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3つの幸せな偶然。

どうも、しぶあつです。

皆さんは、今の自分に至るまでにどんな「偶然」を積み重ねてきましたか?

今回のnoteでは以前に書いた自己紹介よりもちょっと深く、私が今の自分にたどり着くまでを書いた濃い目の自己紹介(というか自分語り)です。

はじめに

私、現在エンジニア採用担当をさせてもらっているわけですが、
サービスのディレクション経験はあれど、自分でコーディングしてプロダクト開発はしたことがありません。そんな私がエンジニア採用に携わり、日々を楽しめるようになっているのはいくつかの偶然が生んだ結果なのです。

以前のnoteでは、「めぐり合わせ」と表現しましたが、人生めぐり合わせの連続です。
今の自分を5年前から想像出来ていた人って世の中にどれだけいるのでしょう。野球のイチロー選手やサッカーの本田圭佑選手など、学生時代から海外で活躍する自分を思い描き、それを実現させてきた人がいる事は事実です。
しかし、私はそれが出来ないタイプの人間です。

そんな自分の人生をこちらのnoteでは紹介させてもらいます。

「へぇ、この人はこんな感じで人生過ごしてきたんだ」くらいに一原体験例としてご笑覧くださいませ。

最初の偶然

元々、社会人最初の会社として選んだのが人材サービスの会社でした。
(就活の話はまた別の機会に...)
ここで一つ目の偶然が生まれます。
配属されたのが、
「人材紹介事業部キャリアコンサルタント エレクトロニクスグループ」でした。

このグループは、「電気電子及び組み込み関連の技術者の転職相談に乗り、転職希望者のネクストキャリアに向けた求人と技術・業界動向について情報提供を行い、転職の支援を行う」ことがミッションでした。

電気電子及び組み込み関連の技術...って何だ…?!?!
全っ然わかりません(笑)
かろうじてこんなヤツかな?くらいの理解です。

専門用語も本当に厳しい…。
制御?
FPGA?
半導体?
電気回路?
組み込み?
リアルタイムOS?
プロセスエンジニア?

しかもこれらの情報を理解した上で、名だたるメーカー/SIerで活躍している20代~50代のエンジニアの方々の転職相談に乗って技術・業界動向の情報を提供するですと?

22歳、経済学部出身者にとっては、スパイシーすぎる社会人スタートです。

配属後半年間は転職相談の時間の度に付け焼刃の知識を見抜かれてしまわないかと汗が止まらず、求職者の方の前で机に汗の池を垂れ流し続けたものです。

当然、最初は無知を見抜かれていたとも思います。
ただ、だからこそ悔しかった。
だって、せっかく忙しい中、次に自分が進むべき道を照らしてもらえるようなプロのアドバイスを聞きに来たつもりが明らかに無知な若造が汗池作りながらしどろもどろに話をするのですから。

「絶対に後悔しない転職の支援を実現したい。」
「自分が担当になったことが良かったと思ってもらえる人でありたい。」
「転職希望者の方にとって道標のような存在でありたい。」

こう腹をくくって、勉強しまくりました。
転職希望者の方から事前に送られてくるレジュメを隅々まで読み込み、書いてある単語とその意味、技術的な用途、その技術は今生きてる技術なのか?現在の企業からのニーズは?相関性の高いこれから来る技術は?等

転職相談の中で求人の紹介なども行うわけですが、50~100件近い候補となる求人を準備し、どんな転職理由からどんな転職先希望についてのお考えをお持ちか?提案はどんなことをする?ということを10パターン近くを想定しそれに合いそうな企業求人を頭の中で描けるよう準備します。

当時の教育担当(元メーカー系エンジニア)並びに諸先輩方の業務時間の半分を自分が独占していたのではないかというくらい質問しまくりました。

こんな感じで転職相談を繰り返していく中で、少しずつですがエンジニアの方の話が理解できるようになったり、技術トレンドが理解できるようになりました。
最初は単語を聞いただけで思考停止し、汗ダラダラだった私が普段あまり目にすることがない技術や所属企業特有の取り組みなどを聞いていくうちにワクワクするようになっていくのです。人は本当に変われるもんだと今振り返っても思います。
転職相談にお越しいただいた方から感謝してもらえたり、ご友人の紹介をいただけたりしたのもこの頃からでした。
やはり、学ぶことを純粋に楽しんでアウトプットするようになっている方が成果につながりやすいのかもしれません。

その後も求人をいただいている企業様の会社や工場の見学、CEATEC JAPAN等に顔を出させていただく中で、レジュメとインターネットの中でしか見たことがないものが目の前にあることに感動しきりでどんどん「技術」の話を聞くことが好きになっていき、充実した毎日を送ることが出来ていたと感じます。

