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なにものでもない、わたしだもの。

最近の社会は「シームレス化」しているらしい。英語を使わないと「繋ぎ目のない社会。」誰にでもわかる言葉になった。さまざまな境界線が溶け合って1つになってきている。中学生は社長に。成人はYouTuberに。仕事と遊びもどんどん混ざり合っている。誰でも発信できる時代だからこそ、個性で他の人よりも目立ち、認識してもらうことが必要だ。数多くの要素を混ぜれば混ぜた分だけ個性はオリジナルに変わる。逆に、1つのことを極めることもオンリーワンな個性になる。

ただ今の時代「ナニモノかにならなくてはいけない」ような風潮も数多く生まれている。自分の首を自分で締めている。私たちは「ナニモノ」にならなくても「ワタシ」というオンリーワンな存在であることは変わることはないのに。

この流れも多くの人が、日本に対して危機感を持ち始めていることが始発点になっているのかもしれない。かつて世界を震わせた made in japan  も影を潜めている。発展途上国だと思っていた国も先進国を追い越せ追い越せと勢いをあげて、成長してきている。果たして、日本は成長しているのだろうか?

日本→企業→個人と依存先が変わってきている。他のものへの信頼感、安心感を感じることが減り、自分の力が及ぶ範囲のものに依存先がシフトしている。

日本的生き方であるならば、組織(集団)で行動することが主流である。これはアメリカになれば、個人で行動することがメインになる。これらを踏まえれば、生き方が外国風にチェンジしてきているとも捉えることができる。

個人の力が挙がれば、必然的に組織のレベルも上昇するものであろう。今この危機感を感じている状態のときにどれだけ個人が力をつけ、個人が力の限界を知ったときに、強固な組織を作ることができれば日本はきっとまだ明るい。

ここまで読んでいただきありがとうございます。 本と友達になります。