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山崎豊子「不毛地帯」凄まじい取材を行いながら書かれた。

山崎豊子「不毛地帯」(全5巻)は1週間で読んだ。3巻を読みながら、どうしたらこんなすごい小説が書けるのか、と書いたが、5巻を読み終えたわたしは圧倒され、想像もできなかったが。
図書館で「作家の使命、私の戦後」(山崎豊子自作を語る)を見つけて、それが信じられないないような凄まじい取材を行いながら書かれていったことを知った。連載期間5年、5千枚、登場人物2百名。極寒のシベリア、灼熱のサウジ、イランを訪れ、4日取材で3日執筆という過酷な生活だったという。
言葉もない。
こんなすごすぎる大作は、読書感想文の如きもの、わたしにはなにも書けない。