この偶然により≪技術の話を聞いて楽しめる≫スタンスを身に着けることが出来ました。

二つ目の偶然

そして、そんな中、現職への転職です。
前職の同期だった友人から「新規事業の立ち上げできる人を探してるから来ないか?」というお誘いをもらいます。リファラル採用ってやつです。

これまでの転職支援経験を活かしつつ、業界にインパクトを与えることが出来る大変価値のある事業であると考え、二つ返事で転職を決めます。

当時、ビジネスサイド2名、エンジニア3名の体制で事業を立ち上げており、そこに入るわけですが、
・ITの知識全然ない!(転職相談に乗れる程度は身に着けていましたが深くなかった)
・入社3か月で当時の上司辞める、さらにその半年後に一人辞めて入社一年経たずしてビジネスサイドの最古株になるというベンチャー丸出しな状況を経験します。
こちらも刺激的な経験を積ませてもらいました。
今でこそ笑い話ですが、当時は転職しくじったと本気で思いました(笑)

しかし、この偶然のおかげで権限と責任を与えられ、「入社一年目なんで(テヘペロ)」みたいな甘っちょろい思考は粉砕され「俺がやらねば誰がやる!」という状況に追い込まれます。

業務で用いるため、自分自身もSQLを体得したり、Webエンジニアや技術に関する理解ができねばディレクションなんて出来ないなとプログラミング に触れてみたり、そこから派生して算数/数学やり直したり、開発の流れを理解するためにスクラム開発の本を読んだり、開発会議に参加してプランニングポーカーやって工数感覚養ったり、エンジニアの実業務に直接触れられて楽しかった。
はじめは「一緒にはたらく仲間のために貢献したい」と考えて始めたことでしたが、今では自分が一番学ばせてもらっていたし、楽しませてもらっていたなと振り返ります。ここで大きな実績(4000%成長)をあげられたことも非常に良かったと思っています。

この偶然により、≪実務の中で活きている技術≫を体感します。

三つ目の偶然

「人事に異動しませんか?」

そして、ついに現在の採用業務に携わることとなります。

異動時期のタイミングが重なり、最初は新卒向けの研修を設計・運営を行うことから人事の業務を開始します。
そして、さらに既にいた人事のエンジニア新卒採用担当者の退職があったり、2018年からは中途採用担当者の退職もあり、新卒中途両方のエンジニア採用担当を兼務し、今に至っています。

異動してからは、本当に毎日経験したことがないことの連続です。
面談面接に同席したり、自分の経験していない部署はどんな感じで働いているのか知るために一日ずつ席ごと部署巡ったり、自社のエンジニアはどんなこと考えてるのかと飲み会に顔だしたり。
未経験人事だから当たり前の行動なわけですが、これらの行動のおかげで会社を多角的に見て、これまで以上に会社が好きになれたと自負しています。
何よりも自社で働くエンジニアたちのことが誇らしく大好きになりました。

そして、これまでの二つの偶然のおかげで今現在も何とか成り立っており、最近では、「元エンジニアかと思いました」なんて嬉しい声がけをしてもらえるようにもなってきました。

この偶然により、≪技術を楽しんでいる人そのものを好きになる≫ことを体感することができるようになったかと思います。

3つの幸せな偶然

このnoteのタイトルには、あえて「幸せな」偶然と記載しました。

偶然というのは自分の意思ではどうすることもできません。
・配属ガチャ
・玉突き異動
・尊敬していた人の退職
・やむを得ぬ家庭の事情
・突然の会社の方針転換 等々

しかし、その偶然を自分の人生を一歩「幸せ」に進めるためのものにするか人生を停滞させる「不幸せ」なものにするかは自分捉え方一つ。

こうして振り返ってみれば、「よくやったもんだ」と思いながらも振りかかる偶然の中から、
≪技術の話を聞いて楽しめる≫
≪実務の中で活きている技術≫
≪技術を楽しんでいる人そのものを好きになる≫

これらの考えを身に着けることができたことによって、
「技術の話が大好き人事 しぶあつ」が出来上がっています。

この偶然をネガティブに受け取り、悲観して、ふてくされていれば本当は何かを得れる場にいても何も得ずに時間だけを消費してしてしまう。
日々発生する偶然を「ポジティブに選択する」イベントと前向きに捉え、将来の自分の糧にしていく。そして、そんな選択を振り返った時に、「悪くないじゃん」と思えるよう、『偶然』を『幸せな偶然』に進化させながら自分自身も進化していきたいなと思うのです。

長くなってきたので、今日はこのへんで。
目の前の「偶然」に悩む人にとって、ちょっとだけ背中を押せるようなnoteになっていたら嬉しいな、という思いを込めて。
最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も素敵な偶然に出会えたらうれしいな♪

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