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私の行動で、社会を変えられる?

今日は日本NPO学会のイベントに参加しました。
「人びとはなぜ社会運動に参加しないのか?」というテーマで、ピッツバーグ大学社会学部博士課程で研究されている鎌田華乃子さんの研究発表を聞きました。
私も大学では社会学専攻でした。
今回の研究で用いられていた量的・質的分析を学んできたので、純粋になつかしい気持ちになりました。
私も卒論でMAXQDA使っていたなぁ…!

発表にはフラワーデモ参加者へのインタビューや、参与観察の結果がありました。
フラワーデモについては、世田谷区議おのみずきさんから、毎月やっているんだよ〜って話をちらっと聞いていたくらい。
詳細は今日初めて聞きました。

フラワーデモは女性が中心。性暴力反対を静かに訴えるデモ。
従来のデモのような、拡声器やシュプレヒコールはなく、ただお花をもって集い立っているだけ。
このデモが広まった理由について、分析結果をお話されていて、なるほどなぁ〜と納得。(まだ研究は進行中とのことなので、詳細はあえて書きません)

その直後に富永京子さんが鎌田さんの研究の課題について、ズバズバ斬り込んでいっていて衝撃でした。
私も大学時代、あんな感じで教授からコメントいただいていたのを思い出しました。
素人目線ではすごく面白く納得できるお話しだったのですが、学術的にいえばまだまだ分析の余地があるようです。
どうしてもデモ主体者の視点に偏りがちですが、バイアスを取っ払ってフラットに、常に本質を疑い続ける姿勢が必要。

私は大学時代、これといって取り組みたいテーマがなく、いい加減な研究をして学生生活を終わりました。
今思えばめちゃくちゃもったいなかったなぁ。
またいつか機会があれば、真面目に社会学をやりましょうか。
今の私は研究者じゃなくて、アクティビストのほうが合ってる気がする。
まずは近いうちにフラワーデモに参加してみようと思いました。

私たちはまだ社会運動を、「おじさんや意識高いの一部の人だけが参加する過激なもの」という視点で見ています。
日本では身近なものではないですからね。
何が参加ハードルになっているのか?私も考え続けます。
少しでも、「自分の行動で社会変えられる!」と思える人を増やせますように。

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