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愛鳥のブラック企業奮闘記 ~第11話 鬼軍曹のビンタ~

この奮闘記では、わたくし愛鳥がブラック企業で
無双状態になるまでの経緯
について、新入社員の
時から時系列にして説明していきます。

その目的は、あなたが、もしブラック企業で働く
ことになった場合に、

どのような地獄を見るのか
どのようにして苦難を乗り越えるのか
どのような武器が必要になるのか
どうすれば無双状態になれるのか

疑似体験して頂くことです。

つまり、このマガジンを定期的にご拝読頂く
ことで、仕事ができる人になるまでの過程を
疑似体験できるようになりますので、結果、
仕事ができる人になることが可能です。

仕事ができるようになれば、悩みがなくなり、
自由な時間を手に入れることも可能です。

それでは参ります。
ブラック企業へようこそ。


1.前回のあらすじ

時は2006年に遡る。
私は大手商社に就職。
だが、超絶ブラック企業であった。

入社して数日後に入社式が行われ、その後、
社長と経営層との懇親会が開かれた。

私は超絶お酒が弱く、すぐに酔いフラフラな
状態で経営層にビールを注いだので、不覚にも
こぼしてしまい、目をつけられてしまった。

その後、私たち新入社員は、すぐにお寺で
4泊5日の合宿をすることになり、この合宿で
ブラック企業の洗礼を受けることになる。

お寺に着いてからずぐに座禅をさせられ、
警策でどつかれ、夜中に起こされ、
また座禅でどつかれ、まだ夜明け前だと
いうのにみっちり掃除までさせられ、
やっと朝食が食べられると思ったら、
白ご飯とたくあん1枚のみ。

極めつけは、お坊さんの
「たくあんは、ご飯粒を掃除する用だから、
 最後に食え。」
の発言。

私は怒り狂い、いきなりたくあんから
食ってやったが、案の定、お坊さんに
バレてしまい、お坊さんから

「たくあんの食べ方を説明した後、
 すぐにたくあんを食べる確信犯よ!
 断じて許さん!
 
 お前はそれ以前に、すでに警策で
 3回も叩かれているんだ!
 たくあん抜きにしても、これも
 御社では、お前が始めてだ!

 根っこから叩き直して貰え!

と背水の陣。その後、挽回を図るが、
鬼軍曹のような講師に、声が出なくなるまで
あいさつの発声練習をさせられ、
「おはようございます」という言葉を聞いた
だけで、吐き気がしてしまう
ほど精神的に
追い込まれてしまった。

これぞブラック企業流、地獄の新入社員研修。
私たち新入社員は、いきなり戦場に放り込ま
れてしまった。
一体私たちはどうなってしまうのか。

2.鬼軍曹のビンタ

鬼軍曹のような講師による
地獄のあいさつ千本ノックが終わった後、
女性社員複数名がうずくまり泣いていた。

鬼軍曹のような講師のイメージです。

だが、女性社員の声は聞こえない。
声を出して泣くことさえできないくらい、
声が出なくなっていたのであった。

一言も発することなく目から涙をボロボロ
流す女性社員をみると胸が締め付けられる
ほど苦しい。

だが、私も同様に声が出ない。
「大丈夫?」の一言すらかけることが
できない自分が本当に情けなかった。

しかし、新入寮生の中には、全然平気そうな
男性社員も複数名して、その人は見るからに
体育会系で、「まだまだやってやるぞ!」と
闘志がみなぎっていた。

そいつらを見ていると、確かに、凄いと思う
けれど、「せめて泣いている女子社員に一言
ぐらいかけてやれよ!」
と苛立ちも感じた。

あいさつ千本ノックが終わってからすぐに、
また座禅をされられ、ただでさえヘトヘトな
私は、すぐに眠りにつき、お坊さんから

「またお前かああああああああああああ!」

と警策で睡魔が一瞬で吹き飛ぶほど思い切り
どつかれ、その後の昼食も、また白ご飯と
たくあん1枚のみで「またかあああああ!」
と怒り狂い、マジで憤死しそうになった。

そこからさらに、再び鬼軍曹による
あいさつ千本ノックが始まり、今後は、
お客様が来社されたことを想定し、
「いらっしゃいませ!」の発声練習との
ことだが、「もう声なんてでねーよ!」
って感じて私は声も出さずに堂々と
鬼軍曹を睨み倒していたら、鬼軍曹から

「なんだその目はああああああああ!
 なんだその態度はあああああああ!
 やる気がないなら帰れえええええ!」

と言われ、思い切りビンタされてしまった。

昨日からこの地獄の合宿が始まり、これまで
お坊さんから警策で4回どつかれている。
ただでさえ、お坊さんの警策でも死ぬほど
痛いのに、この鬼軍曹のビンタは、それを
遥かに凌駕し、あまりの痛さに私は気絶し
そうになった。

