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タイムトラベルで母親を救え!【ホラー映画を毎日観る人】(318日目) 「ハロウィン•キラー!」

「ハロウィン•キラー!」(2023)
ナナッチカ•カーン監督

◆あらすじ
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1987年、ノースバーノンで起きた凄惨な殺人事件。16歳の女性3人が犠牲となり、その体には16箇所の刺し傷があったことから覆面の殺人鬼は“スウィート16ティーンキラー”呼ばれていた。そして35年後、再び事件は起こる。
母親パムを殺害されたジェイミーは犯人から命を狙われるも友人が製作していたタイムマシーンに偶然逃げ込み1987年にタイムトラベルしてしまう。ジェイミーは未然に事件を防ぐべく、その時代のパム達と協力し犯人を捕まえようとする。
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今月アマゾンプライムから配信されたオリジナル作品です。

“覆面の殺人鬼”“過去に戻り母親と再会”
などおそらく「スクリーム」や「ファイナルガールズ 惨劇のシナリオ」からインスパイアされた設定やシナリオで荒削りな部分もありましたが面白かったです。

アクションシーンもかなり凝ってるしコメディ要素も多いので誰が見ても楽しめる作りになっています。

“学生が作ったタイムマシーンでタイムトラベル”

は設定として流石に無理があるかもしれませんが 基本コメディ展開なのでそこまで気になりませんでした。
(作っている友人がめちゃくちゃ天才の変わり者とかだったらもう少しすんなり入ってくるかもしれません)

タイムトラベルするシーンも非常に凝っていて
見ごたえがあります。

過去ではWi-FiやDNA鑑定の意味が通じなかったり、今では考えられないくらい危険な体育の授業があったりといわゆるジェネレーションギャップが非常に面白いですし、それに対してジェイミーが「完全にコンプラ違反だわ」とボヤくのも今っぽくて良かったです。

主演のキーナン・シプカ

ジェイミーが過去に来て、事件を阻止しようとしたことで運命が変わり死ぬ順番や場所が変わるという展開は非常に面白いです。事件を解決した結果、今の時代で様々なことが変わっていたというのも遊び心があって良かったです。

過去でジェイミーに協力してくれたアメリア(タイムマシーン作った子)の母親は過去にジェイミーと事件を解決したことは覚えているのにジェイミーの両親など他の人達は何も覚えていないというのが少し引っかかりました。タイムマシーンの研究ノートにメモしていたからジェイミーのことを思い出したということなんでしょうか。

覆面の無機質な感じが逆に怖くて好みでした。

肝心の殺人鬼の正体はあまり意外性がなく、一周回ってそいつかよ!?みたいなタイプの驚きもなかったです。ぽっと出のそんな重要でもない登場人物が「何かあった時のためにパパから持たされたの」というセリフと共に大鎌や拳銃で殺人鬼を撃退する流れも個人的にはあまりハマりませんでした。
根暗オタクのラーチがもっとストーリーに関わってくるのかなと思いましたが全体的に登場人物が多すぎてひとりひとりが薄まったように感じました。

過去の母親との共闘は激アツです。

日本語吹き替えはファイルーズあいさん、日笠陽子さん、諏訪部順一さん、堀内賢雄さん、伊瀬茉莉也さんとかなりの豪華キャストなので吹き替え版オススメです。


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