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至極の一本【ホラー映画を毎日観る人】(251日目)「インシディアス」

「インシディアス」(2011)
ジェームズ・ワン監督

◆あらすじ
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ルネとジョシュは3人の子供と共に新居に引っ越してきた。しかし住み始めてからすぐにおかしな現象が頻発し、ついには長男ダルトンが屋根裏の梯子から落ちて頭をぶつけてしまう。幸い大きな怪我はなく一安心かと思ったのも束の間、翌日からダルトンは昏睡状態に陥り、医師からも原因不明と診断される。この家を不気味に思ったルネ達はすぐに引っ越すもダルトンの様態は変わらない。家にいた”何か“はこの家族についてきてしまったのだった。
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これはもう文句のつけようがないです!
今までに見たホラー映画の中でもトップクラスに面白かったです!

そもそも「ソウ」の監督のジェームズ・ワン氏と脚本のリー・ワネル氏の最強タッグ、そして「パラノーマル・アクティビティ」のオーレン・ペリ氏が製作を担当していてつまらなくなるわけがないです。

よっぽど自信がないと予告でこれは言えないです

前半のしっとりとした不穏な雰囲気から一転、後半は“家族の絆と霊の大盤振る舞い”という緩急の付け方が絶妙で、冒頭からさりげなくあちこちに伏線を張っているのも本当に上手いです。
ラストもなんとなくわかっていたとはいえ、
「頼む!このまま何事もなく終わってくれ!」という願いもむなしく後味の悪い終わり方で最高でした。

登場人物達のキャラも非常に良く、特に霊媒師エリーズと部下のスペックスとタッカーのキャラが良すぎてスピンオフ作って欲しいくらいです。
自然電磁波の探知や特殊なスコープで霊を発見したり、霊が見えるエリーズがリアルタイムで特徴を言ってそれをスペックスがイラストにするというのも面白かったです。

ダルトンの魂と交信するためにエリーズがガスマスクみたいなゴツいヘッドギアのような物を被るシーンは絶対にギャグだろ!と突っ込みたくなりますが全登場人物が大真面目にやっていて作中屈指の名場面となっています。

これ本当に意味わかんなくて面白いです

タッカー役のアンガス・サンプソン氏は絶対にどこかで見たことあると思ったら「モーガン・ブラザーズ」の弟の方でした。(画像右)

この映画も面白かったです。

霊のクオリティも出し方も非常にレベルが高いし、家族の絆や心理描写の見せ方が本当に素晴らしいです。ホラー映画たくさんあって何見たらいいかわかんない!という方やオススメのホラー映画を聞かれる機会がありそうな方にももってこいの一本です!

ちなみに作中の落書きで「ソウ」シリーズのビリー人形も描かれているのでそれを探しながら鑑賞するのも楽しいと思います。

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