そんな私はしばらく声を発することすら
できずにいたが、その様子をみた鬼軍曹は
間髪入れずに

「おい!若造よ!
 やるのか!やらないのか!
 どっちなんだい!!!!!」

と問い詰めてくる。
この鬼軍曹のビンタを再び食らってしまうと
私は間違いなくこの世を去ることになるので、
とにかく私は必死に、

「やります!やります!
 もう二度とふざけた真似はしません!」

と言い、なんとか許してくれた。
その後、私は声が出ないにも関わらず必死で

「いらっしゃいませ!」

と言い続けた。

「もう鬼軍曹のビンタだけはゴメンだ!
 俺は死にたくない!」

と、とにかく私は必死で言い続けた。
そして、地獄のあいさつ千本ノックが終わり、
またすぐに座禅をすることになった。
だが、鬼軍曹にビンタされ、痛みに対する
レベルが上がったのか、また当然のように
お坊さんから警策でどつかれたのだが、
もう全然余裕で、今の私ならお坊さんの警策は
もう、そよ風にしか感じなくなった。

それほどまでに、この鬼軍曹のビンタは
強烈であったのだ。

そして、座禅が終わってから夕食をとることに
なったが、どうせまた白ご飯とたくあん1枚
のみだろと思っていたが、夕食な何とコロッケ
が1個追加
されていたのであった。

冷静に考えてみると、夕食が
白ご飯とコロッケ1個、たくあん1枚
のみって、むちゃくちゃ質素ではあるが、
当時、合宿で地獄をみている私にとっては、
この上ない喜びを感じた。
そして、そのコロッケは超絶美味しかった。

夕食後は、また鬼軍曹がやってきて、
今後は「ありがとうございました!」
のあいさつ千本ノックをされられた。

相変わらず大きな声は出なかったが、
だんだんこの地獄に慣れてきたのであった。

もちろん、鬼軍曹のビンタだけはゴメン
なので、声が出ないにしても全力で
「ありがとうございました!」と私は
言い続けたが、前よりも苦しみを感じなく
なった。

そして、翌日と翌々日も、座禅なり、
あいさつ千本ノックなり、全く同じ
メニューであったが、回数を重ねていく
うちに苦しみが少なくなり、むしろ、
周りの新入社員と励まし合いながら、
「皆んなと一緒に頑張るんだ!」
一体感を感じ、どんどんモチベーション
が上がっていったのであった。

そんな地獄の新入社員研修であったが、
私たちは遂に最終日を向かえたのであった。
詳しくは、次回の奮闘記で話していく。

3.今回の学び

理不尽な状況に慣れてはいけない。

今回は新入社員研修の話であるが、
普段の仕事でも全く同じ状況になって
しまっている人は多いのではないだろうか?

パワハラ上司による
激しい怒号、罵詈雑言、人格否定、
更に、サービス残業や休日出勤の強制。

始めこそ理不尽に感じていたはずなのに、
いつしか、そんな状況に慣れてしまい、
抗うこともせず、思考停止のまま惰性で
日々を送る。

確かに、精神的には強くなったかもしれない。

だが、自分の人生という大きな軸で捉えると、
こんな状況が幸せであるはずがない。

私の会社には、理不尽な状況に気が付けず
定年退職まで会社に搾取され続けてしまった
不幸な人だっている。

そんなブラック企業は最低な会社であるのは
言うまでもないが、自分の人生は自分で責任を
とるべきである。

理不尽な状況を脱出するには、自分が変わる
しかない。そうするには、常に自分自身の
当たり前を疑い、自分を客観視する
習慣を
身に着ける必要がある。

それを通して、自分自身の力で
真実は何なのかを見極めていくのである。

~第11話完~

最後まで読んで頂いた皆さんには、本当に感謝しかありません。

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私は無双仕事術で幸せを創造するプロです。
私のnoteでは、このような仕事の悩みを解決する方法や仕事ができる人になる為のノウハウを投稿しています。

また、無双仕事術、及び、私のSNS活動の最新情報は、X(旧Twitter)で投稿していますので、併せてご覧頂ければ幸いです。
https://twitter.com/shiawase_aichou

最後までご覧頂き、ありがとうございました。


今も仕事で悩み苦しんでいる方々が沢山います。昔の私も11年間、会社に搾取され続け、絶望の淵で泣いていました😭だからこそ、その辛いお気持ちは痛いほど分かります!あなたのサポートが私にとって今後のnote活動において精神的支柱となります🥹よろしければサポートをお願い致します🙇