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子どもの成長を「見守る」ということ

note110日目。
今日は子どもの成長を「見守る」ことについて。

私の息子は1年ほど前からタップダンスを習っている。
今日はその発表会だった。

私は息子が実際にタップダンスをしている姿を今日初めてみた。
正直とても驚いたし、感動した。
リズムは正確にとれていて、複雑な動きも出来ている。
表情に若干の硬さはあるが、緊張は感じられない。

先月あったドラムの発表会では、リズムが途中でズレてもすぐに修正しながら堂々と演奏していたし、今日のタップダンスの発表会でもリズムが狂うことなく、堂々とダンスを披露していた。
後から聞くと、どちらも本人はすごく緊張したらしい。
でも、それを見せないように振る舞ったという。

息子は去年までは発表会に出るのを頑なに拒否していたし、前の学校では学習発表の練習で泣いたことがあるくらいだ。

知らない間に、難しいリズムをドラムでもタップダンスでも出来るようになっていて、かつ気持ちの面でも自分で緊張をうまくコントロール出来るようになっていた。

こんなにも息子が成長していたなんて日常生活の中で気づかなかった。
息子の様子をみて、ああこの子は私の手を離れていく日もそう遠くはないだろうなと感じた。
と同時に、私は自分がちゃんと子どもの成長を見守ることが出来ているんだと実感することが出来た。

というのも、今までは勉強にしても他のことにしても、息子の現状レベルを推測し、サポートが必要な部分に関しては、先回りをして手を打ってきた。
でも、ドラムとタップダンスは違った。
息子がドラムもタップダンスも自分でやると決めたことを、楽しそうに続けているからそれを尊重してきた。

私にはドラムもタップダンスもわからない領域だから、先回りすることなんてできなかった。

それが良かったのかもしれない。

冷静に考えたら、親が先回りしない方が子どもは成長するというのは、当たり前のことなのだが、なかなか先回りはやめることができない。
だから、これからは私が先回り出来ない領域で、子どもの好奇心をくすぐるものを見つけていけるといいなと思う。

先回りしないことが「見守る」だということに今日気づくことが出来た。

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