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愛鳥のブラック企業奮闘記 ~第9話 新入社員地獄の合宿~

始めに

この奮闘記では、わたくし愛鳥がブラック企業で
無双状態になるまでの経緯
について、新入社員の
時から時系列にして説明していきます。

その目的は、あなたが、もしブラック企業で働く
ことになった場合に、

どのような地獄を見るのか
どのようにして苦難を乗り越えるのか
どのような武器が必要になるのか
どうすれば無双状態になれるのか

疑似体験して頂くことです。

つまり、このマガジンを定期的にご拝読頂く
ことで、仕事ができる人になるまでの過程を
疑似体験できるようになりますので、結果、
仕事ができる人になることが可能です。

【注意事項】
このマガジンで、私が価値提供できる範囲は
下図の赤文字範囲までとなります。

私はこの奮闘記で、仕事でお悩みの方が、
仕事ができる人になり、悩みがゼロになり、
自由な時間を手に入れるまでの範囲で、
価値提供させて頂きます。

ですので、副業の仕方ではなく、副業に挑戦
する時間創出のサポートまでとなりますので、
あらかじめ、ご了承ください。

それでは参ります。
ブラック企業へようこそ。


1.前回のあらすじ

時は2006年に遡る。
私は大手商社に就職。
だが、超絶ブラック企業であった。

入社して数日後に入社式が行われ、その後、
社長と経営層との懇親会が開かれた。

私は超絶お酒が弱く、すぐに酔い、
フラフラな状態で経営層にビールを注いだ
ので、不覚にもこぼしてしまった。

そのせいで、懇親会が終わった直後に経営層から

「新入社員諸君、今から君たちには○○寺で
 一週間、合宿してもらう。
 君たちの様子を見ていると、まだまだ学生
 気分のままでいるな。中には、酒をこぼす
 者もいた。

 君たちは今、どこにいるんだ!我が社だろ!
 そんな学生気分が抜けない君たちには、
 この合宿で徹底的に、我が社の社員としての
 心得を学んでもらう。覚悟しておくように!

と言われ、私は完全に目をつけられてしまった。

更に、経営層の言う合宿とは、お寺で4泊5日
の合宿であり、私たち新入社員はこの合宿で
ブラック企業の洗礼を受けることになる。

2.新入社員地獄の合宿

合宿先のお寺に着いたのは夕方で、
薄暗かったこともあり、その佇まいが
不気味に思え、さっきの経営層の言葉が
走馬灯の如く駆け巡る。

そして、お寺の中に入ると、お坊さんが
すぐに畳の大部屋へ私たちを案内し、
座禅を組まされる。

座禅とは、仏教の修行法の一つであり、
基本的には座布団に座り、掌を下にし、
まるを描くように右左の親指の先をつけ
腹式呼吸で精神統一を図るものである。

しかし、私の頭の中は、このお寺の
不気味さと懇親会で粗相した後悔と
脅しにも聞こえる経営層の言葉が
ぐるぐると駆け巡り、精神統一どころか
私は、ますます動揺してきた。

このように心を乱していく私を見抜いた
のか、歩いているお坊さんは私のところで
とまり、

「集中しろ!」

と言われ、警策と言われる棒で、私の肩を
思い切り叩いてきた。

警策(きょうさく、けいさく)は、坐禅の際に修行者の肩に打ちつけて、注意を与えたり、眠気を払ったりするために用いられる法具。引用元:『ウィキペディア(Wikipedia)』

びっくりするぐらい痛かったので、
さっきまで動揺していた感情が一瞬にして
お坊さんへの怒りの感情に変わった。

ブラック企業の経営層は

「君たちの様子を見ていると、まだまだ学生
 気分のままでいるな。」

と言っていたが、当時の私はまさしくその
通りであり、警策で叩かれた後、私は終始、
お坊さんを睨み倒していた。
もちろん、もう絶対に警策で叩かれたくな
かったので、お坊さんにバレないように
睨み倒し、お坊さんが近づいてきたら、
目を瞑り誤魔化していたのだが、また、
お坊さんは私のところでとまり、

