ子が妊娠します。

しかし元々身体が弱い愛助さんは、結核を患っており、体調が急変。父なし子とならぬよう、結婚を母に説得するさなか、なんと子を見ずに他界してしまいます。未婚の母となるスズ子。これが笠置シヅ子さんの置かれた境遇だったのかと思うと…涙なしには見れませんでした。
妊娠中に歌った「ジャズカルメン」↓

朝ドラ「ブギウギ」公式 on Instagram: "💃「ジャズカルメン」より“ハバネラ”を公開! 放送では未公開のカットも含む特別編集版です! 終戦からおよそ1年半後。 羽鳥善一のモデルである服部良一さんが企画したジャズカルメンは、名作オペラのジャズ・ミュージカル化という日本初の試みでした。 史実でも笠置シヅ子さんは妊娠6か月でカルメン役を熱演され、そのエネルギーあふれる姿は「大衆音楽の音楽家たちが文化復興の気勢を示した」と評されました。 そんなジャズカルメン、「ブギウギ」では“妊娠中のスズ子のあふれ出す生命力”をテーマに撮影されました。 これまでのパフォーマンスとは違い、脚を高く上げたり駆けまわったりという激しい踊りは抑えながらも、男性を惑わす情熱的なカルメン役を妖しくも美しく演じています。 舞台の登場人物がカルメンのとりこになるように、スズ子の姿にお客さまがとりこになる、そんな舞台になっています。 #趣里 #スズちゃん #ブギウギ #朝ドラ #ブギウギオンステージ" 15K likes, 95 comments - asadora_bk_nhk on January 27, 2024: www.instagram.com


少し話は戻りますが、1月には喜劇王タナケン役(モデル:榎本健一さん)として、生瀬勝久さんが登場。これがまた最高に面白くって。何を聞かれても「どうだろね?」「別にいいんじゃない?」と、本心を言わない役が本当にツボでした。生瀬さん、また登場しないかな〜。

タナケンとスズ子のコラボ曲「コペカチータ」↓

朝ドラ「ブギウギ」公式 on Instagram: "💃「舞台よ!踊れ!」より“コペカチータ”を公開! 放送では未公開のカットも含む特別編集版です! 羽鳥先生がスズ子に「君にしか歌えない不思議なリズム」とおっしゃっていた通り、めまぐるしく変わるリズムはまるで世界中の音楽を混ぜたよう。 羽鳥先生が上海で得た新しい音楽も取り入れられているのかもしれません。 まさに福来スズ子の新しい扉を開く曲となっています。 ワテはワテ。 お芝居でも歌でも、スズ子自身が持っている魅力が発揮された舞台になりました。 #趣里 #生瀬勝久 #スズちゃん #タナケンさん #ブギウギ #朝ドラ #ブギウギオンステージ" 28K likes, 127 comments - asadora_bk_nhk on January 17, 2024: www.instagram.com


ドラマも残すところあと2ヶ月。ここからブギの名曲がたくさん生まれて来るのだと思うと、一日足りとも見逃したくない!という思いです。
それに超個人的な理由ですが、趣里さんはわたしと同い年だと知り、ますます注目したい俳優さんになりました。とってもチャーミングで観ているだけで元気をくれる趣里さん🎶今後も楽しみにしています。


大河ドラマ『光る君へ』

大河ドラマを最初から最後まで観れたのは、実はこれまでで一度しかないんです。どこかで見忘れてそのまま挫折するのがオチ…。しかし、『光る君へ』はそうはならない気がしているのです。毎週日曜が楽しみで仕方がないこの頃です。

まず期待していることとしては、謎が多い紫式部の半生をどのように描くのか。創作できる範疇もきっと多いのだろうと思います。平安時代がどんな時代だったのか、前提知識が少ない私ですが、脚本家・大石静さんがどんな物語に仕立て上げて行くのか、今からとっても楽しみです。

二つ目は、物語の随所で見られる、和歌や古典への興味関心です。開始早々、中国の思想である、孟子や老子、孟嘗君などが出てきます。現在中国住まいゆえか、中国思想をもう少し理解したいと思っていた私にはとても興味深く、また吉高由里子さん演じる紫式部(まひろ)のこの辺りへの知識の深いこと。「もっと読書してみようかな…」という気持ちがむくむく出てきました。大河ドラマに多い気がする戦ものではなく、作家を主人公にする辺りが、興味をそそられたのだなあと思います。

三つ目は、吉高由里子さん(紫式部役)と柄本佑さん(藤原道長役)コンビを見るのが楽しいから、です。このお二人、なんだか安定感抜群だし、それに愛嬌があってとっても可愛いんです。可愛いは語弊あるかもしれませんが…ドラマの中でもとってもお似合いだなあと思っちゃいます。ここからどう「源氏物語」が生まれていくのか、とっても楽しみです。


以上、放送がだいぶ進んでいる『ブギウギ』主体の記事になってしまいましたが、2作品ともに、今後の放送を楽しみに過ごしていきたいと思います🎶



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