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渋谷のラジオの惑星(小原信治)火曜21:00〜

2024年4月23日(火)21:00-21:50放送
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パーソナリティー 小原信治(放送作家)
五島夕夏さん@goto_yuuka
岩崎夏海さん
大塚芙美恵さん
「渋谷の絵本」

西村 和子 編「マグリットのはてな?」(おはなし名画をよむまえに)
マグリットの過酷な経験の上に描かれた名画、その重さと裏腹につけられた軽妙なタイトルが面白い、3,4歳におすすめの絵本です。
鳩でできた雲なのか 雲でできた鳩なのか 絵は気軽に見ていいもの、何もわからないうちから見せる方がいいものと分かる本。
藤子不二雄の「すこしふしぎ」に近く、想像力を膨らませる本です。
芸術に触れる最初の一歩として絵本はいいですね。

小林賢太郎 著「カキワリの劇場」 ハリネズミが松の木になったり、同じ形でも模様を買えると違う絵に見える、劇作家の小林さんらしい、発想を刺激するような本です。”「自分のことがきらいだ。変わりたい」と考えている男が、まよいこんだ劇場”ー変わりたい自分、変わる自分、変わってしまった後の自分についても考える内容です。

谷川俊太郎 文 松本大洋 絵「かないくん」 子どもの頃に遭遇してしまった同級生の死をきっかけに、主人公が年老いても答えが分からないまま、死ぬって何だろう?という事をテーマにした絵本。
小原さん自身は、桜を見るたびに死んだ方へ思いをはせ、この本と出会ったそうです。
死は老いてからではなく、もっと身近にいつでも考えていいのかもしれません。
若い年代には死の情報が数無く、触れる機会を遠ざけがちな日本の現状からも、珍しい作品です。

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