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マーケティング課題を一番多く抱えているのは当のマーケターかもしれない!?

マーケティングの課題を一番抱えているのは誰でしょうか。経営者でしょうか。商品担当者でしょうか。いや本業のマーケターかも…?


新サービスをはじめてみた

弊社ではこの度「クワシーノひろば」というサービスをリリースしました。今回はそのサービスを始めるに至ったいきさつと、我々コンサルのプライシングと営業活動のさじ加減のジレンマ、みたいなところを語ってみます。

さて新サービス「クワシーノひろば」はオンライン上でマーケティングに関しての専門家のアドバイスを月額固定費(いわゆるサブスク)で気軽に受けられるサービスです。SlackやLINE、Zoomなどを活用してプランごとに設定した回数の範囲で我々クラシノのスタッフがご相談に回答します。マーケティングにおける御社専属の「顧問」を定額で、しかも基本オンラインなので低価格でやりますよ、というもの。

マーケティング課題と解決方法のミスマッチ

このサービスの着想は、私たちの営業活動において頻繁に感じていたミスマッチがきっかけでした。
マーケティングもインターネットも、業界を取り巻くキーワードは横文字も多く、専門的に扱っていないと分かりづらい内容ばかりだと思います。多くの事業者さんにおいて、サービスや製品を広めていくためにはそういった分かりにくいマーケティング分野にも挑まなければならない、といった状況が多くあるのだろうと思います。

そういう状況で、ひとまずネットで検索して出てきた広告屋さんに相談して検索広告をやってみた、とか、SNS広告をやってみたなどということが有り得るでしょう。運良く良いパートナーが見つかったり、その結果施策がうまく行ってしっかりと売上を立てられている事業者もいらっしゃると思います。ですが、これがそうカンタンにうまくいくわけでもないというのがまたよくある話で。本当の課題ととった施策のミスマッチ、もしくは予算配分のミスマッチ、などが考えられます。

広告を出すほどお金はないとか、なるべく自分たちで出来ることは自分たちでやりたいから専門的なアドバイスだけして欲しいというお話もよく聞きます。実際、私のところに「とりあえずどうしたらいいんだろう?」という類の相談くることがものすごい多いのですよね。

そもそも課題は何なのか

マーケティングの悩みというのはそもそもが何が課題なのかという整理がついてない事が多い。状況を整理して解決すべき課題を見つける、優先順位をつける、ということがマーケティングの要諦だったりする。こうした「ふわっとした悩み状態」において、ボランティアで相談に乗りつづけるわけにもいかないですし、そこがまさに我らのビジネス領域でもあるのでどこかで対価をいただかなくてはならない。かといって、通常われわれのサービス・業務はある程度の規模感を前提にしてリソースを配置するのでお見積りもある程度の規模感が前提になってくる…。

今までだと可能な限り提案もしながら同時にアドバイスもして、"今後必要になったらお声がけください"といった感じでお話をしていたのですが、その1回のやり取りですっかり問題が解決することもあり、本当にちょっとしたことなんだよなと思うシーンがあります。経験豊富な担当者が話を聞くと、すぐに課題が見抜けてそれがしかも意外と解決カンタンな問題だった、みたいなことですね。

我々の価値と営業上のジレンマ

なので、気軽に頼っていただいてお役に立てたら嬉しいと思う反面、そういう際の都度の対応を「営業コスト」としてとらえるのに限界はあるし、そもそも知見・経験があるからこそすぐに課題が見抜けるという我々の価値を、カンタンな問題だったからというだけでタダ売りするのもどうかと思うし、いやカンタンな問題だけでなく「難しい問題」についても取り組む定期的なお付き合いになったらいいなという下心で頑張っていることは否定しないし、かといっていきなり「お見積させてください」という出方でいくのも先方の現在の懐具合としてはおそらく無理があろうと感じられる場合の、ジレンマ…。

もう少しオープンに、我々にとっても相手方にとっても気軽に相談ができる機会・場を作れないものかなと考えていました。
これが着想のきっかけです。

マーケティングサービスをマーケティング

当初、割としっかりとSNS的な機能開発をして広げていこうと思っていた時期もあったのですが、幾人かに話を聞いていくと、ニーズとしてマーケティングの専門的なアドバイスや課題解決方法をいちばん欲しがっているのは当のマーケターたちなのではないか(ネット上でプログラミングについての相談を一番しているのはプログラマーであるように)、経営者や事業担当者はそれがマーケティング課題であることにすら気がついていないのではないか、などなど、自分が見えていた課題認識とは違う意見も多数見られました。法人特化型のサーベイ調査なんかも行いマーケットニーズを探っていったのですが、

・ニーズは確かにありそう
・だがニーズが「顕在化」した人たちはそこまで多くはないかも

こういったところは分かってきました。
ということで一旦、さっさとサービス作ってスモールスタートしてみよう、ということで始めてみたのが「クワシーノひろば」なわけです。

当面は、新規提案の際に対面でサービス紹介しながら導入を促す、などで運用してみようかなと思っています。

「クワシーノひろば」をこんな方に!

クラシノではデジタルマーケティングの"伴走支援"を強く打ち出しており、施策の範囲に因われない幅広い支援を行っておりますが、今まで拾いきれなかった"ふわっとした相談段階"や”ちょっとしたこと”の顧客ニーズに対応できるサービスだと考えています。

マーケティングをどこから手を付けてよいか分からない方には御社の指南役として、ある程度ご経験された企業様にはちょっとした壁打ち相手として、或いはセカンドオピニオン的にご利用いただくなど、いろいろと活用の方法はあるのかなと想像しています。中小企業様や、新規事業、プロジェクト単位のマーケティング課題においてお力になれれば…。もちろん手持ちの案件で悩み中のマーケターの方にも使ってほしいです。

税理士や弁護士みたいな「顧問」としてなりたっているビジネスって世の中にありますが、マーケティングの「顧問」ってありそうであまり聞いたことないですよね。定額プランといいましたが、都度払いプランもご用意しましたし、御社のマーケティング顧問として、クラシノをお気軽にお抱えくださいませ、という体でございます。

いっそ無料の「質問ひろば」もございますので、まずはそちらからでも!
(無料コーナーでまたジレンマが発生するかどうかはあとで考えます)
サービス内容について話をきいてみたいという方も、ご遠慮なくお問い合わせください。
「クワシーノひろば」をよろしくお願いします!


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