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本紹介 『ディスコ探偵水曜日』

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 舞城王太郎『ディスコ探偵水曜日』(新潮文庫刊・書影は同社HPより)


 主人公ディスコ・ウェンズデイは迷子専門の探偵。東京都調布市で6歳の少女山岸梢と暮らしている。ある日、梢の体内に未来から来た17歳の<梢>が侵入した。そして体を乗っ取られて追い出された6歳の梢がいる場所は、<パイナップルトンネル>。さらに侵入してくる14歳の<島田桔梗>。そしてパイナップルトンネルでは、ミステリー作家三田村三郎の謎死が……しかも、パイナップルトンネルの謎を追う数々の名探偵たちの推理と自殺!?パイナップルトンネルの建物の構造、星座、神話…次々と出てくる名探偵たちの推理と、数々の間違い。『すべての物ごとに意味がある』と思っているディスコと、『文脈を読みすぎるんじゃねえぞ、探偵』と水星C。推理を間違えると箸を目に刺されて死んでしまうという恐怖の中、運命は意思を生み、意思は運命を生んだのであった。

『この世の出来事は全部運命と意思の相互作用で生まれるんだって』
 <エセスネインピナー>を追い求めて…自分の気持ちを追って…すべては、梢のために。子供たちのために………

 次元を超えて繰り広げる舞城王太郎の超大作で最高傑作、『ディスコ探偵水曜日』、是非読んでみてください!


※なお、この本はただいま絶版となっております。電子図書で入手できますので、そちらもご確認ください。


今週からいよいよ本紹介再開!今後も毎週水曜日に投稿予定ですので、お楽しみに!note・Twitterのフォローもぜひお願いします。(総務部)

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