「またお前か!集中しろ!」

と言われ、再び私は、警策で思い切り叩かれ
てしまった。これには参ってしまい私の感情
は怒りから恐怖へと変わっていった。

そんな中、ようやく座禅が終わり、お坊さんから

「今日の合宿はこれで終わりだ。
 早く寝ろ。明日は早いぞ。」

と言われ、私たち新入社員は布団を敷き、
言われるがままにすぐに寝た。

そして翌日、お坊さんが持ち運び式の鐘を
思いっきり叩きながら、

「おい朝だ!起きろおおおおお!」

と大きな声で私たちを起こしたのだが、
まだ、夜中であり

『どこが朝なんだよ!』

と突っ込みたくなったが、そんな私の
気持ちを置き去りにしたまま、起床して
すぐに座禅を組まされることになった。

寝起きのままの座禅のため、私たち
新入社員は睡魔との戦いを強いられ、
私は玉砕し、お坊さんに

「またお前か!寝るなああああ!」

と怒られ、警策で昨日以上に思い切り
叩かれ、思わず叫びそうになった。

そして、夜明け前に座禅が終わり、
すぐにお寺の掃除をされられた。
掃除をしている最中に日が昇り、
すっかり朝となった。
その日は快晴で良い天気となったが
昨日から座禅でどつかれまくった
私の心は全く晴れることはなかった。

掃除が終わった後、ようやく朝食に辿り
着けたのだが、その待ちに待った朝食は、
まさかの白ご飯とたくあん1枚のみで、
むちゃくちゃげんなりした。

座禅でどつかれ、夜中に起こされ、
また座禅でどつかれ、まだ夜明け前だと
いうのにみっちり掃除までさせられ、
やっと朝食が食べられると思ったら、
白ご飯とたくあん1枚のみって、
私は憤死してしまうのではないか、
と思うぐらい内心怒り狂っていた。

しかし、お坊さんは、更に憤死寸前の私を
追い詰める。急に紙を配りだし、

「食べる前に読め」

と言いだし、私たちは朝食を食べる前に
お経を唱えることになった。
私の声は怒りに震えていた。

そして、やっとやっと白ご飯とたくあん1枚
のみの朝食を食べられるようになったのだが、
ここでもお坊さんがとんでもないことを
言い出す。

「たくあんは、ご飯粒を掃除する用だ。
 ご飯を食べ終えてから、そのお椀にお茶を
 注ぎ、たくあんでお椀を掃除し、そのお茶
 を飲み終えてから、最後にたくあんを食え。
 絶対に音を立てるな。

もう完全に心が折れ、不貞腐れてしまった私は

『坊主よ!やかましいわ!関係あるかい!』

と心の中で言葉を発し、私はお坊さんの言う
たくあんルールを無視して、いきなりたくあん
から食べ始め、思わず

「ボリ!!」

と音を響かせてしまった。
もちろん、お坊さんはそのたくあんの音を
聞き逃さなかった。そして、お坊さんは
ブチ切れる。

「たくあんから食べたのは、誰だああああ。」

果たして、私はお坊さんにバレてしまうのか。
そして、私はこの後、どうなってしまうのか。
詳しくは、次回の奮闘記で話していく。

3.今回の学び

ビジネスでは、想定外の事態でも心を乱さず、
冷静に対処
していくことが求められる。

今回の奮闘記では、合宿中に、
座禅でどつかれ、夜中に起こされ、
また座禅でどつかれ、まだ夜明け前だと
いうのにみっちり掃除までさせられ、
やっと朝食が食べられると思ったら、
白ご飯とたくあん1枚のみ。
更に、食前のお経とたくあんの食べ方を
命令され、当時新入社員の私は、
不貞腐れてしまった話である。

ここで大切なのは、第三者目線で俯瞰し
事実のみに着眼していくこと
である。

当時の私の話だけでは、お寺でお坊さんに
理不尽なことをされたと主張しているだけ
であるが、果たしてお坊さんは私に嫌がらせ
をしたいと思い、このような言動に及んだ
のだろうか?

第三者目線で考えると、お坊さんは嫌がらせ
なんかしなさそうですよね。

つまり、お坊さんは新入社員研修の一環として
私の会社に頼まれたので、私たち新入社員に
このような精神を鍛える修行を行ったのである。

また、当時の私の感情は抜きにしても、
今の時代にこのような修行を新入社員に受け
させるのは良いことだとは言えない。

このように第三者目線で考察していくと、
お坊さんの立場、会社の立場、新入社員の立場
と三つの視点
で考えていく必要がある。

普段の仕事でも、今回の奮闘記のように
思わず理不尽に感じてしまうような想定外の
出来事は必ず起きるだろう。
だが、仕事ができる人は、どのような状況で
あっても常に相手目線で物事を考えることが
できる
ので、心を乱さず冷静に対処し、周りと
比べ圧倒的な成果を上げることができるのだ。

~第9話完~

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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最新情報は、X(旧Twitter)で投稿しています
ので、併せてご覧頂ければ幸いです。
https://twitter.com/shiawase_aichou


今も仕事で悩み苦しんでいる方々が沢山います。昔の私も11年間、会社に搾取され続け、絶望の淵で泣いていました😭だからこそ、その辛いお気持ちは痛いほど分かります!あなたのサポートが私にとって今後のnote活動において精神的支柱となります🥹よろしければサポートをお願い致します🙇